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南伊勢、有地山・大河内山・笠松山・小方頂切 周回 [三重県の山]


 2月7日の日曜日に、南伊勢の古和川流域源流の山々を周回してきました。計画段階では下の3つのコースを考えていました。

1.登山口→有地山→大河内山→古和峠→笠松山→桧尾小峠→P443.9→P401.7(小方頂切)→旧島津小学校→登山口

2.登山口→有地山→大河内山→古和峠→笠松山→桧尾小峠→P443.9→右折して下山→登山口

3.登山口→有地山→大河内山→古和峠→県道を歩いて下山→登山口

 古和峠に着いた時点で、状況によりその後どうするか決めることにしていましたが、結局一番目のコースを周回しました。
 コースの状況ですが、桧尾小峠までは概ね歩きやすいルートです。しかし、それ以南は歩きにくくなり、踏み跡がはっきりしない区間もあります。
 桧尾小峠以降は、標識がなく迷いそうな分岐点が所々にあり、そのような地点ではGPSが頼りになりました。縦走尾根標高200m付近まで降りると、道が良くなり、歩きやすくなります。


 2月7日  晴れ

有地(あろち)川林道終点駐車場0→0:13古和浦不動の滝→1:06有地山1:16→
1:23オロチ山→2:05大河内山→2:18NTT電波中継所→2:36古和峠3:03→
3:15寒谷山→3:21旧古和峠→3:36寒谷の頭→3:56笠松山→4:27桧尾小峠→
4:34 P443.9→5:20 P401.7→6:09旧島津小学校→6:36有地川林道終点駐車場


歩行距離 20.67km

 
 車の場合、紀勢町から南伊勢町に入って国道260号線を東進し、古和浦トンネルをくぐり抜けて出口から300mの地点にある三叉路を左折します。林道を進んでゆくと終点に駐車スペースがあります。そこに駐車させていただきました。


arochi-start.jpg
 有地川林道終点駐車地(登山口)付近

 稜線までの登りのうち下部は杉林の中の登山道です。登山口から古和浦不動の滝までは距離600mほどです。


fudoh-taki.jpg
 古和浦不動の滝
 滝の手前に2本の大杉があり、注連縄が張られています。左岸には不動尊が祀られていますので、お参りしました。

 滝からしばらく上ると照葉樹林帯になります。樫の木は多いですが、なぜかウバメガシはほとんど見かけませんでした。上部は主に桧の植林帯~二次林帯です。
 標高380m付近の間伐木がたくさん横たわっているところで、テープに惑わされて、道を失ってしまいました。直上すれば稜線に到達できますので、まあいいかと斜面を直上しました。標高420m付近で再び登山道に出合いましたので、合流して山腹を斜上しました。


r.arochi-l.orochi-bunki.jpg
 主稜線に到達
 有地山は左折です。右折した場合、オロチ山まで直ぐです。


arochi-3kakuten.jpg
 有地山三角点
 山頂付近は南面が伐採されています。


himego-fr-arochi.jpg
 山頂付近から姫越山方面を見る


ohdai-fr-arochi.jpg
 山頂付近から大台ケ原(右遠景)方面を見る

 山頂付近で撮影と休息をしたあと、オロチ山方面に向かいました。


orochi-top.jpg
 オロチ山山頂
 主稜線は、ここで左へ折れます。大河内山までの尾根ルートは照葉樹林が間伐されていますので、明るい雰囲気です。


小方頂切-fr-orochikita.jpg
 大河内山へのルート途中からの眺め

 
キワダ-大河内-bunki.jpg
 三叉路
 左はキワダ登山口方面、右折すれば大河内山方面です。このあたりから大台ケ原、南亦山、総門山等が見え始めます。


南亦-総門.jpg
 大河内山山頂手前から南亦山、総門山方面を見る
 南亦山、総門山との間に迷岳も見えています。


大河内-top.jpg
 大河内山山頂


大台-南又.jpg
 山頂から大台ケ原、台高山脈、南亦山等を見る

 大河内山山頂から尾根を東に進むと、NTT等の電波中継施設等がある山頂への林道に出合います。右折して山頂に向かいました。


NTT林道.jpg
 林道出合


NTT中継所.jpg
 山頂のNTT施設
 山頂には、携帯電話の鉄塔も立っています。


海-fr-NTT.jpg
 山頂から海を見る

 山頂で8枚ほど写真を撮ったあと、渦巻き状の林道を古和峠方面へ下ってゆきました。


古和峠.jpg
 古和峠


国見-寒谷の頭.jpg
 古和峠少し下から、国見山、寒谷の頭(右)方面を見る

 古和峠付近の山腹南面林道サイド日だまりで食事休息をしました。風の当たるところはかなり寒かったのですが、南面の日だまりは風もなく暖かで、ゆっくり休息することができました。
 休息中、この後のルートについて考えました。体力的には余力があり、時間も十分ありましたので、桧尾峠方面へ行くことにしました。


寒谷山top.jpg
 寒谷山山頂


旧古和峠.jpg
 旧古和峠


寒谷の頭.jpg
 寒谷の頭


古和浦-fr-寒谷頭東.jpg
 寒谷の頭東方地点から古和浦方面を見る
 右端に見えている山は座佐の高。

 尾根ルート右手は照葉樹が密生(左手は主に桧の植林帯、または二次林)していて展望不良ですが、所々伐採されていて展望地が作られています。
 笠松山を過ぎて少し下ると、中電の鉄塔に出合います。


