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霞間ヶ渓公園から池田山 [伊吹山地]


 本日、以前より登りたいと思っていました岐阜県池田町の池田山に行ってきました。
 今回の山歩きの開始地点は桜で有名な霞間ヶ渓(かまがたに)公園です。公園には駐車場、キャンプ場その他等が整備されています。
 天気のよい日曜日ということもありまして、公園到着時の駐車場の車の数はかなり多かったです。

 5月27日  晴れ

駐車地0→1:10焼石神社1:13→1:16ハンググライダー離陸場1:18→1:34森の駅→
1:45池田山山頂1:52→1:58森の駅 2:06→2:18昼食休息地2:43→3:18駐車地

往復平面距離  10.83km

往復沿面距離  11.08km

累積標高    905m


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 GPS軌跡


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 登山口近くにある案内板
 この横が池田山登山口で、標識が設置されています。
 登山道は全般に広くてよく整備されています。危険個所少なく適度な勾配で快適に歩くことができました。


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 フェンス扉
 案内板から230mほど進んだところにあります。開閉して通過します。


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 登山道の様子
 気温が高く、汗だくになって登りました。


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 車道に合流 道路サイドの広場
 この地点から先は道路上を歩いたり横断したりすることが多くなります。


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 焼石神社

 参拝したあと境内を出て車道を170mほど歩くと右手に展望所があります。
 ここにはハンググライダー、パラグライダー等の離陸場があります。運よく離陸を見ることができました。


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 ハンググライダーの離陸
 ここから先、車道や池田の森の山道を歩き進みました。


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 タニウツギ

 やがて 森の駅 に着きました。


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 森の駅
 森の駅前の道路対面に進入禁止の標識がありました。


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 進入禁止標識
 私はこの標識を見て『登山者はここから入れないのだな。もっと向こうに登り口があるのだろう』と思いそのまま車道を進んだところ、森の駅のご主人がうしろから「登山口はこっちだよー」。
 進入禁止標識は、マウンテンバイク等の車両進入を禁止するためのものだったのですね。歩行者は進入OKです。声かけ有難うございました。


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 6月1日より維持管理協賛金200円徴収 の告知板
 あと数日ですね。ぎりぎり無料で入山することができました。


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 池田山・山頂三角点


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 山頂展望台
 周りの檜林が成長しているので、残念ながら展望はよろしくありません。

 折り返して森の駅で少し休息することにしました。
 たくさん汗をかきましたので、アイスキャンディーを買って食べました。冷たくて甘くおいしかったです。


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 森の駅敷地のベニドウダン

 下山の道中で電波塔付近に良い木陰がありましたので、そこで昼の食事休息をしました。


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 休息地付近から北方の展望
 霞んでいてあまり遠望が良くなかったのですが、かろうじて花房山の向こうに能郷白山を見ることができました。

 食事休息のあと順調に降り進みました。開始から3時間18分後、おかげさまで無事今回の山歩きを終えることができました。









ウラジロと生節 [その他]


 本日5月25日の中日新聞三重板に「生節芳し 夏の香り」という見出しでカツオ生節の記事が載っていました。
 その記事の中に「…カツオをシダ類のウラジロなどとともに一時間ゆでた後…」という一節がありました。
 多くの方々にとりましては特別に注目すべきというほどの記事ではなかったと思いますが、私にとっては長年心の中にあった?が解けた特別な記事でありました。
 といいますのは、先月にアップした「往古川 下見」の中で「…四十代に仕事で来たり…」と書きました。
 そのときのことです。私は往古川右岸にいました。仕事をしていたとき左岸から数名の登山装束の方々が来られて私の前を通り過ぎようとしました。
 私は挨拶をして「今から登山ですか?」と尋ねると「いいえ違います。これからウラジロを採りに行きます」と返答がありました。
 私はそのとき用途について聞かなかったのですが『さて、正月ではないし何に使うのだろう?』と思い、それがそのまま今日まで心の片隅にあったわけです。
 で、ついにその謎が本日の新聞記事でめでたく解けたというお話です。
 ちなみにネットで検索してみたところ、その商店では魚の臭み消しのためウラジロの他にテンダイウヤクを加えてゆでるそうです。

 どうでもいいような私のちょっとした話を書きました。失礼いたしました。


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 ウラジロ













それでもイブキザサは生き残る [その他]


