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御池岳で花見 6月20日  [鈴鹿北部]


 毎年6月下旬になりますとニッコウキスゲが気になりだします。
 今年も御池岳へ行き、山上台地巡りと花見をしてきました。

6月20日  曇り 一時 晴れ

鞍掛トンネル東口P 0→0:17鞍掛峠0:19→1:06鈴北岳1:08→1:35御池岳丸山→
1:44奥の平→東のボタンブチ→4:41御池岳丸山→5:08鈴北岳5:12→5:29鞍掛峠→
5:37鞍掛トンネル東口P

平面距離  12.25km

沿面距離  12.72km

累積標高  約1219m
(花見の際にザックをデポしたので 距離・累積標高 ともに上記値より大きくなるものと思われます)


21-6-20-hokouzu.jpg
 GPS軌跡
(一部区間の歩行軌跡は消しました)

 起点の鞍掛トンネル東口駐車場はほぼ満車になっていました。


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 鞍掛峠


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 鈴北岳山頂から北方 霊仙山 方面


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 真の池
 山上の水のあるドリーネ池畔木にはモリアオガエルの卵塊がありました。


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 御池岳 丸山


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 奥の平 と 藤原岳


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 山上平原


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 東のボタンブチから 藤原岳 方面
 山上台地は風が強かったので、この岩場を少し降ったところで食事休息をしました。藤原岳、真の谷 他の景色が素晴らしいです。


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 東のボタンブチ


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 ボタン岩、ボタンブチ 方面


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 青のドリーネ?


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 東池?


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 まゆみ池?


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 幸助池


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 ボタンブチ


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 奥の平 方面

 鈴北岳からの下山開始時刻は午後5時を過ぎており誰もいない状況でしたので、いつものように少し速度を上げて降りました。
 開始から5時間37分後、おかげさまで無事今回の山歩きを終了できました。


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 鞍掛トンネル東口に帰着

 さてニッコウキスゲはちょうど見頃で、たくさんの花が咲いていました。
 しかし分布範囲は以前にも書きましたようにシカ(カモシカ?)の食害により少し狭まってきています。
 ニッコウキスゲ生息地周縁部の獣道はかなり明確になってきており鹿糞が結構あります。といってもシカ等は垂壁部生育地に達することができませんので、なんとか保たれています。


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 ヒメフウロ


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御池岳のニッコウキスゲ 2020 [鈴鹿北部]


 ニッコウキスゲの季節になりましたので今年も御池岳へ花見に行ってきました。
 時期的に少し早かったようで、咲いていたのは数株のみでしたが、運良くそのうちの一株に近づくことができました。

 6月15日  曇り 一時 晴れ

鞍掛トンネル東口0→0:17鞍掛峠→1:06鈴北岳1:08→1:33御池岳丸山1:36→
山中撮影歩行→2:59御池岳丸山→3:25鈴北岳3:31→3:51鞍掛峠→
3:59鞍掛トンネル東口

平面距離  10.57km

沿面距離  10.86km

累積標高  約990m


20-6-15-oike-kisekizu.jpg
 歩行軌跡
 御池岳丸山以南の軌跡は省略しました。


 天気予報は午後から晴れの予報でしたが、あいにく鈴鹿北部山中は曇りでした。
 鞍掛トンネル東口に到着後、早速準備をして出発しました。


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 県境尾根のピークから 鈴北岳 方面 


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 鈴北岳山頂から 三国岳・烏帽子岳 方面


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 鈴北岳山頂から 御池岳丸山・藤原岳 方面


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 御池岳丸山 到着

 このあと花を撮影するため山中を歩き回りました。


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 ニッコウキスゲ


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 ニッコウキスゲ アップ


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 ニッコウキスゲ 群落

 見た感じ、開花のピークは6月20日前後のようで、少し早かったです。
 開花している株には近づけないかと一瞬思いましたが、運よく一株だけ近くに到達できました。
 しかし過去に何度も書いているとおり、生育している区域は非常に危険な崖地なので、一般向きではありません。
 それでも鹿(カモシカ?)は入っているようで真新しい糞があり、一部荒らされていました。
 崖縁には獣道ができており、そのたくましさを知ることができました。


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 バイケイソウ
 バイケイソウの花も20日前後が見頃になりそうです。


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 天狗の鼻


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 ボタンブチ


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 奥の平 方面
 このときだけ晴れ間が広がりました。


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 真の池


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 幸助の池


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 まゆみ池


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 モリアオガエル 卵塊


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 ふたたび鈴北岳
 山頂部はガスっていました。
 しばらく休息したあと速脚で降りました。


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 途中 西方の琵琶湖方面
 一気に下るつもりでしたが、左手に風変わりな景色が見えましたので、写真撮影をしてしばらく眺めていました。


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 鞍掛トンネル東口 到着

 開始から3時間59分後、おかげさまで無事今回の山歩きを終えることができました。




御池岳のニッコウキスゲ 2019-6-25 [鈴鹿北部]