栗ノ木..局-fr-中電鉄塔.jpg
 中電鉄塔の下から、栗ノ木岳、局ヶ岳等を見る

 この北のピーク付近に分岐があります。コース的には右折が近道ですが、直進して北の桧尾越方面に降りました。


桧尾越付近.jpg
 桧尾越近くの分岐点
 ここの標識ではこの南が桧尾越になっています。また「南伊勢 山歩きガイドマップ」でもそう表示されています。
 しかし地理院地図では、この地点の北が桧尾越になっています。今回ここから南の峠道を進みましたが、現地の「桧尾越標識」は、地理院地図どおりこの地点の北にあるようです。どのあたりが桧尾越なのかは、曖昧なのかもしれません。
 この峠越えの道はガイドマップに「昔の生活道路」と記されているように、しばらく広くて歩きやすい道が続きます。が、それは数百メートルの区間のみで、次第に荒れ道となります。


荒れた道.jpg
 荒れた道
 古道には木の葉や枝が堆積しており、いたるところで掘り返されています。このようなところを掘ってみると、ミミズやコガネムシの幼虫、ときにカブトムシの幼虫も出てきます(ついでにムカデ類もたくさん)。今回は出合いませんでしたが、このような場所でアナグマやイノシシが掘り返している現場に出合うことがありますね。過去数回の経験しかありませんが、そろりと近づくと彼らは人間が1m付近まで近寄っても気づかず、食事に夢中になっているときもあります。


桧尾小峠.jpg
 桧尾小峠
 左は職谷方面(村山方面)、右はP443.9方面。右の尾根道を進みました。


P443.jpg
 P443.9三角点
 この三角点の少し南に分岐点があります。この付近からルートは不明瞭になり、テープも少なくなります。


姫越-座佐高-古和浦.jpg
 P443.9南東の稜線上伐採地から、姫越山、座佐の高、古和浦湾方面を見る

 歩きにくいルートで嫌になってきたころ、ようやくP401.7(小方頂切)に着きました。


P401.jpg
 P401.7(小方頂切)
 この先も歩きにくいルートが続きます。


見江島方面.jpg
 小方頂切の南230m峰の少し北、切り開きから見江島方面を見る


有地-大河内.jpg
 小方頂切の南230m峰付近の切り開きから有地山(左)、大河内山方面を見る

 標高200m付近まで降りてきて、ようやく歩きやすい道になりました。植生も変わり、ウバメガシが主体の林になります。


良い道.jpg
 広くて歩きやすい道


古和浦湾.jpg
 左手に古和浦湾、古和浦漁港が見えて美しい


貯水タンク公園.jpg
 大きな貯水タンク横の公園に降り着きました

 ここから階段の多い道を下ると、旧島津小学校の校庭に到着します。

 
旧島津小学校.jpg
 旧島津小学校校門
 島津小学校は2014年、他の数校とともに南勢小学校に統合されたそうです。

 ここで山歩きは終わり、あとは歩きやすい道路の歩行だけとなりました。

 出発から6時間36分後、おかげさまで無事、本日の山歩きを終えることができました。

 本日の山歩きをふり返ってみますと、この辺りの山々は標高が低くても高低差が結構ありますので、組み合わせによっては歩きごたえのあるコースになることを実感しました。今回のコースは、累積獲得標高が1600mほどになるようです。
 
 南伊勢山歩きガイドマップによりますと、まだまだ魅力的なコースがありそうですので、参考にさせていただいて、また歩きたいと思います。
 
 
古和浦漁港.jpg
 午後4時過ぎ、古和浦漁港突堤からの眺め

 


 


 
 


   
 


 


 

 


 
 


南伊勢 新桑竈から姫越山、座佐の高、座佐浜 周回 [三重県の山]


 暖冬で冬らしくない日が続いていましたが、いよいよ本格的な寒気がやってきたようで、しばらくの間、寒さが続く予報です。そうなりますと南の方へ行きたくなりますね。そこで今回は、南伊勢まで南下して、伝説の山、姫越(ひめご)山周辺を歩いてきました。
 当日朝は冷え込んで、南伊勢町までの道中、畑等の景色は降霜で白くなっていました。ということでして、現地に着いても朝方は結構寒かったのですが、日中は次第に暖かくなり、快適な日だまりハイクを楽しむことができました。


 1月17日  晴れのち曇り

新桑竈・駐車地0→0:17渡渉点(登山口)→0:33分岐点→1:03展望台→1:12姫越山→
1:53座佐の高→3:05座佐浜南端→3:27座佐浜北端→4:07タマゴ浜→
4:30新桑竈・駐車地


 沿面距離 12.5km

 平面距離 11.7km


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 駐車地付近(帰着時に撮影)
 現地に新桑竈の方々がおられましたので、駐車地についてうかがったところ、写真付近の空き地に駐車してもよろしいということでした。
 

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 新桑竈集落入り口付近にあるハイキングコース案内板(帰着時に撮影)


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 案内板の少し南から姫越山方面を見る(帰着時に撮影)

 案内板から西に向かって1kmあまり進むと、林道サイドに標識があります。


himego-toritsuki.jpg
 林道サイドの標識
 ここで左に折れて涸れ沢を渡ります。渡ったところにも標識があり、そこから杉桧の植林帯の登りが始まります。
 植林帯を登り東西尾根にとりつくと、やがてウバメガシ等海岸性植物の目立つ照葉樹林帯に変わります。
 標高170m付近で分岐があり、右は尾根道、左は旧道です。今回は右の尾根道に入りました。この尾根道、登るにつれて急勾配となり、しかも照葉樹の落ち葉たっぷりで滑りやすいルートです。かなり苦労して登りました。
 

nanbokuone.jpg
 急勾配の道を登り切ると南北尾根に登り着きます
 この地点から右(北)に少し進むと展望地があります。


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 展望地から古和浦湾・新桑竈集落方面を見る
 南伊勢の山々や海の眺めが素晴らしいです。
 ここから南へ400mほど進んで突き当たりを右折すると、姫越山山頂です。


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 姫越山山頂
 山頂付近は南の展望が開けていて、大台ケ原方面も見えます。