 5月18日に竜ヶ岳のイブキザサについて「このままですと、あと数年で笹が無くなってしまうかもしれません」と書きました。
 異論のある方々もおられると思いますが、私は鈴鹿における笹原の衰退は、90%以上鹿の食害(笹を食べるのは鹿だけではありません)によるものと考えています。
 その理由は、衰退エリアでは必ずといっていいほど鹿の大増殖・大集団を見てきたからです。
 たぶんイブネに始まり、その後 霊仙、御池、藤原、釈迦、仙・野登、入道 その他等の笹原がほぼ消滅しました。
 それなりにイブキザサの笹原が残っているエリアは、竜、御在所・鎌、雨乞 くらいかもしれません。
 これらの残存エリアでも、現在の消滅エリアでかつて生じた笹枯れ末期と同様、鹿の大増殖・大集団を見るようになっています。
 ですので、あと1~2年とはいいませんが、このままですと(何らかの停止要因がなければ)ほぼ10年以内に鈴鹿のイブキザサ群落は消滅してしまうであろうと思っています。
 
 以上ですが、現在のところ私は鹿を憎んでいるとかそのような感情を持っているわけではありません。かわいくて愛らしい動物だと思っています。
 しかし、ある意味において気持ちは少し複雑です。笹(およびその他のシカに食べられる植物)も遺伝子を持った生き物なんだし、食物連鎖とはいえあまりの一方的な減少に危惧を感じます。しぶとく生き抜いて将来的にまた繁茂してくれないでしょうか?
 また林業その他等鹿による被害を受けている方々様に同情します。私がその立場になればなんらかの防衛策をとるでしょう。
 どうすればよいのだろうかと時々考えたりしますが、提案できるような名案が思い浮かばないのが残念なところです。
(5月23日加筆修正)


 さてタイトルのように、それでもイブキザサは消滅エリアにおいて細々と生き残っています。矮小化して生きていたり、他のものにたまたま守られていたりします。

 イブネで生き残っているイブキザサ
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 鹿の苦手なアセビに守られている 2013年


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 上のイブキザサのアップ 2013年


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 佐目峠割れ石の隙間に守られて生きている 2013年


 かつて存在した笹原
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 鈴北岳山頂少し下の笹原(御池岳山頂方面を見る) 1992年


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 高室山山頂付近の笹原(遠望は御池岳) 1992年


 鹿はショウジョウバカマを食べますので、このごろは下の写真のような大群落を見ることができません。
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 ショウジョウバカマの群落(高室山) 1992年









竜ヶ岳・シロヤシオ ぎりぎり間に合った [鈴鹿北部]


 今朝の新聞地方版で「竜ヶ岳のシロヤシオの開花ピークが過ぎ、今週いっぱいが見ごろ」という記事を読みました。
 明日は午後から晴れそうですが強風が吹きますのでいっきに散るでしょう。ならば今日が見ごろの最終日です。
 早速見に行ってきました。


 5月18日  曇り

石槫峠0→0:45竜ヶ岳山頂→1:00治田峠・宇賀溪・竜ヶ岳・分岐→1:14竜ヶ岳山頂→1:51石槫峠


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 石槫峠・登山口


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 重ね岩


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 竜ヶ岳山頂


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 竜ヶ岳・北面


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 治田峠・宇賀溪・竜ヶ岳・分岐


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 シロヤシオ1


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 シロヤシオ2


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 シロヤシオ3


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 シロヤシオ4と鹿の群れ


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 シロヤシオ5


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 ピンク系シロヤシオ


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 ピンク系シロヤシオ


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 落花


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 ツツジ


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 ヤマツツジ


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 タニウツギ


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 鹿の群れ

 一部写っていませんが、この集団で50頭くらいです。他にも各所で見かけました。
 このままですと、あと数年で笹が無くなってしまうかもしれません。
 写真のとおり土だけの裸地が出現しています。






板取 新深山トンネル西口~平家岳・美濃平家岳 往復 [奥美濃・両白山地]


 5月5日、美濃側登り口~越前の平家岳間を往復してきました。
 ルートは送電線巡視路で、歩行に際しあらかじめネット上の山行記録等を参考にさせていただきました。有難うございます。
 当日はさわやかな五月晴れのなか、思いっきりロングコースを楽しむことができました。
 

 5月5日  快晴

駐車地0→2:00三角点(1373.6)2:05→2:22P1439→2:41美濃平家岳分岐点→
2:52P1413→3:10電力会社の小屋3:32→4:01平家岳・面谷・川浦渓谷方面分岐点→
4:09井岸山→4:19平家岳4:34→5:14電力会社の小屋→5:42P1413→
5:53美濃平家岳分岐点→6:02美濃平家岳→6:09美濃平家岳分岐点→6:30P1439→
6:43三角点(1373.6)→7:49駐車地

平面距離  18.48km
沿面距離  19.18km

累積標高  2002m


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 GPS軌跡

 自宅から登山口の新深山トンネル西口まで約133km、かなりの長距離です。
 今回も長良川堤防道路を走り、岐阜市から国道256号線→県道52号線→川浦谷林道と進みました。
 連休期間中ではありましたが道中の交通はスムーズでした。ちょうど3時間のドライブで登山口に着きました。付近の道路サイドの広いところに駐車させていただきました。


