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板取 新深山トンネル西口~平家岳・美濃平家岳 往復 [奥美濃・両白山地]


 5月5日、美濃側登り口~越前の平家岳間を往復してきました。
 ルートは送電線巡視路で、歩行に際しあらかじめネット上の山行記録等を参考にさせていただきました。有難うございます。
 当日はさわやかな五月晴れのなか、思いっきりロングコースを楽しむことができました。
 

 5月5日  快晴

駐車地0→2:00三角点(1373.6)2:05→2:22P1439→2:41美濃平家岳分岐点→
2:52P1413→3:10電力会社の小屋3:32→4:01平家岳・面谷・川浦渓谷方面分岐点→
4:09井岸山→4:19平家岳4:34→5:14電力会社の小屋→5:42P1413→
5:53美濃平家岳分岐点→6:02美濃平家岳→6:09美濃平家岳分岐点→6:30P1439→
6:43三角点(1373.6)→7:49駐車地

平面距離  18.48km
沿面距離  19.18km

累積標高  2002m


heikedake-hokouzu.jpg
 GPS軌跡

 自宅から登山口の新深山トンネル西口まで約133km、かなりの長距離です。
 今回も長良川堤防道路を走り、岐阜市から国道256号線→県道52号線→川浦谷林道と進みました。
 連休期間中ではありましたが道中の交通はスムーズでした。ちょうど3時間のドライブで登山口に着きました。付近の道路サイドの広いところに駐車させていただきました。


heike-junshiro-ent.jpg
 登山口の新深山トンネル西口付近
 写真左手に写っている黄色の電力会社表示板が登山口の目印です。登山用の標識は設置されていません。
 出発してすぐに急登でジグザグ道が続きます。はじめは植林、その後広葉樹の中の急勾配道です。二つ目の送電鉄塔を過ぎたあたりから勾配が緩んで歩きやすくなります。


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 ブナの美林


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 標高960m付近の凹地
 広い凹地で少し湿っています。

 アップダウンを繰り返しながら順調に上り進んでゆくと標高1250~1260m付近で左手の展望が開けます。


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 稜線付近のヒノキ

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 標高1250m付近から能郷白山方面を見る


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 部子山(ヘコサン)・銀杏峯(ゲナンポ)も雪の白峰が綺麗でした。


 1373.6m三角点のピークには鉄塔があります。そこで補給のため小休止しました。
 三角点から先しばらく下り進むと二重山稜になり、凹地には雪がありました。


kubochi-2.jpg
 二重山稜の残雪
 ここからジグザグの登りがしばらく続き、のちやや緩くなって前半の最高点P1439に到達します。
 その後少し下ると、標高1400m前後の道がP1413まで続きます。


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 P1439少し先から 美濃平家岳(中央)を見る
 木々の丈は低く、ブナやダケカンバ等が混交しています。


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 美濃平家岳 登り口
 ピンクテープが目印です。帰りに立ち寄ることにして美濃平家岳西山腹を前進しました。


minoheike-and-p1439.jpg
 美濃平家岳を振り返り見る
 左近景が美濃平家岳で、右手にP1439が見えます。

 尾根上からは白山が見える区間があります。その右手に北アルプス方面も見えるはずですが、春霞のためか見ることができませんでした。


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 P1413から 平家岳 を見る
 ここからは平家岳の山頂部だけが見えていて大部分は手前の井岸山です。右手の山はP1420です。
 P1413から標高差200m余りの長い下りがはじまります。


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 下りの道中から 平家岳 を見る
 先ほどと同様、平家岳は山頂部だけ見えています。中央下部に電力会社の小屋が見えます。


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 電力会社の小屋
 ここでちょうどよい時間になりましたので、小屋前の広場で食事休息させていただきました。
 小屋の標高は1220mほどですが、周りはダケカンバが多いです。
 休息して元気が出てきたところで、平家岳山頂を目指してまた歩きはじめました。


zansetsu.jpg
 残雪の上を歩行


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 平家岳・面谷・川浦渓谷方面分岐点
 手前が面谷方面、左手が電力会社の小屋経由川浦渓谷方面、右手が平家岳方面 に至る三叉路です。


heikedake.jpg
 井岸山の稜線から 平家岳 を見る
 鞍部から平家岳山頂方面に伸びる直線路が見えます。

 直線路は花の道、まるで花壇の中を歩いているようでした。カタクリが多く咲き別天地にいるような気分でした。


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 平家岳山頂、三角点
 やっと到着。片道約9kmの長い道中でした。
 少し休息したあと大展望を楽しみました。


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 白山アップ 


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 中央が白山、左に赤兎山、経ヶ岳 等


kyou-arashima-genanpo.jpg
 右から 経ヶ岳、荒島岳、銀杏峯・部子山 等


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 姥ヶ岳、能郷白山 等
 姥ヶ岳、能郷白山間の手前に屏風山が見えます。その他 蕎麦粒山、金糞岳、伊吹山、近隣の奥美濃山稜が見えます。


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 近隣の奥美濃山稜を見る
 伊吹山の左手遠くに心眼で鈴鹿の山も見えるような?
 アルプス方面は霞んで見えませんでしたが、素晴らしい大展望を満喫できました。

 展望を楽しんだあと折り返して、来た道を戻りました。
 帰りに美濃平家岳山頂に立ち寄ることにしていましたので、ピンクテープ目印のところからチシマザサの藪を漕いで山頂に向かいました。
 山頂台地までの斜面には踏み跡があります。しかし台地の肩から先は踏み跡がありませんので高そうなところを目指して笹藪を歩きます。


minoheike-top.jpg
 美濃平家岳山頂付近
 チシマザサやダケカンバ、ブナ、その他 の小木に囲まれた山頂です。最高点の3mほど先、立木の少し高いところにテープが巻き付けられており、その上に木製の標識があります。道中で唯一見た山の標識でした。
 木に登れば若干の展望があって滝波山の写真が撮れるかもですが、今回はやめました。

 このあと上下行を繰り返しながら順調に降り進みました。

 開始から7時間49分後、おかげさまで無事今回の山歩きを終えることができました。



 標高1100m以上の道中では開花した花々が多く、目を楽しませてくれました。今後開花する蕾も多くあり、花の季節がしばらく続きそうです。


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 シャクナゲ


kobushi.jpg
 コブシ


mitsubanobaikaouren.jpg
 ミツバノバイカオウレン


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 イワナシ


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 フデリンドウ


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 カタクリ


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