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 山頂から、大台ケ原方面を見る

 少し休息した後、尾根を東進して、座佐の高方面へ向かいました。

 
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 狼煙山山頂


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 芦浜道交差点の手前から芦浜を見る

 芦浜道交差点から800mほど尾根を東進して、座佐の高に到着しました。


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 座佐の高山頂


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 山頂から座佐浜方面を見る

 山頂から少し戻って分岐から尾根を南下しました。しばらくの間、急勾配ですので、慎重に降りました。やがて尾根は湾曲して東西尾根になり、歩きやすい道が続きます。
 しかし、標高180m地点の下りから難路になり、断崖上の痩せ尾根歩きに変わります。撮影のため海側に入りがちですが、油断は禁物、落ちればただではすみません。
 
 以下、断崖と痩せ尾根の光景

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 痩せ尾根


 143.4m三角点ピークの200mほど先に二又分岐があります。左折して距離500mほどの下りで座佐浜南端ですが、下部に急斜面の滑りやすい下りがありますので要注意です。私はそこでスリップして側頭部を木にぶつけてしまいました。高齢になってきますと、とっさの回避行動が少し遅れるような気がします。
 その後、気持ちを入れ直して更に慎重に降り、座佐浜南端に下り着きました。

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 座佐池(南池)


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 座佐池(北池)


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 座佐浜
 近年釣りをしていませんが、機会があればこのような海で釣りをしてみたいです。

 浜の北端手前に段丘への登り口があり、登り口の上にある灌木には目印のプラ容器が付けられています。


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 赤い実をつけたオモト

 標識とテープに導かれて谷沿いの道を登り、標高120m付近で右折して尾根に取付きます。標高200m付近でタマゴ浜への下りになりますが、そのあたりに古和浦湾向こう岸の薄月浜展望地があります。


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 展望地から薄月浜を見る
 
 
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 タマゴ浜
 タマゴ浜は、ゴロゴロのグリ石浜です。

 ここから標高差70mあまりの山越えで、いよいよ周回も終盤です。ルートには目印テープがたくさんあります。


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 渡渉点
 山越えして降りついたところは、新桑川の渡渉点です。適度の間隔で置き石がありますが、ヌメッていて滑りやすいです。
 渡渉後しばらくの歩きで、駐車地に到着しました。


 今回の山歩きのポイントは、風光明媚なリアス式海岸と、砂浜・海跡湖でした。人里離れた砂浜が素晴らしかったです。
 反省点は、スリップによる頭部の打撲です。新しい靴を買いまして、今回2回目の使用でしたが、ソールパターンが良くなく、スリップしまくりでした。危険ですのでこの靴は今後一般歩行用にすることにしました。

 

  

 


 

 
 
 


 


  

  
  


 三峰山脈 庄司峠~若宮峠 周回 [三重県の山]


 本年最後の山歩きは、未踏区間として残っていました、三峰山脈の庄司峠から若宮峠を周回してきました。

 12月29日  曇り時々晴れ

林道終点0→0:08山腹林道→0:40庄司峠→1:00庄司山→1:11黒岩→1:43 890m峰→
1:54若宮峠→2:26山腹林道→2:48国道422号線交差点→3:27林道終点
(林道終点を歩行開始点として時間計算しています)


歩行距離 10.51km


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 庄司谷川上流にある荒滝不動入口


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 荒滝不動ツツジ園には、季節外れのツツジが咲いていました
 

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 荒滝(不動滝?)
 荒滝だと思っていたら、違うかもしれません。現地の案内板では荒滝のようですが?…
この滝の左岸には小さなお堂(鳥居があるので社かも?)があります。


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 荒滝不動
 お参りした時に写真を撮り忘れましたので、林道からの写真です。


 国道422号線は荒滝不動前で途切れていて、それよりも先は林道になるようです。林道入口には「熊出没注意」の看板があります。


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 出発点の庄司谷川に沿った林道の終点付近
 堰堤上の左岸に地道があります。


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 地道は落枝で荒れています


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 しばらく歩くと山腹林道に出合います
 林道を横断したあとも道は左岸沿いですが、落枝が少なくなり、歩きやすくなりました。


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 ごろ石の沢
 私は間違えて沢に入ってしまいましたが、道は左岸沿いで、しばらく沢を登ったのちに左岸沿いの道に復帰しました。


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 峠が近づいてくると、明るい二次林になりました


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 庄司峠
 ここから庄司山(879.3m)までは急登でハードです。


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 庄司山山頂
 この山頂からは、杉峠、飼坂峠、霧山城跡、比津峠、高所山へと続く尾根が分岐しています。


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 庄司ノ高
 現地標識に「庄司ノ高」の表示がありました。標高900mで、展望はよろしくありません。


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 「黒岩」と表示のあるピーク
 庄司ノ高と同じく標高900mで、少し下ると、局ヶ岳や南の展望が開けています。
  
 この先、痩せ尾根となり、アップダウンが連続します。予想よりもハードでアルペン的な尾根道でした。


tameguso.jpg
 溜め糞
 痩せ尾根上の少し広いところには、所々溜め糞がありました。

 これまで展望のよいところは部分的でしたが、890m峰で素晴らしい展望が開けました。


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 890m峰から局ヶ岳方面を見る


watarai-houmen.jpg
 890m峰から渡会方面の山々を見る
 写真ではわかりにくいですが、太平洋の水平線も見えていました。


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 890m峰から台高方面の山々を見る


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 890m峰から栗ノ木岳を見る


sumizuka-houmen.jpg
 890m峰から住塚山・国見山方面を見る


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 890m峰から岳の洞(学能堂)・大洞山・尼ヶ岳方面を見る