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 登山口の新深山トンネル西口付近
 写真左手に写っている黄色の電力会社表示板が登山口の目印です。登山用の標識は設置されていません。
 出発してすぐに急登でジグザグ道が続きます。はじめは植林、その後広葉樹の中の急勾配道です。二つ目の送電鉄塔を過ぎたあたりから勾配が緩んで歩きやすくなります。


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 ブナの美林


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 標高960m付近の凹地
 広い凹地で少し湿っています。

 アップダウンを繰り返しながら順調に上り進んでゆくと標高1250~1260m付近で左手の展望が開けます。


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 稜線付近のヒノキ

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 標高1250m付近から能郷白山方面を見る


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 部子山(ヘコサン)・銀杏峯(ゲナンポ)も雪の白峰が綺麗でした。


 1373.6m三角点のピークには鉄塔があります。そこで補給のため小休止しました。
 三角点から先しばらく下り進むと二重山稜になり、凹地には雪がありました。


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 二重山稜の残雪
 ここからジグザグの登りがしばらく続き、のちやや緩くなって前半の最高点P1439に到達します。
 その後少し下ると、標高1400m前後の道がP1413まで続きます。


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 P1439少し先から 美濃平家岳(中央)を見る
 木々の丈は低く、ブナやダケカンバ等が混交しています。


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 美濃平家岳 登り口
 ピンクテープが目印です。帰りに立ち寄ることにして美濃平家岳西山腹を前進しました。


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 美濃平家岳を振り返り見る
 左近景が美濃平家岳で、右手にP1439が見えます。

 尾根上からは白山が見える区間があります。その右手に北アルプス方面も見えるはずですが、春霞のためか見ることができませんでした。


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 P1413から 平家岳 を見る
 ここからは平家岳の山頂部だけが見えていて大部分は手前の井岸山です。右手の山はP1420です。
 P1413から標高差200m余りの長い下りがはじまります。


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 下りの道中から 平家岳 を見る
 先ほどと同様、平家岳は山頂部だけ見えています。中央下部に電力会社の小屋が見えます。


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 電力会社の小屋
 ここでちょうどよい時間になりましたので、小屋前の広場で食事休息させていただきました。
 小屋の標高は1220mほどですが、周りはダケカンバが多いです。
 休息して元気が出てきたところで、平家岳山頂を目指してまた歩きはじめました。


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 残雪の上を歩行


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 平家岳・面谷・川浦渓谷方面分岐点
 手前が面谷方面、左手が電力会社の小屋経由川浦渓谷方面、右手が平家岳方面 に至る三叉路です。


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 井岸山の稜線から 平家岳 を見る
 鞍部から平家岳山頂方面に伸びる直線路が見えます。

 直線路は花の道、まるで花壇の中を歩いているようでした。カタクリが多く咲き別天地にいるような気分でした。


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 平家岳山頂、三角点
 やっと到着。片道約9kmの長い道中でした。
 少し休息したあと大展望を楽しみました。


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 白山アップ 


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 中央が白山、左に赤兎山、経ヶ岳 等


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 右から 経ヶ岳、荒島岳、銀杏峯・部子山 等


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 姥ヶ岳、能郷白山 等
 姥ヶ岳、能郷白山間の手前に屏風山が見えます。その他 蕎麦粒山、金糞岳、伊吹山、近隣の奥美濃山稜が見えます。


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 近隣の奥美濃山稜を見る
 伊吹山の左手遠くに心眼で鈴鹿の山も見えるような?
 アルプス方面は霞んで見えませんでしたが、素晴らしい大展望を満喫できました。

 展望を楽しんだあと折り返して、来た道を戻りました。
 帰りに美濃平家岳山頂に立ち寄ることにしていましたので、ピンクテープ目印のところからチシマザサの藪を漕いで山頂に向かいました。
 山頂台地までの斜面には踏み跡があります。しかし台地の肩から先は踏み跡がありませんので高そうなところを目指して笹藪を歩きます。


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 美濃平家岳山頂付近
 チシマザサやダケカンバ、ブナ、その他 の小木に囲まれた山頂です。最高点の3mほど先、立木の少し高いところにテープが巻き付けられており、その上に木製の標識があります。道中で唯一見た山の標識でした。
 木に登れば若干の展望があって滝波山の写真が撮れるかもですが、今回はやめました。

