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真砂鬼丸谷から口坊主 [三重県の山]

 
 4月8日の下見から2週間後の22日、往古川から口坊主を登ってきました。

 先々週の下見は、

 ① 駐車地から上流側の往古川・川原ルートの状況
 ② 真砂鬼丸谷入口から第一支流手前までの左岸道の状態
 ③ 山頂部の岩場にある立木の状態

 を見るためのものでした。それで分かったことは、
 
 ① 川原ルートよりも、ヘアピンカーブまで大台林道を歩き、真砂鬼丸谷と小木森谷の出合まで斜面を降って行くのが時間短縮できて良い
 ② 時間切れで確認できなかった
 ③ 口坊主を撮影した写真から判断すると、立木がありアンカーや支点を立木だけで設置できるかもしれない。山頂下の岩壁区間は短かそう

 というものでした。

 その他、検索で過去のブログ記事等を拝見し、参考にさせていただきました。ありがとうございます。


 実際に今回歩いてみた現在のルート状況は、
 真砂鬼丸谷入口から第一支流手前までの左岸道は …
 道抜け(斜面崩壊)多く荒廃しています。現在は照葉樹の落葉時期で堆積した落ち葉によりたいへん滑りやすくなっています。ほぼ全区間で滑落に注意です。

 第二支流をしばらく遡行したところにある滝下から尾根上までの区間 …
 尾根が近くなると急傾斜になります。2名で入った場合はスタカットにしたいところです。下降の場合は懸垂下降が安全で楽です。

 山頂東南東の岩場 …
 正面は小さな岩場です。 ロープなしでもOKかといいますと人それぞれですから説明しにくいです。ソロの場合は絶対に落ちないという覚悟で登らなければなりません。
 別ルートで岩場正面の登攀を回避することもできます。その別ルートの場合も岩場の危険地帯が複数箇所あります。そしてある程度のパワーが必要です。もしそこで確保等なしで失敗すれば岩壁を100m以上滑落します。下降の場合はどのルートも懸垂下降が安全です。


 以上ですが、全体的に難度が少し高く「沢登りが得意、岩も得意(技術並びに腕力、握力、指力がある)、道迷いしても復帰できる自信がある」という方ならば安心です。
 なぜあえてこのようなことを書くのかといいますと、
 例えば、岩場等の危険個所でパワー不足の方々がおられます。引っ張り上げてもらわなければ通過できないレベルの方々がこのコースに入った場合、パワー不足による失敗等で事故が起きる可能性が高くなります。林道を除いて、ここには大杉谷のように整備され楽に歩ける区間は全くありませんので、ある程度の技術とパワーは必要です。

 4月22日  晴れ 気温高し

駐車地0→0:19大台林道ヘアピンカーブ→0:26真砂鬼丸谷入口→
1:10真砂鬼丸谷第二支流出合→1:33尾根上→2:13休息地2:36→
3:10坊主尾根出合(三叉路)→3:21 P969→3:27鞍部3:30→
3:55口坊主山頂3:56→4:27鞍部4:32→4:43坊主尾根(三叉路)→
6:10真砂鬼丸谷第二支流出合→6:43真砂鬼丸谷入口→7:07駐車地


歩行距離  約10.5km

累積標高  1288m


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 GPS軌跡

 現地着は午前10時前で駐車地は2週間前とほぼ同じ場所、久瀬谷林道分岐点から約400m進んだ地点の大台林道サイドの広場です。
 到着後早速準備をして出発しました。今回のザックはいつもより大きく、登攀用具追加で通常山行に比べて約2倍の重さになりました。
 メインロープ(シングル)の重さは半端なくかなりの重量です。


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 駐車地からの眺め


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 大台林道ヘアピンカーブから口坊主・奥坊主を見る


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 真砂鬼丸谷と小木森谷の出合にある堰堤


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 真砂鬼丸谷入口から口坊主を見る

 上で書きましたように真砂鬼丸谷入口から第一支流手前までの左岸道は各所で抜け落ちており荒廃しています。またルートは照葉樹の落ち葉堆積で滑りやすく危険です。


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 左手は第一支流、右手は嵓 
 ここから100m余り進むと第二支流出合です。両支流とも出合はゴーロで伏流です。第二支流出合の80mほど先に本流真砂鬼丸谷の大滝が見えます。


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 本流・真砂鬼丸谷の大滝
  
 第二支流出合で左折して本流と別れ、第二支流涸れ沢をしばらく遡りました。


taki-2.jpg
 第二支流の滝
 出合からこの滝手前まで涸れ沢がつづき、この地点で水が出現します。水場としてはここが最後になります。
 ここで右折して急勾配の涸れ沢を登ります。所々木々にテープが付けられています。
 やがて涸れ沢が終わりさらに岩の多い急勾配の斜面登攀になります。木々および根っこが頼りでルート取りに注意です。2名の場合はスタカットで登りたいところです。尾根に達するまで気を抜くことができません。
 復路の下りの場合は懸垂下降が楽です。


one-shakunage.jpg
 尾根上のシャクナゲ
 尾根上には踏み跡があり、これまでより楽になります。踏み跡がはっきりしない区間もあります。

 この尾根を下りに利用する場合、踏み跡がはっきりしないところは要注意です。テープが間違った方向に付けられ危険な急斜面に進入してしまいます。

 私は下りの際、テープに導かれ危険地帯に入ってしまいました。そこでトラバースして尾根に復帰することは困難で登り返さなければなりませんでした。
 申し訳ないですが間違いテープの数が多すぎて回収はできませんでした。


sugi-1.jpg
 大杉1


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 大杉2

 ルート上所々で大杉を見かけました。


bouzu-one.jpg
 標高900m付近で坊主尾根に到着
 ここで右折しました。地形図では読めませんが969mピークに至るまでに二つの小ピークを越えます。


P969.jpg
 969mピークより口坊主方面を見る


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 969mピーク少し下より口坊主を見る
 この写真ではわかりにくいですが右手に奥坊主が見えます。


sugi-3.jpg
 大杉3


iwa-one.jpg
 鞍部付近から岩尾根になる
 969mピークから降り進み、鞍部に着きました。鞍部に着いたころから両脚が攣り始めました。慣れない重いザックと高い気温による発汗過多が原因かもしれません。水は少ししか残っていませんでした。
 しばらく考えたのち、ザックを鞍部にデポすることにしました。重いメインザイルもデポしました。荷物は補助ザイル、シュリンゲ、シットハーネス、カラビナ、エイトカン等だけにし、身軽になりました。
 標高1000m近くまで登ると小さな岩壁につき当たりました。ルートは複数ありますが、いずれも危険です。岩上に到達し少し進むと山頂です。


kuchibouzu-top.jpg
 口坊主山頂
 大小のコウヤマキの林に囲まれた山頂です。
 計画では奥坊主まで行って折り返すことにしていました。しかし予定時間を一時間以上超過してしまいましたので奥坊主をあきらめ、ここで折り返すことにしました。
   