 素晴らしい眺望を満喫した後、若宮峠に向かいました。


wakamiya-touge.jpg
 若宮峠
 ここから赤桶方面へ降るわけですが、地図上破線で描かれている峠道の県道695号線は、計画段階でたぶん廃道化しているだろうと予想していました。
 歩いてみたところ、実際廃道化している区間が多いですが、テープが木々に付けられていますので、山腹林道まで、予想よりも楽に歩くことができました。しかしかなりの難路です。


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 テープはありますが、山の斜面と同化している区間があります


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 標高630m地点のお地蔵さま


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 さらに少し降って何らかの構造物があったと思われる石積み


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 山腹林道が見えてきました
 難しい区間が終わり、ほっとしました。


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 山腹林道から局ヶ岳を見る

 山腹林道の工事進捗状況を見るため、林道を東に進みました。目視では、東西の林道がつながるのは、まだまだ先になるような気がします。
 山腹林道から庄司谷川沿い方面の集落に通じている林道降り口(ひょっとして県道695号線かもしれません)がありましたので、その林道を降りてゆきました。地図に描かれている破線道(695号線)は、今後廃道化が進むかもしれません。

 林道歩きは快適で、おかげさまで無事出発点に戻ることができました。

 
 
 

   


宇治岳道から朝熊ヶ岳~金剛證寺~庫蔵寺~中河内~船津駅 [三重県の山]


 9月5日  晴れ

出発地0→0:30ゲート→0:37折り返し点→0:43宇治岳道起点→
1:53とうふ屋旅館跡→2:06朝熊ヶ岳山頂2:43→2:54金剛證寺3:04→
3:08河内方面下山口→3:39水平道→3:52水平道終り→4:07庫蔵寺4:10→
4:27中河内三叉路→5:02船津駅→近鉄電車370円→五十鈴川駅→出発地


 近鉄船津駅までの距離 20.8km


 出発地から少し歩くと、五十鈴川左岸の田園地帯に入ります。

kintetsu-284.7peak.jpg
 刈り取りの終わった田圃道から近鉄高架と朝熊最西端の峰、284.7mピークを見る


 

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 橋から五十鈴川の流れを見る
 右岸に総合運動場の赤い体育館の屋根が見えています。
 総合運動場と五十鈴公園を通り抜けると、伊勢志摩スカイラインを潜り抜け、三叉路に突き当たります。右折すれば、おはらい町方面へ行けますが、登山口は左折です。
 


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 ゲート
 ゲートの手前にある駐車場付近が、旧バス道の起点なのですが、ゲートを越えました。



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 ゲートを越えてしばらく歩くと、宇治岳道の石標があります(朝熊岳道 寛永三年)

 いつものことですが、うっかりして、この起点を通り過ぎ、島路川方面に向かってしまいました。途中で気づいて折り返し、石標まで戻りました。石標からしばらくの登りで、旧バス道(宇治岳道)に到達します。

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 町石地蔵


 

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 宇治岳道の様子


 

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 開けたところ(スカイラインを横断する橋)から、五十鈴川河口、宮川河口方面を見る


 

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 弘法井戸 




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 とうふ屋旅館跡
 朝熊岳道との合流点です。ここで水分補給をしました。宇治岳道は、意外に歩かれているようで、ここまで7~8名の下山者さんと出会いました。


 

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 朝熊ヶ岳・山頂標石
 登りの道中は暑かったのですが、山頂は丁度良い気温で、涼やかでした。

 

umi-f-asama.jpg
 山頂から鳥羽の海方面を見る


 

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 八大龍王社

 参拝そして食事休息の後、金剛證寺方面に向かいました。


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 経塚群跡
 国指定の史跡だそうです。

 経塚群跡からしばらく歩き下ると、金剛證寺に着きます。

 以下二行の説明文は、前回「伊勢参宮街道を南下してお伊勢参り(自転車)」で、ここを訪れたときの記事コピーです。

 「金剛證寺は6世紀、欽明天皇の創建で、弘法大師が中興、禅師東岳文昱が再興して、現在は臨済宗南禅寺派に属しているそうです」

myoujoudou.jpg
 金剛證寺・明星堂


 

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 金剛證寺・本堂


 

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 開山堂


 

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 池


 

shourou-sanmon.jpg
 鐘楼と仁王門


 

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 仁王門、表側

 金剛證寺を参拝した後、庫蔵寺方面への下山口に向かいました。


 

gezanguchi.jpg
 下山口の道標

 庫蔵寺方面への道(丸山岳道)ですが、大雨の影響なのか、たいへん荒れています。水平道に至るまでは、気を抜くことができません。


 

aremichi.jpg
 荒れた道
 沢沿いは、道が流失しているところがあります。


 

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 タイル張りの階段道もあちこちにあります。荒れていますが、20年ほど前に訪れた時よりも、整備は進んでいるように思います。


 

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 水平道(最後は少し登る)
 水平道に至って道がよくなりなりました。道横のウラジロが目立ちます。


 

suihei-michi-end.jpg
 水平道終り
 
 ここから、本来の山道ルートではなく、鳥羽レストパーク(墓)の舗装された外周道路を下りました。しばらく下ると、庫蔵寺方面への分岐があります。
 

 
kozouji-900m.jpg
 庫蔵寺分岐にある案内看板
 ここから標高差60m余りの登りになります。かなり登り応えがあります。



   
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 丸興山庫蔵寺本堂

 丸興山庫蔵寺は真言宗御室派の寺院で、西暦825年、弘法大使が金剛證寺を中興した翌年に、奥の院として建てられたそうです。


 

kozouji-shourou.jpg
 鐘楼
 鐘は1711年のものだそうです。




kozouji-sanmon.jpg
 山門(彩之門)

 ここから中河内に至る参拝道は、よく整備されています。しかし、長く続く石段の足置場は、必ずしも水平ではなく、下向きに傾いている箇所が所々にあります。苔等が付いているところでは、滑って転ばないよう注意が必要です。
 石段が終わり、コンクリート道に変わると、しばらくで彦瀧大明神があります。白蛇を祀った婦人病や安産の明神様だそうです。彦瀧大明神からしばらく下ったところで、参拝を終えたと思われる方々を追い越しました。