 昨年に引き続きニッコウキスゲの花見に行ってきました。今回は御池岳で数年ぶりになります。

6月25日  晴れ 時々 曇り

鞍掛トンネル東口0→0:18鞍掛峠→1:05鈴北岳→1:34御池岳丸山→山中歩き→
2:45御池岳丸山→3:08鈴北岳3:15→3:33鞍掛峠→3:41鞍掛トンネル東口

平面距離  10.45km

沿面距離  10.76km

累積標高  約974m


 家を出たのはいつものように午後で遅くなりました。おすすめできませんが、夏至を過ぎて数日後ですから十分明るいうちに下山できるだろうという考えです。 
 鞍掛トンネル東口に到着後、早速準備をして出発しました。



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 鞍掛峠



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 途中、藤原岳方面



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 鈴北岳方面



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 鈴岳方面



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 鈴北岳から御池岳丸山方面を見る



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 御池岳丸山



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 鹿避け柵
 ササが復活してきましたね。



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 幸助池



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 鈴鹿の山並み 1



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 ニッコウキスゲ
 たいへん危険なところに生息しています。



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 鈴鹿の山並み 2



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 奥の平方面



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 鈴北岳から琵琶湖方面を見る



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 鈴北岳から霊仙山、伊吹山方面を見る

 開始から3時間41分後、おかげさまで無事今回の山歩きを終えることができました。


 あとがき
 やはりといいますか、柵等で囲って保護をするとイブキザサが復活してきますね。
 今回もたくさんの鹿を見ましたが、囲いの中には入れないようです。
 ニッコウキスゲ生息地の方はといいますと、前回よりも更に生育範囲が狭くなっていました。
 ニッコウキスゲの株を根元まで食べたあとがありましたし、周りは獣の臭いがプンプンしていました。
 鹿(カモシカか?)もたくましいようで、落ちれば命にかかわるようなギリギリの場所にも獣道をつけています。



竜ヶ岳・シロヤシオ ぎりぎり間に合った [鈴鹿北部]


 今朝の新聞地方版で「竜ヶ岳のシロヤシオの開花ピークが過ぎ、今週いっぱいが見ごろ」という記事を読みました。
 明日は午後から晴れそうですが強風が吹きますのでいっきに散るでしょう。ならば今日が見ごろの最終日です。
 早速見に行ってきました。


 5月18日  曇り

石槫峠0→0:45竜ヶ岳山頂→1:00治田峠・宇賀溪・竜ヶ岳・分岐→1:14竜ヶ岳山頂→1:51石槫峠


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 石槫峠・登山口


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 重ね岩


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 竜ヶ岳山頂


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 竜ヶ岳・北面


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 治田峠・宇賀溪・竜ヶ岳・分岐


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 シロヤシオ1


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 シロヤシオ2


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 シロヤシオ3


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 シロヤシオ4と鹿の群れ


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 シロヤシオ5


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 ピンク系シロヤシオ


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 ピンク系シロヤシオ


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 落花


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 ツツジ


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 ヤマツツジ


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 タニウツギ


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 鹿の群れ

 一部写っていませんが、この集団で50頭くらいです。他にも各所で見かけました。
 このままですと、あと数年で笹が無くなってしまうかもしれません。
 写真のとおり土だけの裸地が出現しています。






五僧峠から霊仙山 [鈴鹿北部]


 このブログでは鈴鹿主稜のうち五僧峠以北が未踏になっていましたので、9月30日五僧峠・霊仙山間を歩いてきました。
 天気は曇りのち晴れとなり、稜線上では素晴らしい好展望になりました。


 9月30日  曇りのち晴れ


 五僧峠0→0:19P656→1:27P746→2:52谷山(H=992.7)3:12→
3:22谷山谷道分岐→3:50霊仙山三角点3:53→4:01霊仙山最高点4:03→
4:23谷山谷道分岐→4:45白谷林道出合4:47→5:23白谷林道起点→5:53五僧峠

 
 歩行距離  20.5km

 累積標高  1523m


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 出発地点の五僧峠
 峠付近は広くなっており、駐車スペースがあります。
 近くで現在送電鉄塔の工事が行われておりますが、工事も終盤の付帯工事になっているようです。
 写真右手に見えている登り口は鉄塔の巡視路で以前はなかったものです。私は『新しい縦走路ができたんだな』と勘違いして巡視路を登りました。
 しかし登り道は現在鉄塔で終わっていて、その先はしばらく有棘植物がいっぱいの急斜面激ヤブです。
 一般的な県境尾根への取付きは、峠から30mほど時山側の谷入口から杣道を歩いて尾根に登るか、植林下のヤブのない斜面に取付くかになります。