 岩場まで戻ると岩上には真新しい大きな動物の糞がありました。何も音がしませんでしたが動物の方は私の存在に気付いていたものと思われます。
 懸垂下降で岩下に降り、鞍部に戻りました。969mピークへの登りの途中でまた両脚に強い痙攣がおきました。足の親指を反らしたあと太ももと脹脛をマッサージしてしばらく休みました。
 幸い回復しましたので、その後ゆっくり歩きました。帰り道中は上で書きましたように道迷いがありました。尾根道に復帰して、それ以降は順調に進むことができました。

 開始から7時間07分後、おかげさまで充実した山歩きを終えることができました。


 



往古川 下見 [三重県の山]


 往古川と口坊主・・・
 紀勢線・往古川橋梁上付近を列車に乗って通過するとき、僅かな時間だけ車窓から見える特異な景観は、子供のころの私に強烈な印象を与えました。
 広々とした川原の向こうに屹立する山々と尖峰は私の心に強く残り続けました。
 年月が過ぎ、二十代前期に釣りで真砂鬼丸谷に入ったり、四十代に仕事で来たり、若干の沢登りをしたりしました。
 以来二十年以上、まったく来ることがなかった往古川であります。

 前置きが長くなりましたが、今回は真砂鬼丸谷の沢登りとか釣りではなく、山歩きのための下見で取付き付近だけ若干歩いてきました。
 当日はいつものようにのんびりしていて、家を出たのが午後1時と遅くなりましたので、遡行開始もたいへん遅い時刻になりました。


 4月8日  晴れ

駐車地0→0:48真砂鬼丸谷・小木森谷出合→1:01折り返し点→
1:13真砂鬼丸谷・小木森谷出合→1:23大台林道→1:41駐車地

歩行距離  3.8km

累積標高  207m  

 駐車地は、大台林道の久瀬谷林道分岐点から400mほど進んだところにある林道サイドの広場です。
 明るい時間帯に戻るということで、出発時に行動時間は1時間半くらいと決めました。
 また沢靴は履かずにいつものローカットシューズで遡行することにしました。

 駐車地から550mほど川原を歩くと堰堤があります。右岸に昔の木馬道があり通過できます。
 堰堤上から600m歩くとまた堰堤があります。ここも右岸に木馬道がありますが、堰堤近くで切れ落ちています。
 岩壁には灌木があって根っこ付近をホールドしながら通過できるような雰囲気です。四十代のころはそうして通過したような記憶があります。
 しかし、もし細い根っこが岩盤から剥がれたら、体は落下して命にかかわるかもしれません。無理をしないことにして引き返し、堰堤左岸の岩場を巻きました。
 そこから約230m歩くと石積み堰堤があります。この堰堤の通過は容易です。


ishizumi-entei.jpg
 石積み堰堤
 ここから約100m歩くとコンクリート堰堤があります。真砂鬼丸谷と小木森谷の出合です。

 出発地から出合堰堤までの水流横断箇所には、全てほど良い間隔で石があり石飛び可能です。
 一ヶ所だけ足を乗せた石が沈みローカットシューズが半分以上水没しました。が、なんと水は靴の中まで浸み込んできませんでした。
 ○○で買った安物靴なのに防水とは気づきませんでした。・・・ありがたや!


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 真砂鬼丸谷と小木森谷 出合の堰堤
 右岸に真砂鬼丸谷の小滝とチョックストンが見えます。


masago-ent.jpg
 小滝とチョックストン
 向かって左の岩は逆層でホールド・スタンスともに逆層傾斜ですが摩擦でへつり上がることができます。
 小滝上部で水流を渡るために右足をチョックストンに乗せて乗り移ろうとしましたが、股が開きすぎて左足の押しが弱くなり乗り移りできませんでした。
 沢装備ならドボンと水に浸かって渡ればよいだけです。それが嫌で岩の上部から飛び降り水流の対岸に渡りました。

 このあとすこし真砂谷を遡行しましたが、時間切れになりましたので折り返しました。
 あと1時間少々の余裕があったならば、予定していた地点までのルート現況を確認できたのではないかと思います。やはり、何事ものんびりし過ぎは良くありませんです。


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 折り返し点付近


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 先ほどの出合堰堤上から 小木森谷方面 を見る


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 堰堤左岸側少し上から 口坊主 が見えます 

 堰堤左岸側から急斜面を登って 大台林道 に向かいました。これも四十代に歩いたときと同じルートです。現在も通行可能ということが確認できました。


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 大台林道から 口坊主・奥坊主 を見る
 ここは大台林道が180度カーブする地点です。
 駐車地点から往古川を遡行するよりも、林道を歩いてこの地点から 真砂鬼丸谷と小木森谷出合の堰堤 まで下降した方が、時間短縮できることが再確認できました。

 遡行開始から1時間41分後、おかげさまで無事今回の山歩きを終えることができました。













南伊勢町町境の峰々を歩く(12) 県道16号線登山口から宿浅間山 [三重県の山]


 冬型の気圧配置が緩んでよい天気になった1月7日、昨年に歩くことのできなかった南伊勢町町境ルートの残り部分を歩いてきました。

 
 1月7日  晴れのち曇り

県道16号線登山口0→0:43桜山山頂→1:00桧山峠手前尾根分岐→1:03林道出合→
1:18林道離脱点(尾根分岐)→1:45県道152号線(峠)→2:23 P167.2三角点→
2:46三郎山(P184)→3:02南張峠→3:13 P157(構造物)3:33→3:38荒廃車道→

3:50南志摩パールランド東端家屋→4:12町境尾根鞍部(旧R260)→
4:48 P118南の配水タンク→5:17宿浅間山電波塔→5:22宿浅間山三角点→
5:23浅間神社5:27→5:35展望所5:40→6:10浜島町南張→途中休息8分→
7:47県道16号線登山口

歩行距離  24.7km   (浜島町南張までの歩行距離)16.0km

累積標高  1321m


18-1-7南伊勢歩行図.jpg
 歩行図


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 起点の県道16号線登山口

 駐車地に到着後、早速準備をして出発しました。
 町境尾根はいきなり藪尾根になりますので1.8kmほどの区間は林道を歩きました。

wana.jpg
 獣捕獲ワナ
 この地点にテープが付いていたので右折して入ってしまいました。途中で気づき折り返して林道に復帰しました。
 起点から1kmあまり(道迷い歩行距離は含まず)の地点に倒木があり、車はそれ以上進めなくなっています。


amida-nyorai.jpg
 阿弥陀如来像と後方の 桜山送電鉄塔方面を見る(起点から約1.3km地点)
 ここは展望所になっていて南伊勢の山々の眺めがいいです。