 

kohchi.jpg
 中河内の三叉路に下り着きました。
 案内標識があり、道路横の空きスペース(上の写真の右側)に駐車可能です。

 中河内から田園地帯と河内川を見ながら、東進しました。世古地で国道に合流し、加茂川左岸を北上すると、やがて近鉄船津駅に到着しました。



  funatsu-eki.jpg
 船津駅 


 出発から5時間02分後、おかげさまで無事、今回の山歩きを終えることができました。

 さて、今回の反省点ですが、水分補給の大切さを感じた山歩きでした。補給が面倒で、省略してしまいがちですが、怠ると、やはり熱中症になりかけかなと思うような状態になってしまいます。早めでこまめな水分補給が大切ですね。

 
 






 


 


局ヶ岳~庄司峠周回 [三重県の山]

 12月8日  晴時々曇り


局ヶ岳神社駐車場0→0:12登山口→1:09山頂1:14→1:34休息地1:51→
2:10 942mピーク2:12→3:02庄司峠3:04→3:21林道出合3:23→3:34林道西端→
4:30局ヶ岳神社駐車場


 本日は「伊勢の三つ星」の1つ、局ヶ岳に登ってきました。


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 局ヶ岳神社
 この神社にある駐車場に車を止めさせていただきました。


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 新道登山口
 ここにも駐車場があります。新道は標高910m付近まで、幅広の歩きやすい道になっています。


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 標高910m、岩場道の始まり
 ここから頂上まで、岩の多い急登です。


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 局ヶ岳山頂
 山頂付近は伐採されていて、電波反射板のある方向以外は見通しよく、素晴らしい展望を楽しむことができます。


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 山頂から三峰山方面を見る
 栗ノ木岳、修験業山、三峰山がほぼ一直線上に重なって並んでいます。本日は台高山地方面もよく見えました。


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 山頂から942mピークを見る(近景)
 遠景は左から、岳ノ洞(学能堂山)、倶留尊山、大洞山、尼ヶ岳等


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 山頂から高須ノ峰・白猪山連山を見る
 高須ノ峰の上に矢頭山、白猪山の左上には堀坂山が見えます。

 山頂で展望を楽しんだ後、942mピーク方面に進みました。途中、立川へ降る分岐が2箇所あります。


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 二つ目の分岐にある標識
 この標識の200mほど先で食事休息をしました。


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 縦走路から局ヶ岳を振り返り見る
 一部区間を除いて、植林等のため展望はよろしくありません。942mピークに近づくと植林から脱出し、展望が開けてきます。


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 942mピークから局ヶ岳を見る

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 942mピークから栗ノ木岳、修験業山、三峰山、岳ノ洞等を見る

 942mピークでは、今回の山歩きの中で、最高の展望に恵まれました。


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 821mピークの約200m北の尾根道から縦走尾根を振り返り見る

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 庄司峠のお地蔵様
 縦走路の様子は20年ほど前と比べると、植林が成長して、全体に展望が不良になったように思います。昔感じた痩せ尾根のアルペン気分を、今回の縦走では感じませんでした。


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 雰囲気のよい庄司峠南の峠道
 峠道上部は落葉でフカフカのジグザグ道でした。しばらく歩くと杉林の中の道に変わります。一部荒れている区間があります。


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 林道出合
 林道出合付近に林道建設の土捨て場があります。荒滝不動に向かうつもりで土捨て場を下りましたが、途中で気が変わって、山腹林道建設の進捗状況を確かめたくなり、また登り返しました。


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 土捨て場下から上を見る

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 現在の山腹林道西端
 西から東に延びてきている山腹林道と繋がるのは、かなり先になりそうな気がします。ここで折り返し、林道を東に進みました。


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 山腹林道から局ヶ岳を見る

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 山腹林道から三条山方面を見る

 出発から4時間30分後、おかげさまで無事スタート地点の局ヶ岳神社駐車場に戻ることができました。
   
  
  
  
  
  
  
  
  
  





  
  
  
  
  
  
  
  
  
  


矢頭中宮公園駐車場から矢頭山 [三重県の山]

 9月29日  晴れ


矢頭中宮公園駐車場0→0:05登山口→0:19林道出合(椿小屋)→
0:37涌水分岐標識→0:45大日拝展望台→0:55御峯(三角点)1:05→地蔵岳→
1:25仁王峠(矢頭峠)1:27→1:33矢頭中宮公園駐車場


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 一志平野から矢頭山を望む


 本日は雲出川の支流、波瀬川の源流にある秀麗な山容の山、矢頭山に登ってきました。最近はいつも眺めるだけの山だったのですが、約20年ぶりに訪れました。
矢頭山も三重県の他の有名な山々と同じく歴史のある山で、昔の栄華がしのばれます。


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 矢頭山説明板
 説明板の転載
「矢頭山は、今から1260余年の昔、文武天皇のみ代に、役の小角という人が開いたという霊山である。一片の雲もなく晴れわたった或る日、小角が天の一方を眺めていると、にわかに二本の白羽の矢がとび下りてきて山の峰をかすめ麓の里に降下した。それで小角はこの山を矢頭山と名づけて尊崇し蔵王権現を祀ったと言い伝えられている。
 明治維新までは、矢頭権現と称し、全山百余町歩に数千本の老杉が茂って、千古の歴史を物語っていた。仁王峠には関所を設け、立派な楼門もあったという。
「伊勢国司北畠家や、紀州徳川家は、代々武運長久祈願所ともせられたが、何時の頃からか、矢頭神社と呼ぶようになり、享保十三年には延喜式内波氏神社として特に殺生禁断の制札を下付された、明治四十二年八月には、村社合祀のため、中宮を奥社として保存されることとなった。」
 由緒或るこの霊山は、高さ七二三米で南から牛ヶ嶺(南ヶ嶽)、不動ヶ嶽、風尾ヶ嶽、御嶺、地蔵嶽とそれぞれ峯が寄り合って高く聳えるから中勢は勿論 北勢 南勢からも眺められ漁船帰港の目標ともなっている。

