中津尾根コースから金糞岳、白倉岳 [伊吹山地]
6月2日、伊吹山地の金糞岳・白倉岳に登ってきました。
金糞岳に登るときは、いままで小森口、連状口等からでしたが、今回は初めて中津尾根取付の白谷口から登りました。
6月2日 晴れ
1:25林道交差点・連状口→1:52小朝頭1:57→2:07岐阜県側への降り口・分岐→
2:37金糞山山頂2:40→3:02白倉岳→3:27金糞岳山頂→
3:50岐阜県側への降り口・分岐→3:54岐阜県側登り口→4:03鳥越峠4:20→5:05駐車地
出発地の林道分岐点
長浜市の高山キャンプ場入口から鳥越林道を上ってゆくと、標高530m余りのところに林道分岐点があります。その付近の道路サイドは広くなっていて駐車可能です。
地形図上では、実線の林道が白谷口登山口までつながっています。
しかし鋭角に左折して少し進んだところで林道はなくなっていました。どうもかなり以前に山抜けしたようです。そこから先は藪化しており進むのにかなり苦労しました。
またマダニがたくさんズボンに付着しますので対策が必要です。
この辺りで見られるドングリの木々が少し興味深いです。葉はミズナラですが樹皮がミズナラではなくコナラに近い。ひょっとしてフモトミズナラ(モンゴリナラ)と呼ばれている樹種かもしれません。
高度を上げてゆくとやがて尾根上は林道になります。
白倉岳山頂から金糞岳を見る
ここで折り返しました。腹が減ってシャリバテ気味になりましたが、ポカリを飲んでしのぎました。
金糞岳山頂~岐阜県側への降り口・分岐~岐阜県側登り口と進んで鳥越林道に降り、右折してしばらく歩き鳥越峠に着きました。
山歩き開始から5時間05分後、おかげさまで無事今回の山歩きを終えることができました。
霞間ヶ渓公園から池田山 [伊吹山地]
本日、以前より登りたいと思っていました岐阜県池田町の池田山に行ってきました。
今回の山歩きの開始地点は桜で有名な霞間ヶ渓(かまがたに)公園です。公園には駐車場、キャンプ場その他等が整備されています。
天気のよい日曜日ということもありまして、公園到着時の駐車場の車の数はかなり多かったです。
1:45池田山山頂1:52→1:58森の駅 2:06→2:18昼食休息地2:43→3:18駐車地
ここにはハンググライダー、パラグライダー等の離陸場があります。運よく離陸を見ることができました。
進入禁止標識
私はこの標識を見て『登山者はここから入れないのだな。もっと向こうに登り口があるのだろう』と思いそのまま車道を進んだところ、森の駅のご主人がうしろから「登山口はこっちだよー」。
進入禁止標識は、マウンテンバイク等の車両進入を禁止するためのものだったのですね。歩行者は進入OKです。声かけ有難うございました。
たくさん汗をかきましたので、アイスキャンディーを買って食べました。冷たくて甘くおいしかったです。
伊吹北尾根周回 [伊吹山地]
6月14日 曇り後晴れ
さざれ石公園駐車場0→0:30笹又・畑フェンス前駐車場→1:11尾根上→
1:24静馬ヶ原→1:48休息地2:14→2:45御座峰→3:05大禿山→3:30国見岳→
3:56国見峠3:59→5:27川合→6:40古屋6:44→6:59さざれ石公園駐車場
歩行距離 27.56km
伊吹北尾根の夏の花々を見たくなりましたので、笹又から北尾根を周回してきました。前半は曇り空で、麓では一時雨が降りましたので、天気が心配だったのですが、予報どおり、午後からは次第に雲が取れて、好い展望を楽しむことができました。
今年は花の当たり年のようですが、虫の当たり年でもあるようです。木の枝からぶら下がった毛虫の多さには、びっくりしました。
出発地の さざれ石公園駐車場
駐車場から谷沿いの道を登ってゆくと、しばらくで有名な「さざれ石」に到着します。
さざれ石
現地に設置されている説明板の説明文(クリックすると読める大きさになります)
この先、登山道は時々林道と交差します。林道の方が勾配が緩くて、歩きやすいので、後半は林道を歩きました。笹又上部の畑はフェンスで囲まれていて、上の駐車場の手前には「これから先は、許可なく車両や歩行者の通行を禁止します」という立て看板が設置されています。登山者は入ってもよいようですが、今回はフェンス横の刈り払われたところを歩いてゆきました。フェンスサイドが新しい登山道なのかもしれません。この辺り、熊が時々出没するそうなので、フェンスがあれば、安心して農作業ができるかな、と思いましたが、熊や猿なら、簡単にフェンスを越えてしまうかもしれません。