 起点から約1.8km地点で林道を離れて尾根に取付き登ると送電鉄塔に達します。その少し先に桜山三角点があります。


sakurayama-top.jpg
 桜山三角点
 ここから1分ほど南へ降ると桜山展望所があります。


gokasho-f-sakurayamatenbousho.jpg
 展望所からの眺め
 五ケ所と南伊勢の山々等の眺めが素晴らしいです。

 さらに南下すると桜山南峰の尾根分岐に着きます。左が町境尾根です。
 起点から約2.8km地点に桧山峠と町境の分岐標識があります。標識を見逃すと桧山峠に進んでしまいます。右折してヤブの急斜面を降ると3分ほどで林道に到達します。
 その地点から次の尾根分岐まで町境尾根に沿った林道を進みました。林道上あちこちに倒木があります。
 起点から約3.8km地点で尾根分岐になり町境尾根は左で地道になります。林道は右の尾根上についています。
 町境尾根上の地道は不明確でところどころウラジロの藪区間があります。


shida-one-1.jpg
 ウラジロの藪

 途中シダ藪下の地道上で猪が寝ていたようで、2mほどの至近距離で突然大きな猪が逃げ出しました。
 やや難路区間を進んで県道152号線の峠に着きました。


K152-touge.jpg
 県道152号線の峠

 152号線峠少し上から猛烈なシダ藪の登りになります。密生したシダの高さは2mを越えています。たいへん厄介なシダで折れ茎により衣服がズタボロになりました。400mの区間を進むのに35分かかりました。
 この先、宿浅間山電波塔までのルート上にはシダ藪区間が何ヶ所もあります。


shida-one-2.jpg
 シダ藪の登り


P167.jpg
 P167.2三角点 


saburouyama-houmen.jpg
 P167.2三角点西のピークより少し進んだ地点から三郎山を見る

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 三郎山山頂


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 山頂から 浜島、先志摩 方面を見る


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 南張峠

 藪ルートを進みP157に達すると尾根分岐になります。その地点にはコンクリート構造物があります。


P157-kouzoubutsu.jpg
 コンクリート構造物
 左手前のピークはP155、その少し右の遠景が田曽浅間山、その右が宿浅間山、その右の近景は南志摩パールランドです。


gokasho-f-kouzoubutsu.jpg
 コンクリート構造物から 五ケ所、南伊勢の山々等 を見る

 コンクリート構造物の上で食事休息をさせていただきました。

 休息地点で左折して急斜面を降ると荒れて藪化した車道に到達します。


haidou.jpg
 荒れた藪の車道
 藪化した車道は南志摩パールランド東端家屋の80mほど東まで続き、その先は車通行可能になります。


pearl-land.jpg
 南志摩パールランド 


pearl-land-yamamichi-ent.jpg
 パールランドを離れ藪山に入る地点
 オレンジ色標識が入口から少し入ったところに設置されています。


old-R260-anbu.jpg
 旧国道260号線降下地点
 ここから右手の林道に入り途中から町境尾根に取付いて進むことにしました。しかしこれは失敗で、取付き付近の尾根は歩行困難なシダ藪で、途中で進むのををあきらめました。
 先ほどの旧国道260号線降下地点まで林道を歩き戻り、残り時間の関係からワンスパンの町境尾根歩行をパスすることにし、国道を歩いてP118南の峠まで進みました。


P118-minami-touge.jpg
 P118南の峠付近とP118
 ここから旧国道をもう少し進むと大きな配水タンクがあります。


mizu-tank.jpg
 大きな配水タンク
 ここから宿浅間山山頂まで1km足らずですが、電波塔のある林道まで尾根上のシダ藪漕ぎが続きます。この区間も所々丈の高いウラジロが密生しているところがあり、そこでは厳しい藪漕ぎになります。


denpa-tou.jpg
 電波塔と林道
 林道に到達してやっと藪漕ぎから解放されました。


shuku-sengensan-sankakuten.jpg
 宿浅間山三角点(181.7m)


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 浅間神社
 神社を参拝したあと一旦林道終点まで戻り、その後展望所に向かいました。


shuku-sengensan-tenbousho.jpg
 展望所


hamajima-f-shuku-sengentenbousho.jpg
 展望所から 浜島、先志摩 方面を見る

 展望所で補給休息をしたあと山腹ルートを歩いて山頂直下の町境尾根に取付きました。
 町境尾根の下りルートは意外にも幅広で歩きやすくなっています。
 下りルートでは2回大きな猪に遭遇しました。
 標高110m地点で尾根分岐になります。町境は右ですが地形図では終了間際に急斜面になっていますので左に進み浜島町南張の林道に降りることにしました。


nanbari-koukaten.jpg
 南張の林道降下地点
 

 ここから国道260号~県道16号と進み、おかげさまで開始から7時間47分後駐車地に帰着することができました。

 歩けなかった区間はまたの機会に歩きたいと思います。




1月21日追記

 1月20日、今月7日に縦走を省略した区間を歩いてきました。
 縦走区間は短く1.25kmで、区間歩行に要した時間は45分でした。
 ルートの現況ですが、一部を除いて尾根上にはシダが繁茂しています。しかし尾根を少し外すとシダの生えていない所や疎らなところがありますので、藪漕ぎを回避できる区間も多いです。前回のような強烈な藪漕ぎはありませんでした。


hokouzu2.jpg
 1月20日 歩行図(破線部分が今回の町境尾根縦走区間)


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 町境尾根取付き地点
 しばらく登るとシダ尾根になりますが向かって左にトラバースしながら進むとシダを回避できます。


P102.jpg
 P102山頂
 展望はありません。
 P110までのルートもシダを回避して進める区間があります。P110に近づくと藪漕ぎになります。


P110-inoshishi-bed.jpg
 P110山頂にある猪の寝床
 山頂から先の尾根方向が判りにくいです。コンパスが頼りになります。
 山頂前後からウラジロよりもコシダが優勢な区間が多くなります。
 P118までの尾根ルートには少し深いシダ漕ぎ区間があります。


P118.jpg
 P118山頂
 少し丈の高いコシダに覆われた山頂です。
 この先の下り方向も判りにくいですからコンパスで方向を定めます。少し下るとシダ原から解放されます。


kyuu-R260-touge2.jpg
 旧国道260号線 降下地点付近
 峠よりも少し南東に降りました。

 縦走が短時間で終わりましたので、よい展望を求めて宿浦方面に向かいました。かなり進んでやっと若干の展望が得られる地点に到達しました。


michikatayama-f-shukuura.jpg
 南伊勢の山々を見る 
 春のような天気でしたので少し霞んだ遠景です。
 左の遠景は高山北のP500です。その下にタコラの双耳峰が見えます。
 中央に高く見える遠景は道方山です。その右下(尖がり屋根の左)は霧間の八です。
 遠景右端のピークはP706です。

