小岐須峡・屏風岩から野登山周回 [鈴鹿南部]
鈴鹿に積雪があった土曜日の翌日、マイナールートの野登山北尾根を歩いてきました。
11月28日 晴れ
屏風岩・降り口0→0:05屏風岩0:23→0:47野登山北尾根取り付き→
1:55 724mピーク→2:26林道到達点→2:35野登山最高点2:38→2:46野登寺3:37→
3:50三角点→3:57国見広場4:04→4:18鞍部(マド)→5:04小岐須峡払塚駐車場→
5:17屏風岩・降り口
1:55 724mピーク→2:26林道到達点→2:35野登山最高点2:38→2:46野登寺3:37→
3:50三角点→3:57国見広場4:04→4:18鞍部(マド)→5:04小岐須峡払塚駐車場→
5:17屏風岩・降り口
平面距離 8.46km
沿面距離 8.83km
累積標高 約895m
小岐須峡の林道は現在 屏風岩・降り口 まで車等で進入でき、それより先は車両等通行止めです。
渕
へツリはドボンの可能性大で越えにくいので左岸のキャンプ施設跡地から斜面に取り付き巻いて上流側に降りました。滑落注意区間です。
巻き終えたところからしばらく進むと、右岸側が野登山北尾根の取り付きです。スギ植林の中をしばらく上ると、やがて急傾斜となりきつい登りが続きます。
野登寺西方林中、風の当たらない陽だまりで遅い食事休息をしました。毎度書きますが、野登寺境内は豊富な水があり、トイレもありますので助かります。
参拝・休息のあと、東方に進みました。
参拝・休息のあと、東方に進みました。
国見広場で展望を楽しんだあと、マド(野登山と鳩ヶ峰の鞍部)~ 一の谷経由で下山しました。
一の谷道が小岐須渓谷に下りたところでは適当な渡り石がありませんが、少し上流側に進むと跳び石があって足をぬらさずに対岸に移れます。
一の谷道が小岐須渓谷に下りたところでは適当な渡り石がありませんが、少し上流側に進むと跳び石があって足をぬらさずに対岸に移れます。
おかげさまでなんとか暗くなる前に下山することができました。
野登山 北尾根について
北尾根は尾根取り付きへ達することが少し面倒なので山歩き用としてはほとんど利用されてないようです。庄内道と同様、人と出会うことはほぼない様に思います。
尾根の全体印象はほとんどがスギ・ヒノキ等の植林帯で展望にはあまり恵まれません。しかし意外とスパルタンな尾根で、三点確保の必要な勾配あるアップダウンが頻出し、林道到達点まで繰り返されます。
静かさとある程度の体力・スリル等を求めたい場合にはお勧めかもしれません。
山歩きに癒しを求めたい等には不向きで、アップダウンの繰り返しで気分的に効いてきて嫌になってしまうかもしれません。実際私も体調的にいまいちでしたので、繰り返すアップダウンに『もう、いい加減にしてくれよ!』と思いながら登っていました。
野登山ではまだ歩いていないマイナールートがいくつかありますので、機会がありましたらまたそのあたりを歩いてみたいと思います。
北尾根は尾根取り付きへ達することが少し面倒なので山歩き用としてはほとんど利用されてないようです。庄内道と同様、人と出会うことはほぼない様に思います。
尾根の全体印象はほとんどがスギ・ヒノキ等の植林帯で展望にはあまり恵まれません。しかし意外とスパルタンな尾根で、三点確保の必要な勾配あるアップダウンが頻出し、林道到達点まで繰り返されます。
静かさとある程度の体力・スリル等を求めたい場合にはお勧めかもしれません。
山歩きに癒しを求めたい等には不向きで、アップダウンの繰り返しで気分的に効いてきて嫌になってしまうかもしれません。実際私も体調的にいまいちでしたので、繰り返すアップダウンに『もう、いい加減にしてくれよ!』と思いながら登っていました。
野登山ではまだ歩いていないマイナールートがいくつかありますので、機会がありましたらまたそのあたりを歩いてみたいと思います。
2021-11-30 22:12
元越谷南股から高円山山頂に向かう沢 遡行 [鈴鹿南部]
元越谷南股をさかのぼってゆくと標高665m付近で深い釜を持つ滝に出合います。その滝手前右手に目立った小沢が流下合流しています。見るからに勾配ある岩だらけの沢で前回元越谷南股を歩いたとき興味を持ちました。