立て看板
畑最上部のフェンスと扉
登山道下部の森林
下部は成長した二次林ですが、稜線に近くなると低木の疎林や草地が多くなります。
稜線から笹又方面を見下ろす
伊吹山ドライブウェー下の水平道
水平道では風が強くて、少し寒さを感じました。
水平道から、これから歩く伊吹北尾根を見る
静馬ヶ原
静馬ヶ原で右折して、伊吹北尾根に入りました。北尾根は、低木林や高木林、ぬかるみ道や石灰岩だらけの道など、表情が様々で、変化を楽しめます。1149m峰北の適地で食事休息をしました。
北尾根の森
御座峰に到着
この付近から毛虫が多くなり、木の枝からぶら下がった毛虫を避けきれなくなってきました。
御座峰北から 大禿山を見る
この見通しの良い稜線は、現在、ヤマツツジが見ごろですが、7月に入ると、また違った花を楽しむことができます。が、7月の稜線歩きは暑すぎますので、熱中症には要注意です。
大禿山山頂から国見岳方面を見る
国見岳山頂標識
あまり山頂らしくないところですが、切り開きからは好展望です。
国見岳山頂から、伊吹北尾根、伊吹山方面を見る
北尾根の向こうに見えている鍋底形の山は、霊仙山かなと思っていたら、御池岳でした。
国見岳山頂から 池田山方面を見る
国見岳山頂台地北端からの眺めも素晴らしいです。
山頂台地北端から、ブンゲン、貝月山(右)方面を見る
山頂台地北端から、貝月山、能郷白山、権現山、花房山、雷倉、槍ヶ先方面を見る
北端から先は、はじめ歩きにくいところがありますが、植林帯に入ると歩きやすくなります。
国見峠
国見峠付近から伊吹山を見る
ここから折り返してピストンでもよいのですが、国見林道の被災状況と復旧工事の進捗状況を知りたかったので、周回することにしました。
①
②
③
④
写真以外にも、山抜け寸前箇所等がありますので、完全復旧はかなり先になりそうです。復旧工事のお兄さんから「帽子に毛虫が付いていますよ」と指摘してもらいました。道路上は毛虫が多く、相変わらず、木の枝からは毛虫がぶら下がっていました。
帽子に付いた毛虫
春日中山付近の県道から 御座峰等、伊吹北尾根の峰々を見る
古屋の三叉路
三叉路横の神社でお参りしました。
右折して500m余りで、長かった道路歩きもようやく終わりとなりました。
出発から6時間59分後、おかげさまで無事、さざれ石公園駐車場に帰着することができました。
本日見た花々や果実の一部
カラマツソウ
タニウツギ
カノコソウ
シモツケ
ニッコウキスゲ
コアジサイ
モミジイチゴ
ニッコウキスゲの花を期待していたのですが、生育地に着いてもほとんど見当たりませんでした。調べて見ると、生育地斜面は踏み荒らされており、蕾や咲いた花径が折り捨てられていました。ひどい状態になっています。大禿山近くの稜線上で、一頭の鹿と出合いましたが、どうでしょうか。危険な急斜面には残っていますが、稜線から見えるところは、一茎を除いてほぼ全て折損していました。いずれにしましても困ったことです。
夏の終わりも花いっぱい、伊吹山 [伊吹山地]
8月29日 晴れ後曇り
三之宮神社前登山口0→1:01伊吹山5合目(休息2分)→1:48伊吹山山頂(休息6分)→
(山頂部撮影周遊)→3:07伊吹山山頂(食事休息24分)3:31→4:29三之宮神社前登山口
25日夕方から28日にかけては、初秋の風吹く爽やかな天気だったのですが、本日は無風または弱い東風で陽射しが強く、夏が戻ってきたような天気になりました。
歩き始めて1合目を過ぎたら、強い陽射しと気温の高さで汗が滝のように流れ始め、オーバーヒート状態になりました。いつものペースで歩けば、ぶっ倒れること間違い無しと思われたので、スピードを緩めました。
とにかく暑く、途中抜いていった方々もかなりバテている様子でした。登山道脇のカワラナデシコやフウロ等の花々が、疲れで消耗した心を癒してくれました。
山頂付近から北の山々を望む
(手前右から国見山、虎子山。後ろ右から貝月山、ブンゲン、左端は金糞山)
山頂で少し休息した後、本日楽しみにしていた晩夏の花々撮影のため、周遊路を反時計回りに周回することにしました。
夏のはじめのグンナイフウロ、真夏のシモツケソウ、晩夏のサラシナショウマその他等、伊吹山頂周遊路周辺は、夏の主役の花々が次々に移り変わり、本当に楽しませてくれます。
周遊路を撮影周回した後、少し遅くなりましたが、山頂付近で食事休息をしました。
食事休息をした後下山にかかり、出発から4時間29分後、無事出発地の三之宮神社前登山口に帰着することができました。