津市一志町」


 波瀬川最上流の集落、室の口を過ぎて、県道43号線の細道を波瀬川の流れに沿って遡ってゆくと、やがて矢頭中宮公園駐車場に到着します。室の口からの道は車一台通ることができる幅くらいしかない区間が多くありますので、運転には注意が必要です。


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 矢頭中宮公園駐車場。トイレが整備されています。

 駐車場から数十メートル歩くと公園キャンプ場で、県道のすぐ左側(山側)には大きく立派な杉が数本あります。
 本日は、公園で若人たちが食事(焼肉?)パーティーを楽しんでいました。


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 下の大杉2本

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 下の大杉の少し上にある大杉。この杉には「矢頭の大杉」の札があります。

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 登山口。駐車場から300mほど歩くと登山口です。

 登山口から椿小屋までの山道は大部分が幅の広い歩きやすい道です。途中不動滝への降り口を分け、分岐からしばらく登ると、不動休息小屋があります。ほぼ全て杉桧林の中の道ですが、雰囲気の良い登山道です。


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 椿小屋(手前が林道)
 この小屋のすぐ先で、矢頭峠(仁王峠)からの林道と出合います。林道を60mほど歩いて、また左手の山道に入ります。沢沿いにしばらく歩くと、沢が2又になりますが、その付近で尾根に取り付き、急登が始まります。


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 大日拝展望台
 尾根の取り付きからここまで急登で、若干の降りもありますが、厳しい登りです。今日の私はけっこう疲れました。ピークには大日拝展望台と表示されていますが、木々のため見通しはよくありません。少し進むと西方の展望が開けます。


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 岩場
 大日拝展望台から御峯(三角点山頂)までの尾根はアップダウンがあり、岩場もあります。ロープがフィクスされていて助かります。若干のスリルも味わうことができます。


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 御峯(三角点山頂)
 矢頭山の山頂群の中では広さのある頂上で、ゆったり休息できます。頂上付近だけは他と異なり落葉樹の林です。南西部と北東部が開けていて展望を楽しむことが出来ます。本日は良い天気で好展望でしたが、遠方は少し霞んでいました。


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 山頂から局ヶ岳、修験業山、三峰山方面を望む。大台ケ原もよく見えます。

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 山頂から布引山地最南部の大洞山、尼ヶ岳、曽爾の古光山方面等を望む

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 山頂から経ヶ峯方面を望む。養老山地、そして鈴鹿の御在所岳、雨乞岳、綿向山も見えましたが、霞んでいました。

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 山頂から伊勢平野、伊勢湾方面を望む

 山頂で展望を楽しんだ後、下山にかかりました。矢頭峠まではダウン、アップを繰り返しながらの激降りです。ロープが設置されているので助かりますが、今回とんでもないところがありました。矢頭山から地蔵岳へ向かう途中の鞍部から登ってしばらくした所のフィクスロープに油のようなものが付着しており、その油部分の上部には尖ったものが付いていました。知らずに握って痛みを感じ、すぐに離しましたが、その時はこれは何なんだろうとそのまま通り過ぎてしまいました。私は頭が鈍いので地蔵岳をかなり降ってからようやく合点しましたが、どうも悪質なイタズラのようです。急斜面ですので、たいていの人はロープを握りながら降って行くと思います。降りのときに突起を握ってロープを離し、転倒したら大変なことになります。関係機関には連絡しましたが、登山される方は注意が必要です。


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 尾根の下部は階段が連続します

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 右手が矢頭峠(仁王峠)。左手に登山道階段。

 峠から駐車場までは舗装路で、およそ距離900mと短く、標高差も約120mですので、気楽に歩いて降ることができます。

 今回の山歩きでは、下山中に気になるアクシデントに見舞われましたが、歩き始めてから1時間33分後、出発地の矢頭中宮公園駐車場に帰着することができました。
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  


神末から三峰山 [三重県の山]

 7月7日  晴れ

みつえ青少年旅行村第1駐車場→0:21不動滝→0:54登尾ルート合流点→1:05三畝峠
→1:14三峰山(18m休息)→1:35八丁平(12分休)→1:55三畝峠→2:17新道峠
→2:35林道出合→2:54みつえ青少年旅行村→2:59みつえ青少年旅行村第1駐車場
   (時間表示は出発地からの累加時間)

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 神末上村から三峰山方面を望む

 
 約1ヶ月ぶりですが、久しぶりに軽めの山歩きをすることにしました。
 今回訪れた三峰山は登山道その他の施設がよく整備されていて危険箇所が少なく、気軽に山歩きを楽しめます。

 御杖村神末に入ったところで道を間違え、伊勢本街道の道標に導かれて車を進めて行きました。やがて行き止まりになり、丸山公園という所に到着しました。ミスで入り込んだ所ですが、かなり雰囲気の良いところでしたので、しばらくの間散策することにしました。

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 丸山公園
 丸山公園は伊勢本街道岩坂峠のすぐ横にあり、駐車場とトイレが整備されています。
 公園を歩いていたら「姫石明神」という道標があったのでお参りすることにしました。

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 姫石明神
 案内板には「倭姫命が女性病を祈られたところから姫石といわれるようになった」と書かれていました。「御杖温泉姫石の湯」はここから名付けられたのですね。

 公園で昼食と休息をした後、三峰山登山口の青少年旅行村駐車場に向かいました。
みつえ青少年旅行村第1駐車場に到着し、そこに車を止めさせていただきました。駐車場から70mほど進むと登山案内標識があります。