先週時点で次回はこの沢と決め土曜日遡行することを計画していましたができず、翌・日曜日に行くことができました。
11月21日 晴れ のち 曇り
元越谷林道ゲートフェンス0→0:41林道下降点0:44→0:47元越谷南股出合0:52→
1:08深い釜の滝(支沢出合)→2:16高円山山頂2:20→2:34休息点3:06→
3:10航空鉄塔付近林道3:13→3:50元越谷林道ゲートフェンス
1:08深い釜の滝(支沢出合)→2:16高円山山頂2:20→2:34休息点3:06→
3:10航空鉄塔付近林道3:13→3:50元越谷林道ゲートフェンス
平面距離 10.15km
沿面距離 10.35km
累積標高 約694m
当日はいつもより1時間早く家を出発、元越谷林道ゲートフェンス到着時も約1時間早くなり余裕ができました。
吊り尾根を南下し、鉄塔山手前で食事休息をしました。
あとがき
短かかったですが手応え十分な沢でした。
沢靴ではなくハイキングシューズを履いて遡行しましたが、やはり濡れた岩場でよく滑りました。分かっちゃいるけど用意しない。私の悪い癖ですので反省しています。
地形図を見ると吊り尾根鞍部に向かう沢も手ごたえがありそうです。機会がありましたらまた入ってみたいと思います。
短かかったですが手応え十分な沢でした。
沢靴ではなくハイキングシューズを履いて遡行しましたが、やはり濡れた岩場でよく滑りました。分かっちゃいるけど用意しない。私の悪い癖ですので反省しています。
地形図を見ると吊り尾根鞍部に向かう沢も手ごたえがありそうです。機会がありましたらまた入ってみたいと思います。
2021-11-22 20:08
野洲川ダム湖畔の紅葉が見ごろ [鈴鹿南部]
今日、先週の山行で気になっていた元越谷南股左岸側の支沢を遡行してきました。
前回と同じ道筋で現地登山口まで行ったのですが、鮎河から野洲川ダム湖畔付近で紅葉が美しく、よい眺めでありました。
往路での写真撮影は予定時間の関係でしなかったのですが、山歩き終了後の帰宅道中、写真を撮ることができました。
元越谷南股左岸側の支沢遡行については、明日か明後日アップしたいと思います。
2021-11-21 23:21
元越谷南股遡行 [鈴鹿南部]
先週予定変更で歩けなかった元越谷南股に行ってきました。
11月13日 晴れ 時々 曇り
元越谷林道ゲートフェンス0→0:43林道下降点→0:50元越谷→0:53南股出合→
1:12休息点1:35→2:00仏谷出合→2:18多段滝→2:54県境尾根→3:09水沢峠3:11→
3:22林道ケルン→3:37林道下降点→4:01元越谷林道ゲートフェンス
1:12休息点1:35→2:00仏谷出合→2:18多段滝→2:54県境尾根→3:09水沢峠3:11→
3:22林道ケルン→3:37林道下降点→4:01元越谷林道ゲートフェンス
平面距離 10.98km
沿面距離 11.17km
累積標高 約702m
元越谷林道ゲート前到着時、駐車していたのは車一台のみ。11月になれば沢歩きはシーズンオフかも。
あとがき
5月3日に多段滝を巻きながら下降した時は肝を冷やしました。まあ滝上から下を覗くとどうしても恐怖感が出ますね。
今回、下から登ってみてそれほど難しくないと実感しましたが、実際のところ何の前知識もなくいきなり丸腰で未知の滝を下るのは、何が起こるかわかりませんから無謀なような気がします。
ですので、あの時ロープその他を携行しなかったのは失敗だったでしょう。今後も沢歩きの場合、用具等準備には注意してまいりたいと思います。
5月3日に多段滝を巻きながら下降した時は肝を冷やしました。まあ滝上から下を覗くとどうしても恐怖感が出ますね。
今回、下から登ってみてそれほど難しくないと実感しましたが、実際のところ何の前知識もなくいきなり丸腰で未知の滝を下るのは、何が起こるかわかりませんから無謀なような気がします。
ですので、あの時ロープその他を携行しなかったのは失敗だったでしょう。今後も沢歩きの場合、用具等準備には注意してまいりたいと思います。
2021-11-15 00:25
