SSブログ
伊吹山地 ブログトップ

中津尾根コースから金糞岳、白倉岳 [伊吹山地]


 6月2日、伊吹山地の金糞岳・白倉岳に登ってきました。
 金糞岳に登るときは、いままで小森口、連状口等からでしたが、今回は初めて中津尾根取付の白谷口から登りました。
 
 6月2日  晴れ

駐車地0→0:18白谷口登山口0:23→0:46林道交差点・小森口→
1:25林道交差点・連状口→1:52小朝頭1:57→2:07岐阜県側への降り口・分岐→
2:37金糞山山頂2:40→3:02白倉岳→3:27金糞岳山頂→
3:50岐阜県側への降り口・分岐→3:54岐阜県側登り口→4:03鳥越峠4:20→5:05駐車地

平面距離  17.31km

沿面距離  17.61km

累積標高  1220m


kanakuso-GPS-kiseki.jpg
 GPS軌跡


chuushachi-hukin.jpg
 出発地の林道分岐点
 長浜市の高山キャンプ場入口から鳥越林道を上ってゆくと、標高530m余りのところに林道分岐点があります。その付近の道路サイドは広くなっていて駐車可能です。
 地形図上では、実線の林道が白谷口登山口までつながっています。

 分岐点付近に駐車させていただいたあと早速準備をして出発、道幅の狭い林道を降って行きました。
 しかし鋭角に左折して少し進んだところで林道はなくなっていました。どうもかなり以前に山抜けしたようです。そこから先は藪化しており進むのにかなり苦労しました。


rindou-yabu.jpg
 藪の中を進む


shiratanikuchi-tozanguchi.jpg
 白谷口登山口
 登山口の横には小さな取水用のダムがあります。普通の林道ならば7~8分ほどで到着できるはずですが、ここまで来るのにかなりの時間を要しました。

 登山口からしばらくは山腹道で、のち尾根の掘割道になります。落枝が多くて足にからみやすく歩きにくい道です。
 またマダニがたくさんズボンに付着しますので対策が必要です。


nakatsu-one-michi-1.jpg
 掘割道
 中径木ではミズナラが多く、小木としてはシロモジやリョウブ等が多いです。


koajisai.jpg
 掘割に多いコアジサイ

komori-kuchi.jpg 

 林道交差点・小森口

 林道を横断した先の尾根も掘割道がしばらく続きます。
 この辺りで見られるドングリの木々が少し興味深いです。葉はミズナラですが樹皮がミズナラではなくコナラに近い。ひょっとしてフモトミズナラ(モンゴリナラ)と呼ばれている樹種かもしれません。
 高度を上げてゆくとやがて尾根上は林道になります。


nakatsu-one-michi-2.jpg
 林道を進む


renjou-kuchi.jpg
 林道交差点・連状口
 連状口の駐車場はほぼ満車になっていました。

 連状口からはそれまでと植生が少し変わってブナが多くなりナナカマドも見られるようになります。雪が多いためかブナの葉は大きいです。標高1000mを越えたところにユズリハの小群落がありました。


koasa-top.jpg
 小朝頭
 ここで補給休息しました。
 ここにある標識の標高表示1081mは、他の方々が指摘されているようにどうも違うようです。地理院の値は1122mを表示しています。


gifu-gawa-orikuchi.jpg
 岐阜県側への降り口・分岐(帰路撮影)
 ここから山頂までの登りは標高差260mほどですが、結構きつく感じました。


kenkyou-buna.jpg
 美しいブナ林


akamono.jpg
 アカモノ


nanakamado.jpg
 ナナカマド


taniutsugi.jpg
 タニウツギ

 山頂南東にある展望地からの眺めが素晴らしかったです。


somugi-nougouhakusan-houmen.jpg
 蕎麦粒山、能郷白山、平家岳、洞の天井 等を見る
 残念ながら白山は雲にかくれていました。


heikedake-houmen.jpg
 平家岳、洞の天井、小津の山々 等を見る


bungen-ibuki-houmen.jpg
 貝月山、奥伊吹、ブンゲン、伊吹山 等を見る


kanakuso-top.jpg
 金糞岳山頂
 数枚の写真を撮ったあと白倉岳に向かいました。


ibuki-f-shirakura-one.jpg
 伊吹山、鈴鹿の山、琵琶湖 等を見る
 白倉岳に向かう尾根は、木々の丈が低く展望が素晴らしいです。


shirakura-top.jpg
 白倉岳山頂から金糞岳を見る
 ここで折り返しました。腹が減ってシャリバテ気味になりましたが、ポカリを飲んでしのぎました。
 金糞岳山頂~岐阜県側への降り口・分岐~岐阜県側登り口と進んで鳥越林道に降り、右折してしばらく歩き鳥越峠に着きました。


gifu-gawa-nobori-kuchi.jpg
 岐阜県側登り口


torigoe-touge.jpg
 鳥越峠
 ここで補給休息をしました。
 数分後ヒルクライマーさんが到着。自転車乗りさんとしばらく自転車談義をしました。
 17分ほど休息したあと、いつものように低速ジョグで鳥越林道を降りました。