 ここで折り返して西日を受けたP118や宿浅間山等の景色を見ながら駐車地に向かいました。
 短時間の山歩きでしたが、おかげさまで無事今回の山歩きを終えることができました。



















鍛冶屋トンネル南口西、NTT電話線トンネル南口から町境尾根縦走周回 [三重県の山]


 土曜日2回目の山歩きは、鍛冶屋トンネル南口西のNTT電話線トンネル南口からトンネル真上にあたる場所にある町境尾根鞍部に至る沢ルートを登るということを主目的にしました。
 ただ鞍部に登って降るだけではすぐに終わってしまいますので、南伊勢町町境の峰々を歩く(9)で縦走した迷いやすい町境尾根を今度は逆に進み、縦走周回することにしました。
 尾根歩きの一般常識では下から上に登る場合は尾根が収束し迷いにくいというのがあります。はたして今回はその常識通りで迷いやすい区間も難なく通過することができました。


 11月25日  晴れ


NTT電話線トンネル南口0→0:17町境尾根鞍部→ 0:48 P501→1:15牛草辻→
1:50 NTT電話線トンネル南口 


歩行距離  5.8km

累積標高  513m


牛草山歩行図.jpg
 歩行図
 クリックすると見やすい大きさになります。
 赤色の実線が今回歩いたGPS軌跡(手描きトレース)で、青色実線は以前歩いたルートです。


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 NTT電話線トンネル南口
 向かって左手のフェンス沿いに少し上ると杣道があり、左折してしばらく進むと涸沢に到達します。


karesawa.jpg
 涸沢
 広い涸沢で炭焼き窯跡があちこちにあります。かつてあったであろう杣道はほぼ消えていますが、テープがたくさん木々に付けられています。
 地形を見ながら登り進むと程なく鍛冶屋トンネル真上に当たるところに位置する鞍部に到達します。


karesawa-gentou-anbu.jpg
 鞍部
 標識を見ると鍛冶屋トンネル北口へ降りることもできるようです。
 左折して縦走尾根を進むとすぐに大岩につき当たります。向かって左側に巻き道があります。


shuurei-f-tonnel-ue-anbu.jpg
 大岩上からの眺め(今年5月撮影)
 眼下にサニー道路や横輪の集落が見えます。遠景は鷲嶺です。
 この先、牛草辻まで展望地はありませんので、ここで一息入れたいところです。

 町境尾根を登り進んでゆくとやがて迷いやすい区間に到達します。しかし登りの場合は上で書きましたように収束するわけですから、上に進めばよいだけで一般的には迷いません。
 今回注意深く歩いてみたらやはり下りの場合は迷うであろうことが確認できました。ここを降る場合、地図とコンパスは必須です。

mayoione-ue.jpg
 迷いやすい区間の上部

 今回と反対方向の縦走で下る場合ここで二又にルートが分かれます。左折が正解で右手の木馬道へ入るのはNGです。
 下りの場合は先ず左折して距離30mほど下り次に直角に右折します。この辺りはテープ等での判断ができなくなっています。

 迷いやすい区間を過ぎてP501が近づくとちょっとした岩場を通過します。


P501minami-iwa.jpg
 ちょっとした岩場


P501.jpg
 P501
 縦走ルートはここで直角に左折です。ここから180mほど進むとヘリコプター発着用に伐採された広場に着きます。


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 ヘリコプター発着用広場


P514-kajiya.jpg
 P514 
 現地標識では「カジヤ」


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 P514から100mほど進んだところにある岩場
 
 P501から牛草辻までは小ピークを七つ以上越えるアップダウン繰り返しルートです。


ushikusatsuji.jpg
 牛草辻


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 牛草辻から少し北の切り開き地から 内城田大橋、大日山、岩坂 方面を見る
 南伊勢町町境尾根の中の展望地では珍しく、ここからは伊勢湾を見ることができます。

 牛草辻の分岐点で左折して本谷コースに入り、山腹道を降ると本谷の広河原に下りつきます。


hontani-kawara.jpg
 広河原(今年5月撮影)

 本谷コースはかなり荒れていて少し迷いやすいルートですが、テープは短い間隔で木に付けられています。?と思ったときは辺りを見回せばテープが目に入り、ルートに復帰できます。

 2回目の山歩き開始から1時間50分後、おかげさまで無事今回の山歩きを終えることができました。





瀬戸谷から 牛草東尾根コース、中央コース 周回往復 [三重県の山]


 土曜日に牛草山周辺を歩いてきました。2回に分けて歩き、先ず今まで歩いたことのない「牛草東尾根コース」で牛草山に登り、「中央コース」で下山するというルートで周回往復をしました。
 次に以前より入ってみたいと思っていた沢ルートを登り、町境尾根を縦走周回しました。鍛冶屋トンネル西のNTT電話線トンネル南口から沢を遡行して町境尾根に登り、反時計回りに南伊勢町町境尾根を進んで牛草辻に至り、本谷コースで下山する という周回ルートです。
 今回は長くなりますので、2回に分けてレポートいたします。


 11月25日  晴れ


NTT電話線トンネル南口0→0:21牛草東尾根コース分岐A→0:52東尾根P487→
1:07牛草山山頂1:20→1:21中央コース分岐→1:40牛草東尾根コース分岐B→
2:00NTT電話線トンネル南口


歩行距離  5.3km

累積標高  470m


牛草山歩行図.jpg
 歩行図
 赤色の実線が今回歩いたGPS軌跡(手描きトレース)で、青色実線は以前歩いたルートです。

 車でのアプローチは、鍛冶屋トンネル南口から県道を200m弱進んだ所で鋭角に右折し瀬戸谷林道に入ります。右折点から200mほどでNTT電話線トンネル南口に到着です。電話線トンネル南口に向かって左側に車2台ほど駐車可能なスペースがあります。
 今回はここに駐車させていただき、山歩きの起点としました。


ntt-tonnel.jpg
 NTT電話線トンネル南口
 電話線トンネル南口前を出発し舗装林道を歩いてゆくとやがて終点で、車2~3台駐車可能な広場があります。


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 舗装林道終点
 案内板が設置されています。ここから地道をしばらく進むと左岸から右岸への渡渉点があり、そこには小滝があります。


