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元越谷南股遡行 [鈴鹿南部]


 先週予定変更で歩けなかった元越谷南股に行ってきました。

11月13日  晴れ 時々 曇り

元越谷林道ゲートフェンス0→0:43林道下降点→0:50元越谷→0:53南股出合→
1:12休息点1:35→2:00仏谷出合→2:18多段滝→2:54県境尾根→3:09水沢峠3:11→
3:22林道ケルン→3:37林道下降点→4:01元越谷林道ゲートフェンス

平面距離  10.98km

沿面距離  11.17km

累積標高  約702m


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 GPS歩行軌跡

 元越谷林道ゲート前到着時、駐車していたのは車一台のみ。11月になれば沢歩きはシーズンオフかも。


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 イノアシタニ橋 


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 松の木にジグザグ下降点のテープ有り


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 今回の下降点
 ここは上のテープより20m弱戻った所。直接南股付近まで降れますが、今回は少し下流側から元越谷を遡行することにしました。


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 元越谷の滝 


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 中股と南股との出合
 南股側入り口には木が倒れています。
 南股には先行者がおられたようで踏み跡がありました。


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 右に大きな沢の滑滝
 前方に深い釜を持つ滝。右手には高円山から流下するやや大きな沢が滑滝となって合流しています。
 ここで補給休息をしました。


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 深い釜の滝


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 合流しているやや大きな沢


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 上方に仏谷出合が見えてきました
 仏谷は二筋の滝となって落下しながら合流しています。


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 仏谷を過ぎて最初の滝


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 多段滝
 登りは意外にも比較的容易、あらかじめネットで拝見・拝読したレポートどおりでした。
 多段滝の上からは地形図で読めるように穏やかになります。


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 県境尾根鞍部が見えてきました 


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 県境尾根から 入道ヶ岳 方面


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 水沢峠
 ここからは先週と同じで勝手知ったルートなので、今回は早く下ることができました。

 あとがき
 5月3日に多段滝を巻きながら下降した時は肝を冷やしました。まあ滝上から下を覗くとどうしても恐怖感が出ますね。
 今回、下から登ってみてそれほど難しくないと実感しましたが、実際のところ何の前知識もなくいきなり丸腰で未知の滝を下るのは、何が起こるかわかりませんから無謀なような気がします。
 ですので、あの時ロープその他を携行しなかったのは失敗だったでしょう。今後も沢歩きの場合、用具等準備には注意してまいりたいと思います。










ここ50年ほどの山道の変化 水沢越え [その他]


 山道は年月とともに変化してゆきますが、水沢越えも私がはじめて入り始めたころよりかなり変わりましたので少し書いてみたいと思います。
 下図は先日11月6日の歩行図です。

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 緑の実線 ━ 11月6日歩行線

 黒の実線 ━ 林道(ジグザグ線より先の上流側は比較的新しい林道)
 緑の破線 ━ 比較的新しい林道開設以前によく利用されていた山道 

 元越谷に興味を持ち始めたのは1974年春のことで47年前になります。美しい渓流に感動して1980年代前半まで回を重ねて沢登りをしました。
 当時は沢登り愛好家人口が少なかったようで、あるいは元越谷があまり注目されていなかったのか、日曜祭日等に沢登りをしても人に出会うことは稀で、その1980年代前半までに人と出会ったのはたった一回のみでした。近年の状況とは大きく異なりますね。 