 山歩き開始から5時間05分後、おかげさまで無事今回の山歩きを終えることができました。












霞間ヶ渓公園から池田山 [伊吹山地]


 本日、以前より登りたいと思っていました岐阜県池田町の池田山に行ってきました。
 今回の山歩きの開始地点は桜で有名な霞間ヶ渓(かまがたに)公園です。公園には駐車場、キャンプ場その他等が整備されています。
 天気のよい日曜日ということもありまして、公園到着時の駐車場の車の数はかなり多かったです。

 5月27日  晴れ

駐車地0→1:10焼石神社1:13→1:16ハンググライダー離陸場1:18→1:34森の駅→
1:45池田山山頂1:52→1:58森の駅 2:06→2:18昼食休息地2:43→3:18駐車地

往復平面距離  10.83km

往復沿面距離  11.08km

累積標高    905m


ikedayama-GPS-kiseki.jpg
 GPS軌跡


ikeda-annaiban.jpg
 登山口近くにある案内板
 この横が池田山登山口で、標識が設置されています。
 登山道は全般に広くてよく整備されています。危険個所少なく適度な勾配で快適に歩くことができました。


kemonoyoke-tobira.jpg
 フェンス扉
 案内板から230mほど進んだところにあります。開閉して通過します。


ikeda-tozandou.jpg
 登山道の様子
 気温が高く、汗だくになって登りました。


douro-gouryuu-hiroba.jpg
 車道に合流 道路サイドの広場
 この地点から先は道路上を歩いたり横断したりすることが多くなります。


jinja-1.jpg

jinja-2.jpg
 焼石神社

 参拝したあと境内を出て車道を170mほど歩くと右手に展望所があります。
 ここにはハンググライダー、パラグライダー等の離陸場があります。運よく離陸を見ることができました。


ririku-1.jpg

ririku-2.jpg
 ハンググライダーの離陸
 ここから先、車道や池田の森の山道を歩き進みました。


taniutsugi.jpg
 タニウツギ

 やがて 森の駅 に着きました。


mori-no-eki.jpg
 森の駅
 森の駅前の道路対面に進入禁止の標識がありました。


shinnyuu-kinshi.jpg
 進入禁止標識
 私はこの標識を見て『登山者はここから入れないのだな。もっと向こうに登り口があるのだろう』と思いそのまま車道を進んだところ、森の駅のご主人がうしろから「登山口はこっちだよー」。
 進入禁止標識は、マウンテンバイク等の車両進入を禁止するためのものだったのですね。歩行者は進入OKです。声かけ有難うございました。


ijikanri-tatehuda.jpg
 6月1日より維持管理協賛金200円徴収 の告知板
 あと数日ですね。ぎりぎり無料で入山することができました。


ikeda-sankakuten.jpg
 池田山・山頂三角点


ikeda-sanchou-tenboudai.jpg
 山頂展望台
 周りの檜林が成長しているので、残念ながら展望はよろしくありません。

 折り返して森の駅で少し休息することにしました。
 たくさん汗をかきましたので、アイスキャンディーを買って食べました。冷たくて甘くおいしかったです。


beni-doudan.jpg
 森の駅敷地のベニドウダン

 下山の道中で電波塔付近に良い木陰がありましたので、そこで昼の食事休息をしました。


nougouhakusan.jpg
 休息地付近から北方の展望
 霞んでいてあまり遠望が良くなかったのですが、かろうじて花房山の向こうに能郷白山を見ることができました。

 食事休息のあと順調に降り進みました。開始から3時間18分後、おかげさまで無事今回の山歩きを終えることができました。









伊吹北尾根周回 [伊吹山地]

 6月14日  曇り後晴れ


さざれ石公園駐車場0→0:30笹又・畑フェンス前駐車場→1:11尾根上→
1:24静馬ヶ原→1:48休息地2:14→2:45御座峰→3:05大禿山→3:30国見岳→
3:56国見峠3:59→5:27川合→6:40古屋6:44→6:59さざれ石公園駐車場