 鉄塔付近から入った激ヤブを越えると植林帯になり歩きやすくなりました。ピークを一つ越えた次のピークがP656で図根点があります。


p656.jpg
 P656
 ここでルートは右に曲がります。まっすぐ進んでしまいやすいところですが、間違ってまっすぐ進んで谷近くまで降りた場合でも途中廃道に出合えば、廃道を通ってP656北東の県境鞍部付近へ容易に行くことができます。
 P656で右折する正規の県境ルートには所々赤テープが木に付けられています。下部の難所にはフィクスロープもあります。


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 P656北東の鞍部

 ここから標高差200mあまりは急登になりますが、その後は穏やかな尾根歩きになります。展望のあまり良くない尾根を進むとやがて右手が若い植林帯になり、好展望になります。


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 P724手前 標高700m付近の県境稜線
 シカ除けフェンスが続きます。


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 P724手前 標高700m付近の眺め
 左から 三国岳、藤原岳、御池岳、手前にはヨコネ連山が見えています。


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 P746手前 標高720m付近の眺め
 烏帽子岳(左)、吊り尾根、三国岳(右)。遠景は藤原岳、御池岳。


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 間伐木が多くて歩きにくい稜線ルートが続くP736付近

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 P736北の鞍部付近から見るソノド(H=925.8)


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 P953付近の眺め 1
 近景左は 幾里山、右は ソノド。幾里山上の遠景ピークは 養老山地 笙ヶ岳。


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 P953付近の眺め 2
 スカイラインをなす山として、ソノド(左)~烏帽子岳~藤原岳~御池岳。 


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 谷山(H=992.7)山頂
 ここまでの道中、ヤブ気味のところが所々にあり、ズボンにはマダニがたくさん付着しました。
 衣類にあらかじめ虫よけスプレーを吹きかけておいたり、ズボンのすそを靴下の中に入れておく等の対策が必要です。

 山頂付近で、補給休息をしました。


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 山頂少し西から 霊仙山方面を見る

 休息の後カレンフェルトの尾根上を進んで柏原道に合流し、鞍部に到着ました。


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 鞍部
 ここは 谷山谷道分岐です。ここからしばらく登り進むと林がなくなり、見晴らしの良い裸地になります。


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 避難小屋から 伊吹山方面を見る


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 避難小屋付近から 霊仙山最高点峰(左)~分岐ピーク~経塚山(右)を見る


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 経塚山から霊仙山最高点峰(左)~分岐ピーク~霊仙山三角点峰(右) を見る


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 霊仙山三角点峰
 出発地からここまで3時間50分と、時間がかかりました。


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 霊仙山三角点峰から 琵琶湖方面を見る
 次に最高点に向かいました。昔は背丈を越える激笹薮の道だった最高点への道も、笹が消えて楽々散歩道になり、変化に驚きです。


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 霊仙山最高点
 遠景は養老山地


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 霊仙山最高点から鈴鹿の峰々を見る
 わたくし的には鈴鹿で一番の好展望ポイントは、ここではないだろうかと思っています。
 
 3000m級の山にいるのではないだろうかと錯覚しそうな霊仙山の山頂部でした。

 ここから折り返しとなり、谷山谷道分岐に向かいました。
 帰りのルートは谷山谷道分岐から白谷に入って白谷林道出合付近まで沢を下降し、その後林道および峠越え道を通って駐車地に戻るというものです。
 白谷下降は滝がなく、それほど難しくありませんが、滑落等要注意箇所はいくつかあります。特に白谷林道出合手前の堰堤下降は要注意で、ロープが無ければ降りられないと思われる方がおられるかも知れません。

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 白谷の下部


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 白谷林道出合付近
 ここから白谷林道起点までジョグで降りました。


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 白谷林道起点(権現谷林道出合)
 白谷林道入口付近にはゲートがあり、一般車通行止めになっています。

 ここで左折して権現谷林道→県道139号線と進み、五僧の駐車地に向かいました。


 出発から5時間53分後駐車地に帰着。おかげさまで無事今回の山歩きを終えることができました。






 

石槫峠から竜ヶ岳、静ヶ岳、銚子岳 往復 [鈴鹿北部]


 7月24日  曇り・霧

石槫峠0→0:25重ね岩→0:37山頂台地南端→0:45竜ヶ岳山頂0:52→
1:00静ヶ岳方面・遠足尾根分岐→1:22静ヶ岳方面・銚子岳方面分岐→1:34静ヶ岳→
1:55静ヶ岳方面・銚子岳方面分岐→2:08銚子谷越→
2:18銚子岳方面・治田峠方面分岐→2:22銚子岳→2:26銚子岳方面・治田峠方面分岐→
2:34休息地2:59→3:42竜ヶ岳方面・遠足尾根分岐→3:54竜ヶ岳山頂3:56→
4:05山頂台地南端→4:23石槫峠

 7月24日の天気予報を見たところ、東海・近畿山地部では、いなべ市付近がマピオン(ウェザーニューズ)・気象庁(天気分布予報)ともに好天予報でしたので、鈴鹿・竜ヶ岳付近を歩いてきました。
 今回も開始地点は前回に引き続き峠で、暑い時期はなるべく涼しいところから歩き始めたいという気持ちからのコース選択です。
 