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 案内標識
 
 駐車場から500mほど舗装道を歩くと不動滝ルート・登尾ルートの分岐があります。今回は林道を直進して不動滝ルートで登ることにしました。

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 不動滝ルート・登尾ルート分岐標識


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 不動滝ルート標識
 ここで林道を離れ地道に入りました。

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 不動滝
 不動滝を過ぎると急登の山腹道になります。気温が高くて汗びっしょりになりました。全般に杉桧の植林帯の中を歩きますが、日ざしを直に受けることがないので助かります。

 標高1090m付近に避難小屋があり、登尾ルートと合流します。三畝峠付近までは主に杉桧の植林帯が続きます。三畝峠から三峰山山頂までは気持ちの良い二次林に変わります。

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 三畝峠


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 三峰山山頂への稜線から曽爾の山々を望む

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 三峰山山頂


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 八丁平

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 八丁平から台高山脈方面を望む

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 八丁平に咲いていたバイケイソウ

 八丁平を散策して展望等を楽しんだあと新道峠に向かいました。

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 縦走路

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 新道峠
 ここで右折して下山道に入りました。峠を少し下ったところに水場があります。

 
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 林道出合

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 青少年旅行村
 若人のグループや家族連れで賑わっていました。この辺りまで降りてくると林道サイドの木々がなくなるので、日ざしを浴びて暑くなり、再び汗びっしょりになりました。

 出発から約3時間後、無事出発地の駐車場に帰着することができました。

 












 


大石から白猪山・高須ノ峰・仁柿峠 周回 [三重県の山]

 3月16日  晴れ

駐車地11:19→大城道合流点11:51→展望台12:30→12:32白猪山山頂12:35→
12:37展望台13:01→高圧鉄塔(東)14:14→高圧鉄塔(西)14:30→
15:00高州ノ峰山頂15:05→沢下降点15:37→伊勢本街道出合15:52→
16:01仁柿峠16:05→飯南町横野六番組旧街道入口16:58→17:43駐車地


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 駐車地の近くから白猪山を望む(午後5時46分撮影)

 本日は、伊勢の三ツ星で有名な白猪山から高須ノ峰にかけての縦走をしました。
 

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 出発地
 この付近の空き地の一角に車を止めさせていただきました。近くにいた地元の方にうかがったところ、空き地の一部が公有地なので、そこならば止めてもよいということでした。

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 大石集落最上部付近から下を望む

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 標識
 ここで大城からの道と合流します。ここまでは舗装路でしたが、ここから地道になります。要所要所に標識が設置されています。

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 白猪石尊権現と簡易トイレ
 ここで夏明からの道と合流します。標高約725m。

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 展望台

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 展望台から局ヶ岳・栗ノ木岳・修験業山・三峰山等を望む

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 展望台のすぐ近くにある、風力発電のデータを得るための観測鉄塔

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 白猪山山頂。遠景は矢頭山
 15年ほど前に来たときは、もっと木が茂っていたように思うのですが、現在はかなりスッキリしています。

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 白猪山山頂付近から堀坂山を望む

 風が少し強かったので、展望台の下で食事休息しました。休息の後13時01分、西に向かって出発しました。

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 縦走路
 縦走路の大部分は杉や桧の植林の中を通ります。展望はよろしくありません。ごく一部の鉄塔敷地や伐採地が視通しの良いところです。尾根の二股分岐ではその両方にテープが巻かれているので迷いやすく、地図とコンパスそして高度計、またはGPSが必須です。

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 伐採地から堀坂山を望む

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 東の高圧鉄塔から矢頭山・髯山・高所山等を望む

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 東の高圧鉄塔から局ガ岳を望む

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 西の高圧鉄塔から東方を望む

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 高須ノ峰山頂
 山頂は木々のため展望には恵まれません。
 ここまで尾根の分岐では地図を良く見て何とかたどり着くことができました。
 下山は仁柿峠方面へ伸びる尾根を下りましたが、コンパスを見なかったため、最初から外してしまいました。斜面をトラバースして目的の尾根に復帰しました。


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 斜度45度以上の急斜面に連続した赤テープ
 この赤テープに惑わされました。下降途中でおかしいことに気付き、トラバースして本尾根に復帰しました。


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 尾根のすぐ右横にある沢。上に見えているのが降りてきた尾根。
 この先50m以上の登りがあるため、下降しやすそうな沢を降ることにしました。予想的中で、しばらく降ると林道に到達しました。ようやく緊張状態から開放されて、のんびりと下流方面へ向かいました。


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 伊勢本街道(国道368号線)と林道との交差点
 左折して仁柿峠方面に向かいました。


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 古坂道(古くからある街道)への分岐標識

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 仁柿峠
 この先で現国道を離れて櫃坂道(古坂道よりも新しい街道)に入りました。


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 櫃坂道と古坂道との合流点(分岐点)

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 上仁柿から高須ノ峰を望む

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 櫛田川
 夏には水遊びで賑わっている所です。上流で工事をしているのか、本日は少し濁っていました。

 午後5時43分、おかげ様で明るいうちに駐車地に帰着することができました。


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 松阪市丹生寺から夕闇前の白猪山を望む







 


度会の山々 獅子ヶ岳・七洞岳・栃谷山 縦走周回 [三重県の山]

 12月16日  曇り後晴れ


小萩登山口9:05→峠9:20→獅子岩9:24→獅子ヶ岳9:27→獅子ヶ岳西峰9:33→
一之瀬道分岐10:35→野原新田道分岐10:45→展望岩10:50→10:58七洞岳11:01→
11:17藤コース分岐11:21→七洞岳11:36→12:38藤越13:00→13:53栃谷山13:55→
藤越14:35→(県営林道経由)→16:19小萩登山口