 山道について今昔比較
 元越谷入口の橋からジグザグ林道近くの林道行き止まり付近までの元越谷林道は1974年ころ、すでに完成していました。
 当時、元越谷の砂防堰堤は少なくて今よりも下方から沢登りに耐える渓でした。古道についてですが、元越谷林道と重なって消えた部分以外には一部古道が残っていますが消失した部分も多いです。当初は上図ジグザグ線下方の堰堤は存在してませんでしたので北股と中股との合流点は明確でした。ただし古道は合流点よりもかなり上流で北股を横断していました。現在の比較的新しい林道と同様、古道は滝1付近まで中股から相当離れたところを通っていました。古道は滝1少し下流で支沢と中股を分ける小尾根に取付きました。ここが現在落ちていて難所になっています。古道は尾根上を上に進んで行き滝2の右岸を離れて上流側に進み、やがて現在の新林道に接近します。
それより先の新林道と旧道は現在重なったり離れたりしています。新林道は上図ケルンより少し西方で標高750mよりも上方に伸びています。沢側林道は標高750mケルンで終わりです。
 ケルンから水沢峠まではレポートの通りで現在かなり荒れていますが、1974年~1980年代前半までのころは快適良好な山越え道でした。

 三重県側についてですが、古道はたぶん四日市市宮妻町山之坊から現在の金山ダムに向かっていました。鈴鹿市大久保町からも金山ダムまで道がありました。現在もあります。
 入りはじめたのは1968年で、級友たちと自転車アプローチ+山登りでよく利用しました。
 金山ダムから山中に入り宮妻峡ヒュッテまでよい山道がありました。近年は金山ダムが三重用水のダムになったためかダム上流側が浚渫メンテされるようになり、当時の道は水没して通行不能になっています。大昔はよく利用されたルートではないかと思います。
 宮妻峡に林道が開設されてからは、沢沿いの道はほとんど利用されなくなったのではないかと思います。宮妻峡ヒュッテから峡谷を遡行したことがありますが、砂防ダムが多くて渓歩きとしてはいまいちでありました。古道についてはよく判りませんでした。
 現在の水沢峠登山道入口標識からかなり離れたところに渓谷方面へ降りてゆく道がありました。ひょっとして残存している古道かも知れません。
 その林道の水沢峠方面入口標識から先については現在もよく利用されている道ですので特に書くことはありません。

 以上ですが、鈴鹿山中はどこも年月の経過とともに推移変化しているのを実感しています。 





元越谷中俣遡行 [鈴鹿南部]


 8月8日の水量谷遡行より山歩きから遠ざかっていましたが、久々先週の日曜日に武平トンネル西口から紅葉見頃の御在所岳にのぼりました。
 体力面においてゆっくりであればまだまだ歩けそうな感覚がありましたので、次回は5月3日に多段滝下降で苦労した元越谷南股を遡行しようと計画しました。
 11月6日いつものように遅めの時間に自宅を出発しました。順調に進んでいたところが鈴鹿スカイライン鳥居道キャンプ場付近から渋滞が発生していたため現地到着が遅れてしまいました。
 元越谷起点に到着した時点で、林道を速歩きすれば南俣遡行は可能かもしれないと予測し出発しました。
 元越谷林道ジグザグ下降地点の下に到達したとき ― 南股を遡行すればヘッデン使用になるかもしれない ― と思い、南股遡行から比較的容易な中股遡行に変更しました。

 11月6日  晴れ のち 曇り

元越谷起点0→0:48林道ジグザグ下降点→0:54元越谷遡行開始点1:00→
1:30休息地点1:43→2:02林道ケルン→2:27水沢峠→2:31休息2:36→
2:47林道ケルン→3:06林道ジグザグ下降点→3:33元越谷起点

平面距離  9.63km

沿面距離  9.79km

累積標高  約618m


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 起点 元越谷バリケードフェンス
 帰着時撮影


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 猪足谷方面 分岐


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 林道ジグザグ下降点
 この少し先にある以前の林道終点まで進んでしまい、戻りました。
 下降地点は木に赤テープが付けられています。ジグザグ道は植物繁茂と浸食崩壊で荒れていて歩きやすかったころの面影はありません。


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 荒れた箇所


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 堰堤下に到着
 ジグザグ道の下部水平道(中股上流部に進む林道)へは入らず、川床に降りました。
 ここでもう一度検討。南股遡行をあきらめ、短時間で完了するであろう中股を歩くことにしました。