 アプローチの滋賀県側R421旧道は道幅が狭く、幅員3m未満の区間が所々にあります。車どうしが出合った場合、どちらかのバックが必要な狭小部ですが、今回は交通量が多く、何度も出合いました。
 注意深く運転して旧道を上り石槫峠に近づくと、天気は曇りからガスになりました。予報は外れで展望の期待できない天気になりました。しかし気温が低めで、体力的には助かる天気となりました。
 峠付近の駐車台数は多く、20台近くでした。宇賀溪入口の無料駐車場も台数が多かったですから、竜ヶ岳(ひょっとして宇賀溪)は夏でも人気があるようです。


ishigure-touge.jpg
 起点の石槫峠
 

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 県境尾根をしばらく上ったところの砂ザレ付近
 尾根の下部はリョウブの花が咲き始めで、わずかに香りが漂っていました。


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 重ね岩(標高900mあまり)
 標高850m付近から急勾配になりますが、ここから山頂台地までの区間も急勾配で、登りごたえがあります。涼しいとはいえ、汗だくになって登りました。


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 竜ヶ岳山頂
 ガスで展望はほぼ無し。10名あまりの方々がおられました。
 補給休息の後、次の目的地である静ヶ岳に向かいました。


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 静ヶ岳方面(左)と遠足尾根との分岐点

 ここから北西方向に県境稜線を下ってゆくと、途中右手に池があります。道中ではエゾゼミやヒグラシが鳴いていました。


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 水がほとんどない一番目の池

 さらに進んで鞍部に降り、登り返してなだらか尾根をしばらく進むと、左手にやや大きめの池が見えてきます。


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 水量豊かな二番目の池
 7月下旬ですが、池畔の木には一ヶ所モリアオガエルの新しい卵塊がありました。 
 

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 静ヶ岳方面(左)と銚子岳方面との分岐点

 静ヶ岳方面にしばらく進むと、右手に今回三つ目の池が見えてきます。


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 三つ目の池

 二つ目の池から三つ目の池付近をセキオノコバというのでしょうか。森の主要木はミズナラですが、ブナやカエデ類も少しあり、雰囲気の良いところです。


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 静ヶ岳山頂

 山頂で折り返し、先ほどの分岐点に戻る途中、鹿道が何本か見えましたので、寄り道してしばらくの間鹿道を歩きました。
 静ヶ岳方面と銚子岳方面との分岐点まで戻り、銚子岳方面への縦走道に入ると、三つ目の池を左手に見た後やがて下り坂になります。しばらくで二重山稜となり、右手は所々凹地になっています。


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 二重山稜の凹地

 二重山稜が終わってしばらくで、銚子谷と大夫谷を分ける鞍部に到達します。


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 鞍部の三重県側を撮影


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 鞍部から三重県側のガレを見る(帰路撮影)

 鞍部から結構な勾配のある坂道を登り切るとすぐに分岐点です。


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 銚子岳方面(左)と治田峠方面の分岐点

 左へ折れて、なだらかな道を300mほど進むと銚子岳山頂です。


choushi-top.jpg
 銚子岳山頂

 残念ながらここも展望不良でしたので、すぐに折り返しました。分岐を左折して治田峠方面にしばらく進み、岩のあるところで食事休息をすることにしました。
 食事をした後まったりしていると、小さなヒルが足に取付いて登ってきました。稜線上でも気を抜くことはできませんね。じっとしていると気配を察知して周辺のヒルが近寄ってくるようです。
 いつものようにスプレーを吹き付けて退治しました。

 食事休息をしてエネルギーがたまったところで、折り返して帰路につきました。
 相変わらずの天気でしたが、気温は少し上がってきました。


choushi-dake.jpg
 セキオノコバへの登り道から銚子岳を振り返り見る

 竜ヶ岳山頂までの道中は、湿度が高いこともあって汗だくになりました。
 竜ヶ岳山頂で水分補給して小休止。


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 竜ヶ岳山頂を振り返り見る
 ここからしばらく進んだところでガスが切れ、日が射してきました。


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 竜ヶ岳山頂南西の稜線から静ヶ岳方面を見る

 この後天気は回復傾向になりました。


kasane-iwa2.jpg
 再び重ね岩


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 石槫峠帰着

 出発から4時間23分後、おかげさまで無事今回の山歩きを終えることができました。

 さて、シカが大繁殖する以前の鈴鹿北部夏場の山中では、ところによってシシウド、ウド、オタカラコウ、ウバユリ、コオニユリ、ヒオウギ、その他諸々の植物等、夏の代表のような花々を見ながら、あるいは場所によって植物をかき分けながら歩いた記憶があります。
 近年そのような植物が生育している場所がほぼなくなり、夏の山歩きの趣が変わったような気がします。






 

 
 

 

 


 

 


御池岳のニッコウキスゲ 2016-6-18 [鈴鹿北部]