ここ50年ほどの山道の変化 水沢越え [その他]
山道は年月とともに変化してゆきますが、水沢越えも私がはじめて入り始めたころよりかなり変わりましたので少し書いてみたいと思います。
下図は先日11月6日の歩行図です。
元越谷に興味を持ち始めたのは1974年春のことで47年前になります。美しい渓流に感動して1980年代前半まで回を重ねて沢登りをしました。
当時は沢登り愛好家人口が少なかったようで、あるいは元越谷があまり注目されていなかったのか、日曜祭日等に沢登りをしても人に出会うことは稀で、その1980年代前半までに人と出会ったのはたった一回のみでした。近年の状況とは大きく異なりますね。
当時は沢登り愛好家人口が少なかったようで、あるいは元越谷があまり注目されていなかったのか、日曜祭日等に沢登りをしても人に出会うことは稀で、その1980年代前半までに人と出会ったのはたった一回のみでした。近年の状況とは大きく異なりますね。
山道について今昔比較
元越谷入口の橋からジグザグ林道近くの林道行き止まり付近までの元越谷林道は1974年ころ、すでに完成していました。
当時、元越谷の砂防堰堤は少なくて今よりも下方から沢登りに耐える渓でした。古道についてですが、元越谷林道と重なって消えた部分以外には一部古道が残っていますが消失した部分も多いです。当初は上図ジグザグ線下方の堰堤は存在してませんでしたので北股と中股との合流点は明確でした。ただし古道は合流点よりもかなり上流で北股を横断していました。現在の比較的新しい林道と同様、古道は滝1付近まで中股から相当離れたところを通っていました。古道は滝1少し下流で支沢と中股を分ける小尾根に取付きました。ここが現在落ちていて難所になっています。古道は尾根上を上に進んで行き滝2の右岸を離れて上流側に進み、やがて現在の新林道に接近します。
それより先の新林道と旧道は現在重なったり離れたりしています。新林道は上図ケルンより少し西方で標高750mよりも上方に伸びています。沢側林道は標高750mケルンで終わりです。
ケルンから水沢峠まではレポートの通りで現在かなり荒れていますが、1974年~1980年代前半までのころは快適良好な山越え道でした。
元越谷入口の橋からジグザグ林道近くの林道行き止まり付近までの元越谷林道は1974年ころ、すでに完成していました。
当時、元越谷の砂防堰堤は少なくて今よりも下方から沢登りに耐える渓でした。古道についてですが、元越谷林道と重なって消えた部分以外には一部古道が残っていますが消失した部分も多いです。当初は上図ジグザグ線下方の堰堤は存在してませんでしたので北股と中股との合流点は明確でした。ただし古道は合流点よりもかなり上流で北股を横断していました。現在の比較的新しい林道と同様、古道は滝1付近まで中股から相当離れたところを通っていました。古道は滝1少し下流で支沢と中股を分ける小尾根に取付きました。ここが現在落ちていて難所になっています。古道は尾根上を上に進んで行き滝2の右岸を離れて上流側に進み、やがて現在の新林道に接近します。
それより先の新林道と旧道は現在重なったり離れたりしています。新林道は上図ケルンより少し西方で標高750mよりも上方に伸びています。沢側林道は標高750mケルンで終わりです。
ケルンから水沢峠まではレポートの通りで現在かなり荒れていますが、1974年~1980年代前半までのころは快適良好な山越え道でした。
三重県側についてですが、古道はたぶん四日市市宮妻町山之坊から現在の金山ダムに向かっていました。鈴鹿市大久保町からも金山ダムまで道がありました。現在もあります。
入りはじめたのは1968年で、級友たちと自転車アプローチ+山登りでよく利用しました。
金山ダムから山中に入り宮妻峡ヒュッテまでよい山道がありました。近年は金山ダムが三重用水のダムになったためかダム上流側が浚渫メンテされるようになり、当時の道は水没して通行不能になっています。大昔はよく利用されたルートではないかと思います。
宮妻峡に林道が開設されてからは、沢沿いの道はほとんど利用されなくなったのではないかと思います。宮妻峡ヒュッテから峡谷を遡行したことがありますが、砂防ダムが多くて渓歩きとしてはいまいちでありました。古道についてはよく判りませんでした。