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 小滝
 右岸に渡ってから140mほど歩くと右手本流に左岸から段滝が落ちているのが見えます。


taki-2.jpg
 左岸の滝
 ここから200m余り進むと牛草東尾根コース分岐点(歩行図の標識A)です。
 この先100m余り本谷コース上流側にも別の牛草東尾根コース分岐点(歩行図の標識B)がありますが、今回は歩行図の標識Aから牛草東尾根コースに入りました。


higashione-course-bunki.jpg
 牛草東尾根コース分岐点(歩行図の標識A)
 左折してコースに入り100mほど進むと右手に大きな嵓(大岩)が見えてきます。
 標識はありませんが適当なところで右折します。ルートは大岩に向かって右手で、短い間隔で木にテープが巻き付けられています。


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 嵓(大岩)

 急勾配でやや難路のルートを進むと尾根の鞍部に登りつきます。ルートはここで右折ですが左手にこのコースで唯一の展望岩がありますので立ち寄りたいところです。

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 鞍部


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 好展望の岩
 ここは嵓のさらに上の岩場です。岩上は少し危険ですが展望は素晴らしいです。今回の周回往復コースの中で、牛草山山頂を除きただ一つの開放感ある展望地です。


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 岩上から 町境縦走尾根、鷲嶺、京路山 等を見る

 「牛草東尾根コース」というものの、この地点はP487北尾根になり、P487に達してから右折して牛草東尾根を歩くことになります。
 鞍部からP487までは一部岩場もありますが、全体的には歩きやすいです。


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 P487
 ここで右折です。標識によりますと左折して東尾根を歩き降れば 南伊勢町総合グラウンド に到達できるようです。


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 牛草東尾根の様子
 牛草山までの東尾根コースは歩きやすいです。


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 中央コース分岐点
 ここから山頂まで約90mです。


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 牛草山山頂


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 山頂から 五ケ所湾方面を見る


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 山頂から 朝熊ヶ岳、山伏峠、京路山、町境縦走尾根 等を見る


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 山頂から 道方山、P706、栃谷山、七洞岳、獅子ヶ岳、渡会ウィンドファーム、局ヶ岳 等を見る


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 山頂から 獅子ヶ岳、渡会ウィンドファーム、局ヶ岳、白猪山、堀坂山 等を見る

 山頂で展望を楽しんだあと、中央コースで下山しました。牛草山登山コースはどのルートも荒れ気味ですが、中央コースが一番歩きやすいように思います。


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 中央コースの様子
 テープ等があちこちにあり、現在のメインコースのようです。
 本来は歩行図の 標識C で本谷コースに合流すべきと思いますが、今回は 標識D経由 標識B地点 で本谷コースに合流しています。


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 標識C
 今回経由してませんが、参考写真です。


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 標識D
(標識Bで牛草東尾根コースに入った場合、ここで左折すれば牛草東尾根コースへ、右折すれば中央コースに進みます。標識DからP487北尾根に至るルートは今回歩いていませんので、歩行図には描かれていません) 
 
 繰り返しますが 標識Dで左折して100mほど進み、標識Bで本谷沿いの道に合流しました。


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 標識B
 ここで右折し、約1.3kmほどの歩きで駐車地に帰着しました。

 駐車地で小休止したあとは土曜日2回目の山歩きで、沢ルートから入り町境尾根を縦走周回しました。
 上で書きましたように周回歩きは別ページでレポートいたします。








 

君ヶ野ダムから佐田山系 高束山~竹原山(佐田山)を歩く [三重県の山]


 9月10日、津市美杉町の高束山(標高約500m)と竹原山(標高745.1m)を歩いてきました。
 両山ともに地理院の地形図には山名が記載されていません。したがいましてあまり目立たない山々かもしれませんが、高束山は信仰の山として地元で親しまれ崇敬されています。竹原山は二等三角点の山として存在感があります。
 雲津川右岸のこの地域の山並みは高束山山頂の説明板によりますと「佐田山系」というようです。二等三角点745.1m峰の名称は、地理院点の記では「竹原山」、山頂標識では「佐田山」になっています。


 9月10日  曇り一時晴れ


駐車地0→0:23中原方面林道分岐点→0:37中原左折点三叉路→0:46高束山本宮登山口
→1:16山上 会場→奥宮→山上 会場1:43→2:02君ヶ野谷登山口→
2:51林道竹原線支線起点三叉路2:57→3:26竹原山山頂→
3:50林道竹原線支線起点三叉路3:55→4:31駐車地


歩行距離  18.7km(これはGPSの数値ですが林道カーブでの軌跡短絡が多いです。地形図の距離測定で補正すると20kmを少し越えます)

累積標高  1017m(登りと下りの閉合差が出ますので、二つの数値を平均しました)


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 君ヶ野ダム


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 君ヶ野ダム堰堤上から 尼ヶ岳、大洞山 方面を見る


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 君ヶ野ダム湖右岸駐車場から 竹原山(佐田山)を見る
 遠く、そして高く見えている峰が竹原山です。竹原山山頂はピークの少し右手になります。


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 君ヶ野ダム湖左岸の林道を少し上った所にある標識

 駐車場はダムの右岸左岸、そしてこの標識の近く レークサイド君ヶ野 にあります。
 駐車場に車を置かせていただき、林道竹原線を上流に向かって進みました。


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 君ヶ野谷橋と水路橋
 上の橋は発電のための導水路橋で、君ヶ野ダム下に中部電力の発電所があります。  
 水路橋の下を通ってしばらく進むと三叉路があり、高束山方面を示す標識が設置されています。


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 三叉路と標識
 今回は大回りになりますが、中原の登山口から参拝することにしていましたので、ここで右折して中原に向かう林道を降りました。
 林道を降り、中原集落の道を西に進むとやがて三叉路にある大きな「高束山参道」の標識が目に入ります。


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 高束山方面を示す標識 
 ここで左折して坂道をしばらく上ると「伊勢御嶽高束山登山口経務所」の標柱があります。


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 「伊勢御嶽高束山登山口経務所」標柱
 ここから100mほど進むと道はクランク型に曲がります。そのクランク部に神社がありますので参拝しました。 

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 神社

 クランク部を過ぎて40mほど歩くと堰堤の上に駐車可能な広場があり、その少し上に「伊勢高束山本宮登山口」の標柱があります。
 中原集落には駐車適地がないようですので、中原から登る場合はここに駐車させていただくとよいかもしれません。


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 「伊勢高束山本宮登山口」標柱
 ここで車の通れる林道を離れ、参道に入ります。

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 参道

 幅広の参道です。全般に杉桧林の中を歩き、山頂部のみ広葉樹林帯です。
 当日は蒸し暑い日で、汗だくになって登りました。


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 山上会堂手前の石階段


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 石階段上にある説明板
 クリックすると読める大きさになります。