 獅子ヶ岳から栃谷山にかけての山々は標高700m台で、なだらかな山容の山々が連なっています。度会アルプスとも呼ばれているそうですが、近年登山道や標識が整備されて歩きやすくなりました。冬季は雪があまり降らない地域ですので、私は主に冬に歩いています。三重県の山では岳ノ洞山(学能堂山)付近以南でヒメシャラが見られるようになりますが、この山域には特に多く、伐採跡地等では所々純林を見ることができます。

 
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 小萩登山口。
 登山口近くに広い駐車場があります。県営林道麻加江小萩線が開設されてから、獅子ヶ岳に登りやすくなりました。
 

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 峠。ここで日の出の森や注連指(しめさす)からの登山道と出合います。

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 獅子岩。写真右上方に小萩登山口の駐車場が見えています。

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 獅子岩から熊野灘方面を望む

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 獅子ヶ岳山頂

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 獅子ヶ岳西峰は岩峰です

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 獅子ヶ岳西峰から北の眺め。写真では霞んでいてはっきり見えませんが、ここから見える栗ノ木岳は鋭鋒で魅力的です。

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 縦走路と一之瀬道の分岐。一之瀬道は一部ルートが不明瞭になっています。

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 縦走路と野原新田道の分岐

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 展望岩から岩壁を望む。
 七洞岳山頂北東350m程のところに展望岩への分岐があります。

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 展望岩から栃谷山方面を望む

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 七洞岳山頂

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 七洞岳山頂から獅子ヶ岳方面を望む

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 七洞岳西方の林。
 何故かこの山域ではブナを見かけません。


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 標高約700mにある(藤コース)右折地点の標識。
 ここまで来て紙地図を広げて確認したところ、コース間違いに気づき引き返しました。
 七洞岳から藤越までの縦走路は悪場の多い難路です。樹木のため展望をほとんど望めない区間です。一箇所迷い込みやすい分岐があります。北緯34度21分47秒・東経136度31分03秒地点で、標識がありません。左折が藤越へのルートです。
 

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 七洞岳南の縦走路から七洞岳を振り返り見る

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 藤越
 ここで食事休息をしました。


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 藤越から栃谷山への登り口標識
 ここから栃谷山までの区間も自然林と植林のため見通しが悪く展望不良です。標高430mから530mの区間は急勾配で岩や木をつかみながらの登行になります。


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 栃谷山山頂
 暖かい太平洋からの風をまともに受けるためか落葉樹よりも照葉樹の目立つ山頂です。展望はありません。藤坂峠方面へ少し縦走すると広大な太平洋を望めるところがあるのですが、今回は時間がないので行けませんでした。
 

 帰路は山頂から折り返し、藤越からは県営ふるさと林道新藤越線~県営林道麻加江小萩線を経由して駐車地に向かいました。かなりアップダウンのある林道ですが、地道よりも安全なところがありがたいです。


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 林道から七洞岳北東の731m峰(左)等の峰峰を望む

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 林道から七洞岳(左)とその北東の岩壁・展望岩(真ん中)等を望む

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 駐車地から夕日を受けた木々を望む

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 小萩への林道から夕闇間近の獅子ヶ岳方面を望む

 今回も道迷い等ありましたが、ケガをすることなく終了できましたことを有難く思います。






桝形山(阿坂城跡・白米城跡)~堀坂山往復縦走 [三重県の山]

 2012年2月2□日   曇り一時雪

岩倉登山口(浄眼寺下駐車場)9:07→9:32桝形山(阿坂城跡)9:37→10:55観音岳10:58→11:15堀坂峠→11:41堀坂山12:23→13:03観音岳13:05→14:22桝形山14:27→14:43岩倉登山口

桝形山の山頂にかつて存在した阿坂城は室町時代から戦国時代にかけて伊勢国中部で力を持っていた南朝の軍事的実力者北畠氏の重要な拠点のひとつであったそうである。
堀坂山はその目だった山容から局ヶ岳・白猪山とともに伊勢三山とされ、漁師達からは伊勢の三つ星と呼ばれて船の位置を知るための重要な山であったそうである。
私も伊勢志摩方面に向かうときはいつもこれら三山を眺めているが、なるほどと思うような魅力的な山容の山々である。
また、堀坂山・桝形山等は近在の方々から愛されているようで、休日祭日には老若男女たくさんの登山者歩行者と出会う。駐車場も休日祭日には満杯になることが多い。
山で出会った方の話によるとこの山域で一昨年にはトレラン大会も催されたそうである。

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 桝形山 山頂石碑

当日は予想図が冬型で等圧線が紀伊半島地域で右傾きの形であった。この線形の天気図の場合はその傾き具合にもよるが布引山地・台高山地・大峰山脈方面に積雲(雪雲)が流れやすく、鈴鹿山脈には流れにくくなる。
車を運転し津市に入ると布引山地から南がよく見えるようになったが、予想通りその方面には積雲群がダイナミックにかかっていた。

コースであるが、岩倉登山口から堀坂山までの歩行ルートで歩きにくいところは少ない。枳峠の南に一部急登のロープ場があるが、通りたくない場合は枳峠から安全なバイパス(こちらが本道らしい)を通ればよい。峠に案内標識がある。

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 桝形山山頂から南の縦走路方面の山々

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 桝形山山頂から矢頭山方面

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 観音岳 山頂

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 観音岳山頂から神島方面

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 堀坂山山頂から局ヶ岳

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 堀坂山山頂から多度山方面

私は当日ある店へ閉店時間までに行きたかったので速歩きをすることにした。が、しかし、気温の影響なのか電池に問題ありなのかカメラが不調で無駄に時間を費やした。
復路の桝形山を降りたところでランナーとすれ違った。しばらくそのまま歩いていたが何かムラムラっと来るものがあって薬王寺分岐上付近からランに切り替えた。歳なのでバネがなく、きれいなフォームで走るのは難しい。


 


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