現在の水沢峠登山道入口標識からかなり離れたところに渓谷方面へ降りてゆく道がありました。ひょっとして残存している古道かも知れません。
その林道の水沢峠方面入口標識から先については現在もよく利用されている道ですので特に書くことはありません。
入りはじめたのは1968年で、級友たちと自転車アプローチ+山登りでよく利用しました。
金山ダムから山中に入り宮妻峡ヒュッテまでよい山道がありました。近年は金山ダムが三重用水のダムになったためかダム上流側が浚渫メンテされるようになり、当時の道は水没して通行不能になっています。大昔はよく利用されたルートではないかと思います。
宮妻峡に林道が開設されてからは、沢沿いの道はほとんど利用されなくなったのではないかと思います。宮妻峡ヒュッテから峡谷を遡行したことがありますが、砂防ダムが多くて渓歩きとしてはいまいちでありました。古道についてはよく判りませんでした。
現在の水沢峠登山道入口標識からかなり離れたところに渓谷方面へ降りてゆく道がありました。ひょっとして残存している古道かも知れません。
その林道の水沢峠方面入口標識から先については現在もよく利用されている道ですので特に書くことはありません。
以上ですが、鈴鹿山中はどこも年月の経過とともに推移変化しているのを実感しています。
2021-11-11 20:37
元越谷中俣遡行 [鈴鹿南部]
8月8日の水量谷遡行より山歩きから遠ざかっていましたが、久々先週の日曜日に武平トンネル西口から紅葉見頃の御在所岳にのぼりました。
体力面においてゆっくりであればまだまだ歩けそうな感覚がありましたので、次回は5月3日に多段滝下降で苦労した元越谷南股を遡行しようと計画しました。
11月6日いつものように遅めの時間に自宅を出発しました。順調に進んでいたところが鈴鹿スカイライン鳥居道キャンプ場付近から渋滞が発生していたため現地到着が遅れてしまいました。
元越谷起点に到着した時点で、林道を速歩きすれば南俣遡行は可能かもしれないと予測し出発しました。
元越谷林道ジグザグ下降地点の下に到達したとき ― 南股を遡行すればヘッデン使用になるかもしれない ― と思い、南股遡行から比較的容易な中股遡行に変更しました。
11月6日 晴れ のち 曇り
元越谷起点0→0:48林道ジグザグ下降点→0:54元越谷遡行開始点1:00→
1:30休息地点1:43→2:02林道ケルン→2:27水沢峠→2:31休息2:36→
2:47林道ケルン→3:06林道ジグザグ下降点→3:33元越谷起点
1:30休息地点1:43→2:02林道ケルン→2:27水沢峠→2:31休息2:36→
2:47林道ケルン→3:06林道ジグザグ下降点→3:33元越谷起点
平面距離 9.63km
沿面距離 9.79km
累積標高 約618m
林道ジグザグ下降点
この少し先にある以前の林道終点まで進んでしまい、戻りました。
下降地点は木に赤テープが付けられています。ジグザグ道は植物繁茂と浸食崩壊で荒れていて歩きやすかったころの面影はありません。
滝2の上流
ここを過ぎると左手(右岸)に林道が見えてきます。林道下にはところどころ旧峠道が残存しています。
ここを過ぎると左手(右岸)に林道が見えてきます。林道下にはところどころ旧峠道が残存しています。
ジグザグ道より上部の林道開設以前、旧峠道近江側は支沢斜面道崩壊等で通行困難箇所がありましたが、上部林道開設でそれは解消されました。
現在の峠道において林道ケルンより上部について、水沢峠から下降の場合は峠道を見つけやすく判りやすいです。
逆に林道ケルンから沢を遡行する場合は沢分岐箇所で判断に迷いました。地形図付きのGPSが頼りになります。
逆に林道ケルンから沢を遡行する場合は沢分岐箇所で判断に迷いました。地形図付きのGPSが頼りになります。
さて、水沢峠からの降りは上に書きましたように上部では主に峠道を進み比較的楽でした。林道ケルンから先は林道を通り、荒れた区間等を除いて低速ジョグで進みました。
2021-11-07 20:52