歩行距離 27.56km



 伊吹北尾根の夏の花々を見たくなりましたので、笹又から北尾根を周回してきました。前半は曇り空で、麓では一時雨が降りましたので、天気が心配だったのですが、予報どおり、午後からは次第に雲が取れて、好い展望を楽しむことができました。

 今年は花の当たり年のようですが、虫の当たり年でもあるようです。木の枝からぶら下がった毛虫の多さには、びっくりしました。


sazare-p.jpg
 出発地の さざれ石公園駐車場

 駐車場から谷沿いの道を登ってゆくと、しばらくで有名な「さざれ石」に到着します。


sazareishi.jpg
 さざれ石


sazareishi-setsumei.jpg
 現地に設置されている説明板の説明文(クリックすると読める大きさになります)

 この先、登山道は時々林道と交差します。林道の方が勾配が緩くて、歩きやすいので、後半は林道を歩きました。笹又上部の畑はフェンスで囲まれていて、上の駐車場の手前には「これから先は、許可なく車両や歩行者の通行を禁止します」という立て看板が設置されています。登山者は入ってもよいようですが、今回はフェンス横の刈り払われたところを歩いてゆきました。フェンスサイドが新しい登山道なのかもしれません。この辺り、熊が時々出没するそうなので、フェンスがあれば、安心して農作業ができるかな、と思いましたが、熊や猿なら、簡単にフェンスを越えてしまうかもしれません。


hyoushiki.jpg
 立て看板



tobira-ue.jpg
 畑最上部のフェンスと扉



sasamata-mori.jpg
 登山道下部の森林
 下部は成長した二次林ですが、稜線に近くなると低木の疎林や草地が多くなります。


one-kara-sasamata.jpg
 稜線から笹又方面を見下ろす


suihei-michi.jpg
 伊吹山ドライブウェー下の水平道
 水平道では風が強くて、少し寒さを感じました。


ibuki-kitaone.jpg
 水平道から、これから歩く伊吹北尾根を見る


smgh.jpg
 静馬ヶ原

 静馬ヶ原で右折して、伊吹北尾根に入りました。北尾根は、低木林や高木林、ぬかるみ道や石灰岩だらけの道など、表情が様々で、変化を楽しめます。1149m峰北の適地で食事休息をしました。


kitaone-mori.jpg
 北尾根の森



gozamine-top.jpg
 御座峰に到着

 この付近から毛虫が多くなり、木の枝からぶら下がった毛虫を避けきれなくなってきました。


oohage-yama.jpg
 御座峰北から 大禿山を見る

 この見通しの良い稜線は、現在、ヤマツツジが見ごろですが、7月に入ると、また違った花を楽しむことができます。が、7月の稜線歩きは暑すぎますので、熱中症には要注意です。


oohage-top.jpg
 大禿山山頂から国見岳方面を見る


kunimi-top.jpg
 国見岳山頂標識 
 あまり山頂らしくないところですが、切り開きからは好展望です。


ibuki-fr-kunimi.jpg
 国見岳山頂から、伊吹北尾根、伊吹山方面を見る
 北尾根の向こうに見えている鍋底形の山は、霊仙山かなと思っていたら、御池岳でした。


ikeda-fr-kunimi.jpg
 国見岳山頂から 池田山方面を見る

 国見岳山頂台地北端からの眺めも素晴らしいです。


kai.bun-fr-kunimi.jpg
 山頂台地北端から、ブンゲン、貝月山(右)方面を見る


kai.nou.gon-fr-kunimi.jpg
 山頂台地北端から、貝月山、能郷白山、権現山、花房山、雷倉、槍ヶ先方面を見る

 北端から先は、はじめ歩きにくいところがありますが、植林帯に入ると歩きやすくなります。


kunimi-touge.jpg
 国見峠



ibuki-fr-kt.jpg
 国見峠付近から伊吹山を見る

 ここから折り返してピストンでもよいのですが、国見林道の被災状況と復旧工事の進捗状況を知りたかったので、周回することにしました。




H1.jpg
 ①


H2.jpg
 ②


H3.jpg
 ③


H4.jpg
 ④

 写真以外にも、山抜け寸前箇所等がありますので、完全復旧はかなり先になりそうです。復旧工事のお兄さんから「帽子に毛虫が付いていますよ」と指摘してもらいました。道路上は毛虫が多く、相変わらず、木の枝からは毛虫がぶら下がっていました。