 このあと上下行を繰り返しながら順調に降り進みました。

 開始から7時間49分後、おかげさまで無事今回の山歩きを終えることができました。



 標高1100m以上の道中では開花した花々が多く、目を楽しませてくれました。今後開花する蕾も多くあり、花の季節がしばらく続きそうです。


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 シャクナゲ


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 コブシ


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 ミツバノバイカオウレン


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 イワナシ


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 フデリンドウ


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 カタクリ


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能郷・此金谷ゲート前登山口 から 能郷白山 [奥美濃・両白山地]


 4月30日、能郷谷コースで能郷白山に登ってきました。
 このコースを歩いたのは約10年ぶりで、前回はゴールデンウィークの5月初めでした。ゲートが設置されて間もなくのころだったと思います。
 今回も同じくゴールデンウィークになりました。前回を思い出し比べてみますと今回の方が若干雪が少ないように感じました。

 さてこのコースは今の時期、ネット上でかなりの記事がアップされております。私もそれらの記事を参考にさせていただいて今回の準備をしました。
 それならば「同じようなもんだからあえて書く必要もないだろ」という気もします。しかし+α程度の写真等情報提供ができるかもしれません。

 4月30日  晴れのち曇り

駐車地0→0:02ゲート→0:48旧登山口→1:20林道出合1:25→2:17前山の横→2:41鞍部2:45→3:15山頂神社3:45→3:47能郷白山・山頂3:48→5:19旧登山口→5:44駐車地

平面距離  16.73km
沿面距離  17.25km

累積標高  1548m


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 GPS軌跡

 家から登山口までの道順 
 自宅→山の手ルート→多度→長良川堤防道路→県道23号→国道157号→登山口駐車場の順路で走りました。距離は約120kmです。
 長良川堤防道路は主要道と立体交差で信号が少ないです。自動車専用道路のような感じで快調に走れたため、登山口までの所要時間は約2時間45分でした。


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 此金谷にかかる橋手前のゲート
 ゲート手前の駐車場が満車でしたので、下の駐車場に駐車させていただきました。

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 林道・水流横断箇所
 上の旧登山口までに数ヶ所あります。1ヶ所だけ渡り石がガタガタ動いて不安定なところがあります。


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 旧登山口よりも少し下の林道から対岸に滝が見えます


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 旧登山口 
 能郷白山・開山1300年、開山祭のぼり旗があります。
 ここで林道歩きが終わります。林道から地道の登山路に入ってすぐに渡渉点です。


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 渡渉点
 ロープを両手でつかみ、鉄管の上をカニのように横歩きして渡りました。日によって状況が変わるかもしれません。

 渡渉後は急勾配の道が続きます。新緑のブナ林が綺麗です。


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 新緑のブナ林


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 林道出合
 ここは標高約1000m地点です。能郷谷の雪渓と前山が見えます。


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 林道出合から能郷谷の雪渓と前山方面を見る
 林道出合から先はますます急勾配になりますが、能郷白山南尾根に達すると少し勾配が緩くなります。
 南北尾根上はやや疎林で標高1200mあまりからブナに混じってダケカンバが見られるようになります。


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 前山付近から 磯倉、能郷白山 を見る


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 残雪の南尾根と能郷白山


 前山の西肩を過ぎて標高を徐々に下げてゆくと、同じくらいの標高の鞍部を2つ越えます。
 2つ目の鞍部少し手前で水流の落下音が聞こえてくるようになります。融雪期に目立つ白谷源流の滝音です。


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 雪渓下端から流れ落ちる白谷の滝

 北の鞍部からしばらく上るとまたちょっとした鞍部を越え、雪斜面の登りになりました。


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 雪斜面1


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 雪斜面2
 ここから右手に進み雪斜面を登ると、能郷白山山頂です。
 どういうわけか私は神社方面に進みました。ネット情報ではアイゼン必要なしでしたが、ステップカットの少ない神社方面は自分でカットしなければならず、少し緊張しました。


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 能郷白山、山頂神社
 早速参拝というところなのですが他の方々が社のところで休息されてましたので、私は空いたところで先に食事休息をさせていただきました。

 食事のあとカタクリの花や周りの風景を撮影し、神社参拝をしました。
 30分ほど休息したあと山頂に向かいました。

 当日の遠望はあいにくの曇りで今一つでした。


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 山頂神社と磯倉方面を見る


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 前山方面を見る


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 能郷白山・山頂

 このあと下山にかかりました。帰りの道中は登りで撮影をパスしていた花々を撮影しながら降りました。

katakuri.jpg  

 カタクリ


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 コブシ


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 ショウジョウバカマ


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 イワナシ


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 イワウチワ


 山頂から駐車地までの所要時間が1時間56分と、かなり短くなっています。これは登山道の状況が残雪区域や泥濘地以外は比較的良好で、テンポよく下ることができたためと思われます。林道もいつものように低速ジョグで降りました。

 開始から5時間44分後、おかげさまで無事今回の山歩きを終えることができました。








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