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 堰堤上流部の壊れた橋
 北股に架かっていた橋の残骸です。ここを渡渉すればまた林道が現れ、中股右岸側上流部まで続いています。


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 橋残骸から少し南に行くと倒木が目立つ中股


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 平瀬


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 滝1
 この滝付近から両岸が迫ります。


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 滝2

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 滝2の上流
 ここを過ぎると左手(右岸)に林道が見えてきます。林道下にはところどころ旧峠道が残存しています。


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 しばらく進むと杉の切株にケルンがある
 谷沿い林道はここで終わりですが、ここより少し下流部で林道は右岸側斜面を上がってゆきます。


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 遡行してゆくと二股分岐
 右に入ります。


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 分岐の上流部


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 また二又分岐
 右に入ります。


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 やがて峠が見えてくる


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 水沢峠到着
 ここで遡行が終了しました。
 ふり返りますと元越谷中股の核心部は滝1から滝2の上流部付近までのようです。滝の巻きは斜度があり少し面倒です。

 ジグザグ道より上部の林道開設以前、旧峠道近江側は支沢斜面道崩壊等で通行困難箇所がありましたが、上部林道開設でそれは解消されました。

 現在の峠道において林道ケルンより上部について、水沢峠から下降の場合は峠道を見つけやすく判りやすいです。
 逆に林道ケルンから沢を遡行する場合は沢分岐箇所で判断に迷いました。地形図付きのGPSが頼りになります。

 さて、水沢峠からの降りは上に書きましたように上部では主に峠道を進み比較的楽でした。林道ケルンから先は林道を通り、荒れた区間等を除いて低速ジョグで進みました。


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 帰り道、ジグザグ林道から高円山方面を見る
 うまく撮れてませんが、よく色づいた木々がところどころにあり綺麗です。
 







徳俵で一発大逆転 ハーツ [その他]


 本日、菅義偉総理が辞任の意向を表明というニュースを見ました。
 株式市場ではそれを敏感に反映しました。東証1部日経225平均株価は大幅に続伸し、584円高の29128.11円となりました。後継政権が打ち出すであろう経済政策に対する希望的観測からということでした。
またTOPIX(東証1部全銘柄平均)は 2015.45 となりました。このTOPIX は今年の新高値であり、またバブル崩壊後の1991年4月18日以降でも最高値となるそうです。
 新高値は、昨今の読みにくく難しい社会全般の情勢の中である種のエポックを画したかもしれません。今後に注目したいと思います。

 変わりましてパソコン復活記
 私は表計算・文章・画像処理等はスタンドアロンの Windows XP デスクトップパソコンを使用してきました。15年以上愛用してきましたが先日とうとう壊れてしまいました。
表計算・文章等、テキスト系のバックアップはフロッピーディスクで行っていて、他のメディアに移していませんでしたので困りました。
 そこで中古の Windows XP デスクトップパソコンをネットで購入しました。フロッピーディスクドライブも必要なので、それも再注文しました。二つ合わせて1万円台で買えましたのでよかったです。
 注文したあとで家に Windows 98 パソコンが十数年放置されていることに気づきました。ひょっとして内部等掃除をすれば復活するかもしれないと思い、試してみることにしました。
 掃除後スイッチを入れてみたところ電源は入りましたが、やはり画面は初期画面が出たままフリーズ状態でしたので適当にキーを何度も押しました。
 すると進行しだしました。途中で「シリアルマウスを接続してください」と標示が出ましたが、今どきシリアルマウスなんてありませんので USBマウスを付けてみました。
ぜんぜん反応しません。ここで詰まったかなと思いながら、また適当にキーを何度も押していたら、なんと「新しいハードウェアのインストール」が始まりマウス接続が成功しました。
 その後は割とスムーズに進み、フロッピーディスクドライブ・CDROMドライブともに動作を確認できました。有難いことに Windows 98 パソコンが復活しました。
 次にフロッピーディスクから Windows 98 パソコンへのデータ移行も完了しました。しかしまだ終りではなく、Windows 98 パソコンと中古 Windows XP パソコンとのフロッピーディスクによる相互データ移行ができるようになれば完了ということになります。