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 山上の 御嶽教三重高束山教会 会堂


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 奥の院への登り道から 会堂を見る 
 昭和時代の一定時期、信者家族が住んでおられたそうですが、現在は無住で屋根の痛みが進んでいます。

 会堂正面の石階段を登って奥の院へ向かいました。会堂からの標高差は20m余りです。


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 奥の院
 社に向かって左手に高束山最高点があります。
 参拝のあと会堂の広場に戻りました。


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 会堂裏手の広場から 経ヶ峰~青山高原 方面を見る


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 同所から 青山高原の南、白山町伊勢見~元取岳(三角点峰778.7m)方面を見る 

 広場をぐるりと一周しましたが、古い軽トラがあるのには驚きました。ヘリコプターで運んだのでしょうか?
 あるいは、ひょっとして昔は君ヶ野谷方面からの参道が通行出来たのかもしれません。

 山上でゆっくりさせていただいた後、君ヶ野谷登山口へ降りました。 


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 しばらくは広葉樹林の中の道


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 植林帯の道
 整備された幅広道です。


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 君ヶ野谷側登山口
 時間的に余裕がありましたので竹原林道を上り、峠に向かいました。
 竹原林道は舗装路で下からの標高差がかなりあり、自転車のヒルクライム練習に良さそうな印象です。しかし落石が多めで下りは要注意です。


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 峠手前の三叉路 林道竹原線支線起点
 峠を越えて少し下り、カーブにさしかかると前方に山が見えます。


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 前方の山 
 高所山(たかんしょやま)と言いたいところですが、前方に見えている山は高所山北東600mにあるP770です。
 ここで折り返して先ほどの三叉路に戻りました。
 
 三叉路で林道竹原線支線に入り、竹原山(佐田山)に向かいました。
 この林道はほとんど未舗装でかなり荒れていて、一般乗用車の通行は困難です。
 検索したところ YOU TUBE で走行記録が視聴でき、様子を見ることができます。


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 竹原山 登り口
 林道の標高最高点を過ぎ、少し下ると左手に登り口があります。そこから僅かの登りで三角点です。


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 二等三角点 点の記名 竹原山 (現地標識 佐田山)
 残念ながら植林の中で眺望はありません。この辺りはかなり広い平頂台地ですので、各ピークを歩いてみると楽しいかもしれません。
 今回は時間的に厳しくなってきましたので、ここで折り返し下山することにしました。

 下山は順調に竹原線支線を戻り、三叉路で小休止の後、竹原線をジョグで降りました。

 開始から4時間31分後、おかげさまで無事駐車地に帰着することができました。












南伊勢町町境の峰々を歩く(11) 剣峠~京路山~県道16号線登山口 [三重県の山]


 今回のレポートは「5月に歩いたもの」と「6月上旬に歩いた県道16号線登山口から京路山までを往復したもの」をつなぎ合わせたものです。
 5月の山行は薄曇り、6月の山行は快晴と、まずますの山歩き日和でありました。


県道16号~京路山~剣峠-歩行図.jpg

 歩行図

 剣峠~県道16号線登山口までの歩行距離  約6.0km

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 剣峠
 峠から少し南の五ケ所側に登り口があり、よく整備された急勾配の道を上ると主尾根に到達します。
 主尾根は一部岩道もありますが全体に特に危険な道はなく歩きやすいルートです。

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 岩壁
 京路山に至るまでの道中、いくつかの岩を撮影しましたが残念ながら写真を削除してしまいました。この写真のみ残っています。

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 京路山三角点

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 京路山山頂部

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 山頂から 伊雑ノ浦、志摩スペイン村 方面を見る

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 山頂から 今回の歩行コース尾根、英虞湾 方面を見る 1

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 山頂から 今回の歩行コース尾根、英虞湾 方面を見る 2

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 山頂から 今まで歩いてきた山々や南伊勢の山々を見る

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 八祢宣山方面の拡大
 八祢宣山(右近景)の右に局ヶ岳山頂部が一部見えています。
 八祢宣山の左には三角錐形の栗ノ木岳、その左には修験行山や三峰山等が重なって見えています。

 県道16号線登山口方面への縦走路取付き点は三角点から少し西に戻ったところにあり、オレンジ色標識があります。

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 取付き点の標識

 取付き点からすこし降ると、京路山山頂下の大岩を左手に見ます。

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 大岩

 縦走路を進んでゆくと尾根道と山腹道の分岐がありますが、山腹道の方が歩きやすいです。
 大広山へのルートを右に分け、山腹道を進むとまた尾根道に復帰します。
 標高325m地点付近まで降ると、築地へのルートと縦走路ルートの分岐(築地ルートが幅広でメイン)があります。標識はなく見逃しやすいかもしれない地点で要注意です。

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 ヌタバ

 縦走路を進んでゆくと標高230m地点でルートは尾根を外れ町境の東側を進むようになる区間がしばらく続きます。ここもルートを見失い迷いやすい地点ですから要注意です。
 この迷いやすい区間は今回の南伊勢縦走路の中で唯一の蛇紋岩地帯のようです。
 ちょっとしたピークを越え降って行くと鞍部に到達します。そこは築地への谷道ルート分岐点です。

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 築地への分岐点にある標識
 分岐点から標高差約60m、233.7m三角点への登りが始まります。シダ原横の少し歩きにくい急登ですが、ひとがんばりで三角点の少し左手の尾根上に乗り右折して石標に到達です。

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 233.7m三角点
 しばらく尾根を進んで左に少し下ると標識があります。

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 標識
 上りの場合は分岐が多くて、しばらく考えてしまいますが、下りの場合はたぶん大丈夫です。ここから若干進むと展望岩分岐の標識があります。

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 展望岩
 展望岩の下にはクチナシの花が咲いていました。

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 展望岩から志摩スペイン村方面を見る

 分岐に戻り尾根道を進むと林道に降りつきます。

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 林道
 この林道を少し進むとまた右手に尾根への取付きがあり、尾根に乗ります。尾根歩きは極短時間で、程なくコンクリート製の貯水プールに到達します。

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 貯水プール地点
 ここで右折します。このプールを過ぎて以降道幅が広くなり歩きやすくなります。

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 歩きやすい道
 県道16号線登山口に近づくと急坂になりますが幅広道が続きます。

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 京路山登口標識
 この少し下にコンクリート道があり、そこを降ると県道16号線登山口に到着です。

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 県道16号線登山口
 このあたりが神津佐川水系と池田川水系の分水境界で、町境です。
 京路山登山の場合の駐車スペースですが、町境付近の道路サイドが広くなっていて駐車可能です。また磯部側、堀切の林道にも駐車適地があります。