 今年はニッコウキスゲの開花が早いそうで、検索すると、福井・岐阜県境の山々では、6月上旬に開花したという情報でした。
 ということは、鈴鹿のニッコウキスゲも今頃はちょうど開花の真っ最中だろうということで、2年ぶりに御池岳の生育地に行ってきました。
 ニッコウキスゲの場合、頂部の蕾が日をおいて順次開花してゆきますので、ある程度の期間、花を観賞できます。


 6月18日  晴れ

 鞍掛トンネル東口駐車場0→0:15鞍掛峠→0:58鈴北岳→1:25御池岳丸山→
1:34奥の平→1:50食事休息地2:10→3:01東のボタンブチ→3:45奥の平→
3:55ボタンブチ4:05→4:17御池岳丸山→4:37鈴北岳4:42→4:58鞍掛峠→
5:05鞍掛トンネル東口


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 出発点の鞍掛トンネル東口駐車場
 現在、滋賀県側で災害復旧工事通行止めだそうで、三重県側からR306を西進する場合、この東口まで通行可です。
 梅雨時でヒルが活発に活動する時期のためか入山者は少ないようで、土曜日にもかかわらず、到着時数台分の空きスペースがありました。
 駐車場到着時は梅雨中休みの晴天で、良いコンディションでした。準備をして早速出発しました。


鞍掛峠.jpg
 鞍掛峠


県境尾根から霊仙、伊吹.jpg
 標高1000m付近の県境稜線から、霊仙山・伊吹山方面を振り返り見る


県境尾根から鈴北.jpg
 標高1050m付近の県境稜線から、鈴北岳山頂方面を見る


鈴北山頂.jpg
 鈴北岳山頂

 ここで水分補給をして小休止した後、丸山に向かいました。


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 真の池
 池畔の木にはモリアオガエルの卵塊がたくさんついていました。

 丸山への道中、森の中のバイケイソウは、ほとんどの株がまだ開花前でしたが、花茎の伸びている株が多く、開花の当たり年のようです。


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 丸山山頂

 
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 奥の平へ向かう道中横にある保護フェンス
 鹿の食害を防ぐために、滋賀県が設置したものだそうです。早速効果が現れてきたようで、イブキザサが大きな若葉を広げて成長し始めていました。うまくゆけば、大台ケ原の保護柵内のように植生が回復するかもしれません。


養老山地、笙ヶ岳.jpg
 道中から養老山地方面を見る


奥の平.jpg
 奥の平(標高1241m)標識付近

 奥の平から、さらに歩き進んだところにある森の木陰で食事休息をしました。
 休息の後、あちこち歩き回りながら、東のボタンブチ方面に進みました。


竜ヶ岳~綿向山-遠景.jpg
 道中から竜ヶ岳~御在所岳~綿向山等を見る


ボタンブチ方面.jpg
 道中の墓石地形の岩上から、ボタン岩・ボタンブチ方面を見る


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 鹿の群れ
 この写真の範囲外にも25頭ほどの鹿がいて、50頭ほどの大きな群れでした。


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 テーブルランド南端付近から、土倉岳(手前中央)方面を見る
 遠景は右手 天狗堂、日本コバ、 左手 綿向山、雨乞岳、御在所岳(一部)等


東のボタンブチから藤原岳を見る.jpg
 東のボタンブチから藤原岳方面を見る


東のボタンブチ.jpg
 東のボタンブチ


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 1194mピーク南東の稜線から藤原岳方面を見る
 
 1194mピークから南西方面の窪地に進みました。


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 奥の池

 奥の池の辺りは、複数のドリーネが重なり合ってできたウバーレのように見えます。 奥の池から再び奥の平ピーク(1241m)を経由して、ボタンブチに向かいました。


幸助の森方面を見る.jpg
 ボタンブチから「幸助の森」方面を見る


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 ボタンブチ北西隣の「天狗の鼻」

 この後、順調に丸山~池の平~鈴北岳と進みました。途中お花ヶ池付近では、また数十頭のシカに出合いました。鈴北岳到着時は遅く、私以外登山者のいる気配はありませんでした。

 出発から5時間5分後、おかげさまで無事、今回の山歩きを終えることができました。

 今回の山行で出合った花々の一部


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 オカタツナミソウ


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 アザミの一種


ツルアジサイ.jpg
 ツルアジサイ


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 バイケイソウ


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 ヒヨクソウ

 
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 岩とニッコウキスゲ


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 ニッコウキスゲ


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 ニッコウキスゲ群落(クリックすると少し大きくなります)


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 動物による食害
 ちょっとした土上の足跡は、シカかカモシカです。踏み跡だけでは識別不可能です。
 糞は溜め糞ではなく散在していますので、シカかもしれませんが、このようなところを歩けるのはカモシカのような気もします。
 食べられている植物は オオバギボウシ>ニッコウキスゲ です。両植物が混在しているところでは、先にオオバギボウシが食べられ、つぎにニッコウキスゲが食べられる傾向があります。上の写真もオオバギボウシの食み痕です。
 両植物は、人間にとっても山菜ですから、彼らにとっても美味しい食べ物なのかもしれません。
 かつて存在した、岩場外縁部にあたる比較的歩きやすい場所のオオバギボウシとニッコウキスゲは、ほぼ食べつくされた感があります。