 最後に 徳俵で一発大逆転 ハーツ
 私はパソコンゲームにはあまり興味がありませんが「ハーツ」は短時間で終わりますので、時々息抜きにやっています。
 今日、復活した Windows 98 パソコンでハーツをしていたらスコア99と後がない状態でシュート・ザ・ムーンとなり珍しいゲームになりました。


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 99%ダメかと思っていましたが、一発大逆転でした。







 近年 最も感動した山歩きの一場面 [その他]


 
 三重県ではオリンピックのころより新型コロナウイルス感染症の感染者が増加、そして感染爆発し、昨日ついに感染者総数が1万人を越えました。そして明日8月27日緊急事態宣言の対象地域に追加されるそうです。
 現在、よい方向に収まってゆく傾向はまったくなく、昨日の新規感染者発表数は431人、本日は515人でありました。
 このような時期に山歩きをしてもよいのであろうかと迷います。 
 ブログの方も山歩きをほとんどしないがゆえに記事もごく僅かという状態が続いています。
 それではつまりませんので、今後は山歩きの追想等も書いてみたいと思います。


 山から祝福されているような気分になった 平家岳
 2018年5月5日、岐阜県板取・川浦渓谷から岐阜県・福井県県境近辺の山を歩きました。
 ブログでの表題は「板取 新深山トンネル西口~平家岳、美濃平家岳 往復」です。 
 電力会社の巡視路を歩いて、アップダウンを繰り返しながら平家岳に至り、ピストンするというロングコースでありました。
 当日はゴールデンウィークでしたが入山者は少なく、往復道中で出会った登山者はたった一人でした。
 出会った方は「ゴールデンウィークなのになんでこんなに人が少ないの?」と不思議がっておりました。
 私も不思議でしたが、その訳はおそらく━━コース長大・アップダウン過多・累積標高大できついので敬遠してしまう━━ということなのでありましょう。
 まあしかし時期・気象条件等がよければルートコンディションも比較的良く、花々や景色も楽しめる素晴らしいコースであると当日実感しました。


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 巡視路から平家岳、井岸山、美濃平家岳を見る


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 巡視路から 美濃平家岳南面 を見る


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 コブシ咲く巡視路 と 遠景 白山


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 井岸山山頂少し北から 平家岳 を見る
 この付近ではじめて他の登山者と出会いました。
 井岸山山頂を過ぎて鞍部に降り、平家岳山頂に至る直線道を上っていたとき、何かを感じました。
 天気は快晴で太陽光線が強く『紫外線が強いなあ、また顔に老人斑ができてしまう』(私は肌が弱い)と思いながら歩いていたところ、周りの景色がきれいに輝いているように感じました。
 左右に散在するカタクリの花々はたいへん美しく、また太陽光線を受けてキラキラ輝いて神々しく感じられ、山から祝福されているような気分でした。言葉で表現すると「ようこそ伊勢の国から平家岳へ。あなたを歓迎します」。そのようなフィーリングは山歩きをしていて初めてのことでした。


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 当日見たカタクリの花(この場所は上記位置から少し離れている)

 
 さて桓武平氏の中で特に伊勢平氏を「平家」というそうです。たとえば、平忠盛、忠盛の息子・平清盛、清盛の息子・平重盛 らは平家の一族です。
 私の住所地も伊勢平氏の本拠地のひとつであり、たとえば亀山城主であった関氏や鈴鹿神戸城主であった神戸氏は平清盛の孫である資盛(すけもり)の子孫です。
 実際のところ津市・亀山市・鈴鹿市には平家一族由来の姓をもつ人が多く史跡も多いです。 


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水量谷 2021-8-8 [鈴鹿南部]


