SSブログ

水量谷と西鎌尾根 [鈴鹿南部]


 気団が変わって涼しい風の吹いた17日、水量谷を歩いてきました。
 6月に始まって3回目の水量谷ですが、福王山と同様、最近はこの辺りを何度も歩いています。

 8月17日  晴れ

駐車地0→水量谷遡行→1:30西鎌尾根→1:45鎌ヶ岳山頂1:57→
2:18西鎌尾根ナイフリッジ→2:52 P940 3:05→P940南の鞍部→小沢下降→
水量谷下降(途中15分休息)→3:58駐車地 

 平面距離  4.45km

 沿面距離  4.70km

 累積標高  550m


18-8-17-hokouzu.jpg
 歩行軌跡

 車ははいつものように武平峠西口に駐車させていただきました。
 人気の山域ですので、平日でも満車に近い状態でした。
 到着後、早速準備をして出発しました。


taki-1.jpg
 水量谷に入って最初に出合う滝
 水量が少ないほうが取付き容易で登りやすいです。
 直登を避けたい場合は、右岸側高くに巻き道があります。


taki-1-ue.jpg
 滝上から下を見る


taki-2.jpg
 二番目の滝


taki-3.jpg
 三番目の滝


taki-4.jpg
 四番目の滝


taki-5.jpg
 五番目の滝


goro-sawa.jpg
 ゴロ沢


nansho-hajimari.jpg
 難所の始まり


name-taki.jpg
 左の滑滝を登る


koko-o-noboru.jpg
 ここを登りきると


nansho-taki.jpg
 最大の難関 
 以前にも書きましたように左の本流滝(写真左手白抜け部分側の岸壁)に取付かず、右又=向かって右手のルンゼ(写真では暗い部分)を登り、鎌ヶ岳西尾根(西鎌尾根)に進むのが一般的なコースのようです。
 今回は先ず向かって左側の右岸側から高巻き、滝上の高さ付近にある「昔は巻き道であったかもしれない部分」を進み、滝上に到達しました。
 ただしこの部分もスタンスが谷側に傾斜していて不安定になっています。ホールドに頼りながらトラバースしましたが、落ちればただではすみませんので緊張する区間です。
 滝の上部に到達後少し遡行し、本流左岸の小尾根を横断して、上記西鎌尾根に到達するルンゼ(右又)に入りました。
 前回本流(鎌ヶ岳山頂に達する沢)を進みましたので、今回は詰めのコースを右又に変えました。


migi-mata.jpg
 西鎌尾根に突き上げる沢


nishi-kamaone.jpg
 西鎌尾根に到達


kama-top.jpg
 鎌ヶ岳山頂
 空気が比較的澄んでいて、北・南・中央アルプス方面や両白山地方面が薄っすらと見えました。


ontake-houmen.jpg
 山頂から御嶽山方面


enasan-houmen.jpg
 山頂から恵那山方面


nyu-doh-houmen.jpg
 山頂から入道ヶ岳方面

 山頂で休息したあと西鎌尾根方面に進みました。


nanheki-kireto.jpg
 西鎌尾根南壁、鎌ヶ岳南壁一部、鎌尾根キレット を見る


knife-ridge.jpg
 西鎌尾根ナイフリッジ
 ここはフィクスロープに頼って通過させていただきました。ただしロープはケバ立っていてかなり古くなっています。
 フィクスロープに頼らない場合は、北側のリッジ下まで降りて登り返しのルートになるようです。

 この先、西鎌尾根を北西に進みP1010を越えて130mほど歩いたところで西鎌尾根から北に向かう尾根に乗り換えました。
 急傾斜の尾根を降ると鞍部で、そこからさらに進みP940に到達しました。


P940.jpg
 P940
 木立の中のピークですが、枝越しに見える鎌ヶ岳方面の眺めが素晴らしいです。
 適当な木がありましたので、登って鎌ヶ岳の写真を撮りました。


kama-f-p940.jpg
 鎌ヶ岳山頂部アップ
 鎌ヶ岳山頂北の岩場上付近には登頂者の方々が見えました。

 ここで折り返して鞍部に向かい、鞍部から小沢を降って水量谷に合しました。
 この小沢は以前遡行していまして、安全な沢であることを知っていましたので、今回も下山ルートにしました。

 開始から3時間58分後、おかげさまで無事今回の山歩きを終えることができました。




 8月22日 追記

 上掲「歩行軌跡」のうち水量谷源流部「難所滝(岩壁)」付近の軌跡が乱れていて分かりにくくなっていますので、絵図を追加いたします。

suiryoutani-genryuu.jpg
 源流付近の絵図

 赤の実線は 一般コース です

 薄緑の線が 当日歩いたコース です

 破線は 危険を伴うコース です

 以下重複しますが、
 実際には、滝下の二又で左の本流を遡って滝下まで行き、滝の直登ルートを物色しました。
 確保されているときに登れるかを見たのであって、その時点で壁を登る気はありませんでしたので折り返しました。
 そして少し下り、右岸側の登りやすそうなところから斜面に取付き登り、滝上の高さ付近にある棚らしき部分をトラバースし滝上に到達しました。「危険」と印したトラバース部は特に要注意で、落ちれば命にかかわるだろう区間です。

 難所滝を越える安全と思われるルート
 いろいろやってみて本流「難所滝」上部に達する安全度の高いルートは現時点で私が思うに、
 二又で右又に入り途中で左手(右岸側)の尾根を戻り気味に越えて本流に入るというルートです。
 絵図で「危険」と印した辺りは少しビビりますが、それ以外は割とスムーズです。

















この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。