kemushi.jpg
 帽子に付いた毛虫 



kitaone-fr-nakayama.jpg
 春日中山付近の県道から 御座峰等、伊吹北尾根の峰々を見る



huruya.jpg
 古屋の三叉路
 三叉路横の神社でお参りしました。
 右折して500m余りで、長かった道路歩きもようやく終わりとなりました。

 出発から6時間59分後、おかげさまで無事、さざれ石公園駐車場に帰着することができました。


 本日見た花々や果実の一部


karamatsusou.jpg
 カラマツソウ


taniutsugi.jpg
 タニウツギ


kanokosou.jpg
 カノコソウ


simotsuke.jpg
 シモツケ


nikkoukisuge.jpg
 ニッコウキスゲ


koajisai.jpg
 コアジサイ


momiji-ichigo.jpg
 モミジイチゴ


 ニッコウキスゲの花を期待していたのですが、生育地に着いてもほとんど見当たりませんでした。調べて見ると、生育地斜面は踏み荒らされており、蕾や咲いた花径が折り捨てられていました。ひどい状態になっています。大禿山近くの稜線上で、一頭の鹿と出合いましたが、どうでしょうか。危険な急斜面には残っていますが、稜線から見えるところは、一茎を除いてほぼ全て折損していました。いずれにしましても困ったことです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 


夏の終わりも花いっぱい、伊吹山 [伊吹山地]

 8月29日  晴れ後曇り


三之宮神社前登山口0→1:01伊吹山5合目(休息2分)→1:48伊吹山山頂(休息6分)→
(山頂部撮影周遊)→3:07伊吹山山頂(食事休息24分)3:31→4:29三之宮神社前登山口


jinja.jpg
 登山口付近の三之宮神社(下山時撮影)

 25日夕方から28日にかけては、初秋の風吹く爽やかな天気だったのですが、本日は無風または弱い東風で陽射しが強く、夏が戻ってきたような天気になりました。
 歩き始めて1合目を過ぎたら、強い陽射しと気温の高さで汗が滝のように流れ始め、オーバーヒート状態になりました。いつものペースで歩けば、ぶっ倒れること間違い無しと思われたので、スピードを緩めました。


inu.jpg
 一合目の犬

ibuki.jpg
 5合目から山頂方面を望む

 とにかく暑く、途中抜いていった方々もかなりバテている様子でした。登山道脇のカワラナデシコやフウロ等の花々が、疲れで消耗した心を癒してくれました。


yamatotakeru.jpg
 伊吹山頂、日本武尊像

ibuki-sanchi.jpg
 山頂付近から北の山々を望む
(手前右から国見山、虎子山。後ろ右から貝月山、ブンゲン、左端は金糞山)

ryouzen.jpg
 南の霊仙山方面は霞んでいました

ibuki-sankakuten.jpg
 伊吹山山頂三角点

 山頂で少し休息した後、本日楽しみにしていた晩夏の花々撮影のため、周遊路を反時計回りに周回することにしました。
 夏のはじめのグンナイフウロ、真夏のシモツケソウ、晩夏のサラシナショウマその他等、伊吹山頂周遊路周辺は、夏の主役の花々が次々に移り変わり、本当に楽しませてくれます。


kusahuji.jpg
 クサフジ

akinokirinsou.jpg
 アキノキリンソウ

shiogamagiku.jpg
 シオガマギク

yamahakka-2.jpg

yamahakka.jpg
 ヤマハッカ

sarashinashouma.jpg
 サラシナショウマ

hana-7.jpg
 ?(草本ではなく木本のようです)

tsuriganeninjin.jpg
 ツリガネニンジン

ibukitorikabuto.jpg
 イブキトリカブト

ruritoranoo.jpg
 

tenninsou.jpg
 テンニンソウ

mitubahuuro.jpg
 ミツバフウロ

kinmizuhiki.jpg
 キンミズヒキ

hana-11.jpg
 ?ミヤマトウキではなく、シシウドでもない

kusabotan.jpg
 クサボタン

yamazeri.jpg
 ヤマゼリ

hakusanhuuro.jpg
 ハクサンフウロ

simotsukesou.jpg
 シモツケソウ

koibukiazami.jpg
 コイブキアザミ

shishiudo.jpg
 シシウド

waremokou.jpg
 ワレモコウ


 周遊路を撮影周回した後、少し遅くなりましたが、山頂付近で食事休息をしました。

 食事休息をした後下山にかかり、出発から4時間29分後、無事出発地の三之宮神社前登山口に帰着することができました。
  
  
  






  
  
  
  
  
  
  
  
 


伊吹山地 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。