 少し古くなりますが8月8日の記録です。
 当日は台風10号が関東沖を通過したため西風が強く吹きました。そのため鈴鹿では比較的湿度が低くなり、からりとした晴天の中の山歩きになりました。
 
8月8日  晴れ

武平トンネル西口P0→水量谷遡行→1:37登山道出合→1:45鎌ヶ岳山頂2:25→2:44武平峠→2:49武平トンネル西口P

平面距離  3.45km

沿面距離  3.74km

累積標高  約515m


 開始地点は 武平トンネル西口 にある駐車場です。


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 最初に出合う滝
 右岸をへつったあと下滝の上に登り、そこで落水の左岸側に移り岩場を上に進みます。
 ホールド、スタンスともに適度にあります。ただし、すべて自己責任。

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 この辺りから核心部が始まります。

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 年寄りになって身体能力がそれなりに落ちてきましたので、よりスリルを感じるようになり(怖さを感じながらの登攀)、慎重に行動しました。

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 この大滝(滑滝)が水量谷最大のポイント
 ルートはいくつかありますが、落ちれば命にかかわるかもしれませんので、失敗は許されません。


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 向かって右の沢をよじ登り、上部で小尾根を越えて大滝の上流に降りました。
 このルンゼ状右沢も難度が高くなってきており危険です。

 大滝上から鎌ヶ岳登山道出合まで核心部が続き、楽しめます。


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 鎌ヶ岳登山道出合
 引き続き鎌ヶ岳山頂まで岩盤の沢を詰めることができますが(一般向きではない)もうここまでで十分堪能しましたのでここからは一般登山道を歩きました。



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 山頂北から御在所岳方面


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 山頂北からイブネ~雨乞岳~綿向山方面


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 山頂から南の眺め

 山上でゆっくり食事休息したあと下山にかかりました。
 下山では現在の自分の身体の状態を知りたかったので、安全に留意しながら、スピードを上げました。
 新型コロナ感染症のワクチン接種の後、副反応がかなり出て体調がすぐれなかったのですが、やはり一本調子で降ることができず、息切れ等で休み休みの下山になりました。


 あとがき
 近年は夏山シーズンに水量谷を歩くことが多くなっています。それには私なりの理由や思いがあります。
 四十数年前から感じている日本の亜熱帯化━━鈴鹿は標高がないことにより夏の沢歩きは結構暑くなってしまいバテます。(四十数年前以前の鈴鹿沢歩きは涼しくて快適でした)
 水量谷は開始地点が標高約800mと高く、また日陰が多いということと相まって若干涼しめの沢歩きができます。
 例えば猛暑日の場合、鈴鹿では標高のある神崎川源流━コクイ谷・クラ谷を歩いても『なんて暑いのだろう』と感じることがよくありますので、水量谷のありがたさを私は感じております。


 変わりまして
 日本各地で、また当地において新型コロナウイルス感染症がコントロールの限界を超えて感染爆発になってしまったようです。
 このような事態になってしまったのは、自分も含めて人間の欲等や集団の欲等が優先し、あるいは個人および集団の自己規制が一部でうまく機能しなかったことによる結果のように思えます。
 過去において重症型コロナウイルス感染症については、サーズ・マーズともに感染爆発を抑えることができたのに今回できずに爆発してしまったのは残念です。
 現在、国外企業のワクチン接種でしのいでいますが、完全ではなく心休まりません。
 日本企業や研究機関も従来法で鋭意ワクチン開発を進めたり、新治療法を模索しているようで、なんとか成功してほしいと願っております。
 私個人程度では大きな協力などできる能力等なく歯がゆく思います。
 この苦しい状況から早く脱出し、世界が平穏で安心して暮らせる状況になることを強く望んでいます。





御池岳で花見 6月20日  [鈴鹿北部]