 



 
 

 
  
 


藤原岳、聖宝寺道~山頂~大貝戸道 [鈴鹿北部]

 スピードウォーキングとジョギングを続けたためか、体調がよくなってきたように感じます。昨日書きましたように、のぼせたような頭の圧迫感を感じなくなり、また不整脈もほとんど出なくなりました。
 50日ほど中断していましたが、もう山を歩いてもよいかもしれないと、藤原岳に行ってきました。

 3月2△日  曇り時々晴れ

藤原簡易パーキング0→0:25聖宝寺0:30→0:33聖宝寺道出合→1:33大貝戸道出合→
2:02藤原岳山頂小屋2:07→2:30天狗岩2:41→2:56藤原岳山頂小屋→
3:07藤原岳展望丘3:20→3:29藤原岳山頂小屋→4:12大貝戸登山口駐車場→
4:35藤原簡易パーキング


歩行距離 15.55km


藤原簡易パーキング.jpg
 藤原簡易パーキング
 ここは登山口からかなり離れていますが、ウォーミングアップの歩きをしばらくするという意味では、よい位置のように思います。
 聖宝寺への登り口まで山麓の県道を歩きます。


鳴谷神社道.jpg
 県道右折地点
 聖宝寺へのルートは幾つかありますが、私はこのルートを歩くことが多いです。奥に鳴谷神社が見えています。


鳴谷神社.jpg
 鳴谷神社
 神社右手の階段を登ってゆくと、しばらくでサンクチュアリ萬緑池という釣り堀に着きます。その少し先が聖宝寺です。


聖宝寺.jpg
 聖宝寺本堂
 有名な寺で、新聞等に時々記事が掲載されていますね。
 URL
 http://www.shoubouji.com/


聖宝寺鐘楼.jpg
 鐘楼


聖宝寺庭園.jpg
 庭園の池


本堂前の猫.jpg
 本堂前の人なれした猫

 昔は寺から直接聖宝寺道に通じていたのですが、現在は通行止めとなっています。今回のルートの場合は、サンクチュアリ萬緑池と聖宝寺の駐車場入り口が聖宝寺道への取付きになります。


聖方寺P登山道始まり.jpg
 サンクチュアリ萬緑池と聖宝寺の駐車場入り口
 ここからしばらく歩くと最近完成した大堰堤で、右(左岸)を巻きます。


大堰堤.jpg
 大堰堤

 大堰堤から先は、昔とあまり変わっていないような気がします。少しルート変更されている区間もあるかもしれません。工事が終わって通行止め解除された聖宝寺道、そして大貝戸道も一般ルートですから、特に歩きにくいようなところはないように思います。
 山腹下部はフクジュソウが少ないですね。地表付近で目立つ緑の葉っぱのほとんどはトリカブトです。


8合目少し上.jpg
 8合目少し上の大貝戸道合流点から、8合目広場を見る

 8合目より上では、フクジュソウがたくさん咲いていました。しかしタイミング悪く、曇りがちで、花はほとんど閉じていました。


福寿草1.jpg

福寿草2.jpg
 フクジュソウ

 
山頂小屋.jpg
 山頂小屋

 山頂小屋まで私としては、ずいぶん長い時間を要しました。当初は、ウォーキングやジョギングをしているので、スイスイ登れるのではないかと思っていました。が、そんなに甘いものではなく、実際には体が重く感じ、足が思うように上がりませんでした。よく「山登りのためのトレーニングは山登り」という記述を見ます。今回の結果から考えてみますと、たぶんウォーキング等と山登りとでは、使う筋肉が違うということだと思います。

 小屋から天狗岩方面に向かいました。


霊仙、金糞、伊吹、能郷白山.jpg
 途中の丘から、霊山山、伊吹山方面を見る

 天狗岩は展望丘に比べると、いつも人が少なめで、今回も誰にも会うことがありませんでした。


天狗岩.jpg
 天狗岩


天狗岩から展望丘.jpg
 天狗岩から展望丘方面を見る


天狗岩から鈴鹿主稜.jpg
 天狗岩から南部の鈴鹿主稜を見る

 天狗岩で展望を楽しんだ後、折り返して展望丘方面に向かいました。


展望丘から天狗岩、御池岳.jpg
 定番の写真。展望丘から天狗岩、御池岳方面を見る

 展望丘で何枚かの写真を撮った後、下山にかかりました。


P1128.jpg
 展望丘少し下の山腹から、P1128、天狗岩、御池岳を見る

 古い話ですが、P1128付近の斜面は、かつて藤原岳スキー場のメインコースだったように思います。
 40数年前、山頂小屋には管理人ご夫妻(たぶん)がおられまして、スキーを借りて滑った思い出があります。その頃の借り賃は安く、500円でした。
 麓からスキーを担いで上まで登り、滑る人もいました。体力勝負ですが、若かったためか、それほど疲れは感じなかったように思います。