 さて、今回で私の予定していた「南伊勢町町境の峰々を歩く」のコースレポートはとりあえず終わりとなります。
 県道16号線登山口以南につきましては、今のところ考えていません。機会がありましたら、また冬季に歩いてみたいと思います。

 南伊勢町町境の峰々を歩いてみていろいろな思い出がありますが、おかげさまでなんとか終了できましたことを感謝いたします。


 


 


南伊勢町町境の峰々を歩く(10) 床木峠~切原峠~八大龍王~八祢宣山~剣峠 [三重県の山]


 タイトル区間の縦走は5月上旬に行っておりまして、実際の歩行経路は、
県道720号線の広い待避所に駐車→床木峠→樫山→床木峠→切原峠→八大龍王→八祢宣山→剣峠→京路山→ピストンで戻り、途中から旧峠道で床木集落→駐車地 です。
 今回もレポートは縦走区間のみで、その他の歩行区間は省略させていただきたいとおもいます。
 床木バス停から床木峠方面に向かう県道は道幅狭く、不法投棄防止のためか幾つかの待避所にはロープが張られていて、駐車スペースは少ないです。
 しかし駐車可能な広いスペースも若干ありますので、そこに駐車させていただきました。
 床木バス停には広場がありますが、バスの転回停車場のようですので、一般車の駐車はできないものと思われます。

床木峠から剣峠-歩行図.jpg
 歩行図(2017年5月歩行)

 床木バス停~床木峠までの距離  約2.0km

 床木峠~剣峠までの歩行距離  約5.5km

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 床木峠
 床木峠からしばらくの間は県道720号線が縦走路に平行しています。途中縦走路は県道に合流しますが、すぐにまた尾根道に復帰します。
 P396山頂が近づいてきたころ、右手に尖り岩が見えましたので立ち寄りました。好展望の岩場です。

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 尖り岩

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 尖り岩からの眺め1
 右から 神岳、P501、牛草山、温坊 等

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 尖り岩からの眺め2
 右から 牛草山、温坊、栃谷山、P706、道方山、高山、タコラ、霧間の八 等 

 尖り岩から縦走尾根を60mほど進むとP396です。小広い山頂部で北側に岩場があり好展望です。

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 岩場

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 岩場から 鷲嶺、前山 を見る

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 岩場から 床木集落、朝熊ヶ岳、山伏峠 等を見る

 P396から縦走尾根を600mちかく東進し、鞍部に近づいたころ巨大な岩に出合います。

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 巨大岩
 写真では判りにくいですが、かなりの高さがあります。登らなかったのですが、ひょっとして岩上は好展望かもと思いました。
 ここから400mほどで切原峠に到着です。

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 切原峠

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 茶屋跡

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 峠の休息所から五ケ所方面を見る

 切原峠付近はかなり広くてベンチが設置されており、休息適地になっています。私はここで食事休息をしてゆっくりさせていただきました。

 切原峠から八大龍王に向かう縦走路は海側が伐採されている区間があり、五ケ所方面がよく見えます。

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 伐採区間から五ケ所方面を見る

 やがてP366に至り、そこからしばらく進むと八大龍王への分岐標識があります。右折して八大龍王に立ち寄りました。

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 八大龍王の社

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 八大龍王の池
 朝熊ヶ岳山頂の神社、御在所岳の長者池、大和高原の壇の山 を思い出します。
 お参りしたあと分岐に戻り、八祢宣山方面に進みました。このあたりから八祢宣山手前の鞍部まで、縦走路は主尾根を外れ五ケ所側を歩く区間が多くなります。道幅広くて快適な縦走路です。

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 P401

 八祢宣山手前の鞍部から標高差60mほどの登りで八祢宣山山頂です。

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 八祢宣山山頂

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 山頂からの眺め
 今まで歩いてきた南伊勢の山々や渡会アルプスが見えています。
 山頂の南に展望所があり、展望所からの眺めも素晴らしいです。

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 展望所から京路山を見る

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 展望所から五ケ所方面を見る
 展望所から縦走路を距離750mほど歩き降ると剣峠に到着です。

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 剣峠モニュメント

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 佐々木小次郎の伝説がある 小次郎池 が峠横にありました。




 

南伊勢町町境の峰々を歩く(9)  牛草辻~鍛治屋峠~床木峠 [三重県の山]


 「南伊勢町町境の峰々を歩く」9回目は牛草辻から床木峠間の縦走レポートです。
 この区間も実際には、牛草辻~鍛治屋峠間を周回し、鍛治屋峠~樫山を往復するという一日行程と、その次の山歩きの一部分である、床木(いすのき)峠~樫山往復をつなぎ合わせたものです。
 歩行図には、縦走以外の周回部分も描いていますが、今回はその区間のレポートおよび写真等は省略させていただきたいと思います。

牛草辻から床木峠.jpg
 歩行図


 牛草辻~床木峠 区間距離  約7.7km


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 牛草辻


 牛草辻からアップダウンを繰り返しながら尾根道を進むと、やがてP514に着きます。

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 P514(カジヤ)
 このピークにあるオレンジ色標識では、地理院地形図で表示されている東方向への破線路ルートは×印となっています。

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 ヘリポート
 P514を過ぎ、P501へ向かう道中で突然林が開け、広い裸地が出現します。
 寺前堂にある案内板によりますと、ヘリポートだそうです。
 縦走路を標識に導かれ進むとP501に到達です。

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 P501
 ここは分岐ピークで、直進は神岳へ、右折は縦走尾根です。
 P501から少し進むと木馬道となります。この道は途中までは良いのですが、P501から200mほど進んだところでルートを外れますので要注意です。
 私はその200m地点で分岐を見逃し、木馬道をそのまま進んだため迷いました。GPSで分岐地点まで戻り、GPSの電子コンパスでそれらしいルートを進みました。
 しかし電子コンパスはあまりよろしくない。不安定です。磁石コンパスの方が安定していて頼りになります。
 四苦八苦して進むと赤テープがあり、ルートに復帰できました。
 この辺りは地形がはっきりせず、縦走コースの中では最も迷いやすい地点ですので、注意が必要です。

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 地図上、鍛治屋トンネルの上より少し西地点から 鷲嶺を見る

 展望のない縦走路を降って行くと、地図上鍛治屋トンネルの上あたりに標識があります。トンネル南口近く方面に至る下降ルートです。
 鞍部を過ぎてアップダウンを繰り返しながら東進し、P357に近づくと尾根の左手に大岩が見えましたので、立ち寄りました。今回のルートで最初の好展望地点です。

