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鎌ヶ岳 水量谷 遡行 [鈴鹿南部]


 野洲川の本流らしき流れを地図上で上流にたどっていくと、最終的には鎌ヶ岳に到達しているように見えます。
 その最上流の沢は 水量谷で、遡る場合は 武平トンネル西口駐車場が起点です。武平峠から県境ルートで鎌ヶ岳に登るとき山頂直下巻きルートでガレ沢を横断しますが、そのガレ沢が水量谷の源頭部になります。
 14日午前中の用事が済んだあと、武平トンネル西口に行き、水量谷を遡行してきました。記憶が曖昧ですが、水量谷を遡行したのはたぶん今回が2回目です。

 6月14日 晴れのち曇り

武平トンネル西口駐車場→水量谷→鎌ヶ岳→県境尾根→武平トンネル西口駐車場
行動時間 3時間15分  GPS不携帯


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 武平トンネル西口
 駐車場は平日にもかかわらず、ほぼ満車でした。


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 駐車場の南から沢に入り最初に出合う滝

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 滝の上の沢


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 2番目の滝


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 3番目の滝 トラロープがフィクスされている
 何が起きるかわかりませんので、フィクスされているロープに頼るのは危険と思われます(古い場合は特に)。


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 滝上から下流を見る


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 沢沿いの高杉
 それほど太くありませんが、高さは50mくらいありそうです。


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 4番目の滝 トラロープがフィクスされている


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 5番目の滝


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 ゴーロの沢


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 急傾斜を登攀
 この辺りから難しくなってきます。


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 急傾斜が続く


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 難しい岩壁
 ここで沢が二手に分かれます。向かって右手のルンゼを登り、鎌ヶ岳西尾根に向かうパーティーが多いようです。
 どちらも危険で難しいですが、写真の左手本流岩壁の方がより難しいです。
 直登を回避して左手本流岩壁上に短時間で到達できるルートがあります。


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 右手ルンゼから下を見る


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 左手岩壁上(本流)から下を見る (A)


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 左手岩壁(本流)のさらに上流
 難しい登攀が続きます。ここを上りきって少し進むと、鎌ヶ岳山頂直下の県境ルート巻道ガレ横断部に到達します。
 私はそこまで進まず、直前で左の県境ルートに取付きました。


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 鎌ヶ岳山頂


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 タツナミソウ


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 イワキンバイ


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 ベニドウダン


 開始から3時間15分後、おかげさまで無事今回の山歩きを終えることができました。
 

 反省点
 今回、昔の記憶がほとんど残っておらず気軽な気持ちで水量谷に入りました。

 しかし遡行してみたところ、本流上部はかなり難しく危険なルートであることが分かりました。
 一般的な登山ルートではありませんので、入る場合は十分な注意そして装備が必要なように思います。



 6月17日  追記

 6月14日の水量谷遡行で上記「難しい岩壁」の上部以降で遡行をやめ一般道に取付いたことが自分の気持ち的にすっきりせず、若干の後悔がありました。そこで17日、その残り部分を歩くことにしました。
 天気予報では「午後から晴れ」という予報でしたので午後に家を出発しました。しかし登山開始時から終了まで曇り&ガスという天気で視界が悪く、コンディションは今一つでありました。

 6月17日  曇り&ガス

武平トンネル西口駐車場0→0:33三ツ口谷源頭→0:43難しい岩壁の上部→
0:59県境ルート巻道ガレ横断部→1:07鎌ヶ岳山頂1:10→1:43武平トンネル西口駐車場

平面距離  3.25km

沿面距離  3.47km

累積標高  487m


 武平トンネル西口駐車場は到着時ほぼ満車でした。一台分の余裕がありましたので助かりました。
 早速準備をして出発しました。


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 三ツ口谷源頭
 ここからもう少し登ったところで右折して斜面を降りました。


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 難しい岩壁の上部(本流・標高1010m付近)に到達
 ここは上の(A)地点です。
 岩壁下からここに到達することは困難なように感じられますが、回避ルートにより丸腰でも岩壁上部に到達可能です。ただしある程度の技術とパワーは必要です。
 ここから県境巻道ルートのガレ横断部まで、ほぼ岩盤の谷を遡ります。長いルンゼルートです。


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 1


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 2 


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 3


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 4
 上部に木が見えますがその少し上が 県境ルート巻道のガレ横断部 です。


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 県境ルート巻道のガレ横断部


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 ガレ横断部上部の岩場


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 ガレ横断部上部の別の岩溝


 上記「別の岩溝」を登るのが正解ですが、ガレ横断部上部の岩場 を登りました。するとほどなく現在立入禁止の県境尾根コースに到達しました。立入った以上しかたありませんのでそのまま進みました。


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 鎌ヶ岳山頂神社
 いつものようにお参りをしました。
 
 今回は念のため登攀用具一式を携行しましたが、使用せずにすみました。
 開始から1時間43分後、おかげさまで無事今回の山歩きを終えることができました。
 











 

 




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