 大貝戸道を順調に下り、登山口に降り着きました。


大貝戸.jpg
 大貝戸駐車場付近を振り返り見る

 山歩き開始から4時間35分後、おかげさまで無事、今回の山歩きを終えることができました。

 さて、今回の山歩き後、珍しく脚にかなりの筋肉痛が出ました。上でも書きましたが、山歩きはウォーキング・ジョギングとは、使う筋肉が違うようですね。山歩きのトレーニングをするという意味では、階段の昇り降り等が良いのかもしれません。











 


 
  


砂山と竜ヶ岳 [鈴鹿北部]

akebonosou.jpg
 咲き始めたアケボノソウ


 本日は、早起きをして、砂山~竜ヶ岳を歩いてきました。

 10~20年前の記憶を頼りに歩いたのですが、それだけ年月が経ちますと、地形・地勢の変化や忘却があり、ルート見いだし困難箇所がありました。

 今回は、地図読みの大切さを再認識する山歩きになりました。


 9月15日  晴れ


駐車地0→0:36砂山→1:15小峠→1:44治山林道折り返し点→2:15治山林道分岐→
2:56竜ヶ岳→3:30石榑峠→4:16駐車地


歩行距離 15.7km



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 駐車地すぐ近くのカラト谷に架かる「いしぐれ大橋」
 大橋写真手前にある駐車可能な広場は狭く、乗用車2~3台ほどが駐車できる広さです。この広場は、過去に「三池岳、釈迦ヶ岳、石槫峠 縦走」でも利用しました。
 上写真に写っている車止めのある林道を進むと、オシマワシ谷経由で、砂山に行くことができます。今回は、国道421号線車道サイドに砂山標識の設置されているルートを選びましたが、オシマワシ谷ルートの方が、短時間で砂山に到達できます。


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 砂山遊歩道入口
 駐車地より、国道を少し降ると、砂山遊歩道入口があります。入口には、草が茂っていますが、それは入口だけで、遊歩道は草の繁茂等なく、幅広の歩きやすい道です。



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 尾根に到達した地点の少し上に東屋があります


 尾根道を歩いたり、エスケープして遊歩道を歩いたり、を繰り返しながら、高度を上げてゆくと、やがて砂山に到達します。尾根道には展望良好なスポットが、所々あります。



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 砂山山頂少し下のとんがり石と、遠景は竜ヶ岳

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 砂山山頂と竜ヶ岳

 尾根道コース上、所々でシカに出合いました。
 640mピーク経由で、小峠へ行くつもりでしたが、分岐を見逃してしまい、一般道を下ってしまいました。気付いたとき、20m登り返せば、分岐へ戻れたのですが、まあいいかと、宇賀川まで下りました。大回りによるタイムロスは、十数分くらい?



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 宇賀川道との合流点にある標識

 宇賀川から沢岸近くの治山林道支線まで上がれば近道でしたが、小峠方面に向かいました。このあたり、もう少し考えればよかったかなとも思います。その林道支線が崩壊していなければ、が条件ですが、やはり、急がば回れか?




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 道中の滝



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 小峠付近


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 治山林道入口
 
 小峠付近から数10m国道旧道を登ると、右手に治山林道入口があり、その林道に入りました。手入れのされていないこの林道は、10年前よりも、かなり荒れています。
 治山林道を上ってゆくと横谷道(中道)へ通じる林道の分岐があるのですが、見つけることができず、標高710m地点まで治山林道を登ってしまいました。
 標高660m付近から、林道は滅茶苦茶になっています。今回、上部のジグザグ道までは行きませんでしたが、10年前でもガレキ堆積が酷かったですから、ひょっとして、今はもう通行不能かもしれません。



rindou-houkai.jpg  
 林道崩壊の一部

 710m地点から折り返し、苦労して横谷への治山林道支線分岐を見つけました。林道支線入口は、盛り土がされ、しかも木々が茂っており、まわりの壁とほとんど同化していますので、発見困難です。10年前の記憶はあやふやで、GPS地図にも支線が載っていなかったため、焦りました。結果、この支線探しだけで32分のタイムロスになりました。紙地図をよく見ないとダメですね。



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 横谷への林道
 10年前との違いは、木々が生えていて、山と同化しかかっていることです。



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 礫でほとんど埋まった横谷の堰堤
 このガレキ沢を対岸に渡ると、横谷道に到達します。横谷道はこの対岸あたりで、沢から離れて急斜面の激登りになります。


 激登りが終わるころ、大崩壊の上端に到達します。中道の要注意地点です。


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 大崩壊



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 気持ちのよい樹林
 大崩壊上端を過ぎると、しばらくはカエデの目立つ気持ちのよい樹林の中を進みます。