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 大岩から牛草山(左)、P501(右)を見る

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 大岩からP501(左)、神岳(右)を見る

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 大岩からP357山頂の鉄塔を見る

 縦走路に戻り、しばらく上ると送電鉄塔の立つP357山頂です。

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 P357から鷲嶺、朝熊ヶ岳方面を見る
 牛草山・神岳方面も見えますが、成長してきた木々が邪魔をしていますので、先ほどの大岩のほうが好展望です。
 東進し、縦走路を降ると鍛治屋峠に着きます。

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 鍛治屋峠

 鍛治屋峠から縦走路を東に少し上ると、今回のルートで最も素晴らしい眺望が楽しめる展望地に着きます。

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 展望地から、牛草山、温坊、タコラ、霧間の八 方面を見る

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 展望地から、タコラ、霧間の八、局ヶ頂、龍仙山(左) 方面を見る

 展望地から3分ほどでまた鉄塔があり、そこでも若干の眺望があります。さらに6分ほど進むと馬坂山三角点に到着です。

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 馬坂山三角点

 三角点の東80m付近にも鉄塔があり展望地になっています。この先床木峠までの区間ひたすら森の中を歩くルートになりますので(キレット付近に若干展望有)、展望を楽しんでおきたい所です。

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 P352(馬坂山東峰というプレート有り)

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 P350(樫山西峰というプレート有り)

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 P380(樫山というプレート有り)
 ここで直角に右折し130mほど進むとキレットに到着です。下りは岩をエスケープしていますが、上りは若干岩の上を登ります。岩場を過ぎると程なくP397(鐘叩山)山頂です。

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 キレット

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 P397(鐘叩山)

 鐘叩山から560mほど縦走尾根を降り進むと床木峠に到着です。

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 床木峠


 
 

 
 

南伊勢町町境の峰々を歩く(8)  鴻坂峠~駱駝山~温坊~牛草山~牛草辻 [三重県の山]


 タイトルは「鴻坂峠~駱駝山~温坊~牛草山~牛草辻」ですが、実際には3回に分けて歩いています。
「鴻坂峠西の駐車地~鴻坂峠~駱駝山の往復」、「寺前堂~温坊~駱駝山の往復」、「鍛治屋トンネル南口付近の林道駐車地~牛草辻~牛草山~温坊の往復」 と3つです。
 今回は、これら山歩きの縦走部分等をつなぎ合わせてレポートしたいと思います。

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 歩行図(2017年4月歩行)


タイトル経路の合計距離  約7.6km

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 鴻坂峠登山口
 鴻坂峠の町境から少し東に進んだところに登山口があります。ここから峠の町境尾根上へ戻り気味に進み稜線に乗ります。

 小さなアップダウンを4~5回繰り返し、次のちょっとした登りを終えると茶臼山山頂です。茶臼山山頂まで危険個所等ほとんどなく平凡な里山歩きです。

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 茶臼山山頂

 茶臼山山頂から500mほど進むと木々の間越しに大岩が見えてきます。これは駱駝山南峰の南大岩で、向かって左側に巻き道が付いています。

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 南大岩

 巻きながら岩尾根に乗り、上を目指すと「雷松」というプレートがある尖がり岩に到達します。

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 尖がり岩
 雷松のプレートがありますが、駱駝山北峰(P432)には「雷松跡」のプレートがありますので、?です。

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 尖がり岩から局ヶ頂方面を見る
 局ヶ頂手前には 霧間の八が見えています。

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 尖がり岩、となりの岩

 岩尾根をトラバースして南峰北端大岩上の見晴し場に向かいます。

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 見晴し場からの眺め
 左手近景は駱駝山北峰、すぐ右手の遠景は牛草山、右端のピークが温坊。

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 温坊と五ケ所湾方面を見る
 左端が温坊で、そのすぐ右手に龍仙山が見えます。

 見晴し場から少し戻り、度会町側のルートを転倒に注意しながら、南峰と北峰の鞍部に進みます。

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 南峰、北端大岩の一部

 鞍部からひと上りで駱駝山北峰山頂です。

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 駱駝山北峰山頂(P432)
 先ほど書きましたように「駱駝山」と「雷松跡」のプレートがあります。
 
 ここから尾根を東北東に進んでゆくと、岩尾根区間に入ります。岩尾根区間は結構長く、町境尾根随一の太陽光を受ける明るい尾根歩きができるところです。
 この区間には度会町側に巻き道が付いていますので、安全に通過できます。私は往路で岩場を、復路では巻道を歩きました。
 一部岩場のナイフエッジは本物の鋭角エッジになっていますので巻くのがよく、エッジ等危険個所の通過はお勧めではありません。

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 岩尾根の一部

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 尖り岩

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 岩尾根地帯から渡会アルプス方面を見る

 岩場地帯歩きが終わって、しばらく上ると奥山(P451)です。ここで進行方向を東南東に変え、歩きやすい道を300mあまり進むと分岐です。

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 奥山

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 分岐点
 右が温坊、少し進んで左が牛草山方面です。

 右に進んで少し歩くと見晴台方向を示す標識があります。見晴台からの眺望は温坊山頂よりもいいですから、立ち寄りたい所です。

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 見晴台からの眺めの一つ
 遠景左は、鷲嶺、右に朝熊ヶ岳、山伏峠、八祢宣山、京路山 の他に 縦走尾根の峰々が見えていて、今後の参考になります。
  
 見晴台から温坊への道に戻り南に下って、鞍部からすこし上ると温坊山頂です。

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 温坊山頂
 五ケ所湾方面が切り開かれていますが、見える範囲は狭いです。

 温坊山頂からさきほどの分岐点に戻り、牛草山方面に進むと、途中また見晴台の標識があります。

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 見晴台からの眺め
 ここは五ケ所方面が好展望です。

 見晴台から尾根を北上し牛草山山頂が近づくと、牛草山山頂を通過しないバイパス道分岐に出合います。右の尾根道に入り、しばらく上ると牛草山山頂到着です。

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 牛草山山頂
 山頂は2方向が伐採されており、広い方は朝熊ヶ岳~五ケ所湾が望め、もう一方は狭いですが渡会アルプス~栃谷山~P706方面を望むことができます。

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 牛草山山頂から五ケ所湾方面を見る

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 牛草山山頂から渡会アルプス、栃谷山方面を見る

 山頂から縦走路方向の西に少し降ると左からくるバイパス道に出合います。

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 バイパス道合流点
 ここから西北西にしばらく進むと尾根道経由牛草辻方面への道と山腹道経由牛草辻方面への道、分岐点に出合います。
 今回は楽な方の右手、山腹道で牛草辻に向かいます。山腹道は近年荒れてきており、やや歩きにくくなっています。
 山腹道を降り進み、牛草辻が近づくと少し上りになり尾根経由の道と合流します。少し歩けば牛草辻に到着です。

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 牛草辻


 


 


 
 

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