 980m地点で、樹林から笹原に変わり、視界が開けます。



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 山頂まで、あと標高差120m

 出発から2時間56分後、やっと山頂に到達することができました。想定内ではありますが、計画の2時間よりも、かなり遅れました。



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 山頂から、御池岳、藤原岳方面を見る



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 山頂から、釈迦が岳、御在所岳、雨乞岳方面を見る

 景色は、晴天ということで、素晴らしい眺めでした。ここで、ゆっくりしたかったのですが、午後から用事があったため、ほとんど休まずに石榑峠方面へ向かいました。



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 山頂南西から日本コバ方面を見る



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 地割れがあり、地滑り崩壊寸前の稜線
 もうち谷源頭部が崩壊寸前になっていて、稜線の西、滋賀県側に迂回路があります。
 竜ヶ岳は、北が大崩壊で、青川が埋まってしまいましたが、南も予断を許さない状況ですね。



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 山頂南西、孫次郎谷源頭付近の稜線から、天狗堂、サンヤリ方面を見る

 石榑峠への下降道は、従来の道の浸食が大きくなってきたため、随所に新しい踏み跡コースが出来ています。



kasaneiwa.jpg
 重ね岩
 遠景の山は、日本コバです。



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 石榑峠 

 石榑峠からは、膝に注意をしながら、国道421号線旧道をジョグで降りました。
 小峠からの熊谷道(旧峠越道)は、近道ですが、荒れています。



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 国道旧道から竜ヶ岳を見る



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 国道旧道ゲート

 国道421号線旧道の状態は、一ヶ所、直径1mほどの陥没穴の開いているところがありますが、それ以外は、全般に良好です。


 ルートミス等がありましたが、出発から4時間16分後、おかげさまで怪我等なく山歩きを終えることが出来ました。 


  


若緑の稜線を歩く 鈴北岳、御池岳 [鈴鹿北部]

 5月17日  晴れ

 鈴北岳から東南東に伸びる県境稜線を歩いてきました。

 いつものように、現地到着が遅かったため、鞍掛トンネル東口・西口の駐車場共に満杯で、路駐も有りという混雑ぶりでした。西口から500mほど下ったところに安全な駐車スペースがありましたので、そこに駐車させていただきました。


駐車地0→0:08鞍掛トンネル西口→0:25鞍掛峠→1:08鈴北岳1:11→
1:38縦走路・乗越し→2:04丸山→2:15奥の平→2:55鈴北岳2:57→3:15鞍掛峠→
3:28駐車地

距離 12.7km


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 鞍掛トンネル西口と駐車場

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 鞍掛峠

 この尾根ルートは、御在所裏道等と同じく、鈴鹿の人気ルートですね。たくさんの山
ボーイ、山ガール、中高年登山者の方々と出あいました。


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 鈴北岳山頂
 前回登った養老山地の笙ヶ岳が、くっきり見えていました。数名の人達の上に見え
ている烏帽子岳の緑が綺麗でした。


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 鈴北岳山頂から琵琶湖方面を見る
 残念ながら、霞んでいました。綺麗な琵琶湖が見られることは、稀です。

 山頂で水分補給をした後、東南東にのびる県境主稜に方向転換しました。


suzukita-kenkyou.jpg
 かたくり峠へ続く県境主稜線方面を見る
 若緑の稜線が続きます。


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 主稜線ピークの一つ
 石灰岩が露出しています。


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 主稜線の樹林
 全体的には、緩やかな下りですから、鼻歌まじりで歩くことができます。昔のことば
かり書きますが、このルートも、私の若かったころは薮ルートでした。


kenkyou-ike.jpg
 池


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 かたくり峠からのルートとのT字路(乗越し)
 真ノ谷に降りて、丸山方面に向かいました。


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 真ノ谷と8合目標識


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 5月17日の御池岳・丸山


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 丸山で咲いていたニリンソウ

 ここから奥の平に向かいました。


shaka-watamuki.jpg
 奥の平への稜線から、釈迦、御在所、雨乞、綿向等の山々を見る


ryouzen-f-oku.jpg
 奥の平から、鈴北岳、霊仙山、伊吹山等を見る


fujiwara-f-oku.jpg
 奥の平から藤原岳方面を見る


nihonkoba-f-oku.jpg
 奥の平から、ボタンブチ,天狗の鼻(近景)、天狗堂(中景)、日本コバ(遠景)を見る
 

tenguhana.jpg
 ボタンブチの上から天狗の鼻を見る


okunohira-f-tenguhana.jpg
 天狗の鼻の上から奥の平方面を見る

 ここから再度、丸山に向かいましたが、山頂では、まだまだ、かなりの方々が休息
されていました。
 これだけ賑やかですと、山頂台地のシカたちも、出てこれないようで、今回は一頭
のシカにも出あいませんでした。

 出発から3時間28分後、おかげさまで無事、今回の山歩きを終了することができ
ました。

  


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