 毎年6月下旬になりますとニッコウキスゲが気になりだします。
 今年も御池岳へ行き、山上台地巡りと花見をしてきました。

6月20日  曇り 一時 晴れ

鞍掛トンネル東口P 0→0:17鞍掛峠0:19→1:06鈴北岳1:08→1:35御池岳丸山→
1:44奥の平→東のボタンブチ→4:41御池岳丸山→5:08鈴北岳5:12→5:29鞍掛峠→
5:37鞍掛トンネル東口P

平面距離  12.25km

沿面距離  12.72km

累積標高  約1219m
(花見の際にザックをデポしたので 距離・累積標高 ともに上記値より大きくなるものと思われます)


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 GPS軌跡
(一部区間の歩行軌跡は消しました)

 起点の鞍掛トンネル東口駐車場はほぼ満車になっていました。


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 鞍掛峠


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 鈴北岳山頂から北方 霊仙山 方面


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 真の池
 山上の水のあるドリーネ池畔木にはモリアオガエルの卵塊がありました。


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 御池岳 丸山


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 奥の平 と 藤原岳


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 山上平原


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 東のボタンブチから 藤原岳 方面
 山上台地は風が強かったので、この岩場を少し降ったところで食事休息をしました。藤原岳、真の谷 他の景色が素晴らしいです。


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 東のボタンブチ


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 ボタン岩、ボタンブチ 方面


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 青のドリーネ?


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 東池?


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 まゆみ池?


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 幸助池


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 ボタンブチ


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 奥の平 方面

 鈴北岳からの下山開始時刻は午後5時を過ぎており誰もいない状況でしたので、いつものように少し速度を上げて降りました。
 開始から5時間37分後、おかげさまで無事今回の山歩きを終了できました。


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 鞍掛トンネル東口に帰着

 さてニッコウキスゲはちょうど見頃で、たくさんの花が咲いていました。
 しかし分布範囲は以前にも書きましたようにシカ(カモシカ?)の食害により少し狭まってきています。
 ニッコウキスゲ生息地周縁部の獣道はかなり明確になってきており鹿糞が結構あります。といってもシカ等は垂壁部生育地に達することができませんので、なんとか保たれています。


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 ヒメフウロ


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2020年8月21日に歩いた大岩谷~紺屋谷遡行の撮影画像が復活 [鈴鹿南部]


 昨年8月21日の「大岩谷・紺屋谷遡行 宮指路岳周回」でカメラ水浸により失った画像が復活しましたのでアップいたします。
 5月30日に歩いた「湯ノ山~……~国見尾根」で使用したSDカードの今回ファイル内に一緒に入っていました。
 なんだかよく分かりませんがたいへん有り難いことであります。


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 GPS軌跡


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 大岩谷林道終点


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 小滝と大きな淵


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 淵上の滑


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 淵


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 二筋滝


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 こけ滝


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 紺屋谷8m滝


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 8m滝上


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 山抜けと倒木


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 その上流


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 ゴルジュ帯入口のチョックストン滝
 ここでカメラを水没させてしまいました。





 湯の山~腰越峠~ハライド~ヤシオ尾根~県境~国見尾根 2 [鈴鹿南部]


5月30日  晴れ

起点0→0:12裏道一合目→0:50藤内小屋→2:00腰越峠→2:10ハライド2:46→
3:39キノコ岩3:42→3:46青岳3:58→4:11国見岳4:15→4:23国見岳南峰4:26→
4:28国見尾根分岐→4:42天狗岩4:52→5:38藤内小屋→6:05蒼滝探索6:37→6:55起点

平面距離  11.48km

沿面距離  12.21km

累積標高  約1458m
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 GPS歩行軌跡


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 国見岳南峰から 雨乞岳~イブネ 方面


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 国見岳山上から 藤内壁 方面


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 国見岳山上から 青岳 方面


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 シロヤシオ
 開花株は少なくなりましたが、よい状態のものも所々残っていました。

 山上巡りのあと国見尾根に入り、下山にかかりました。


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 岩


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 天狗岩


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 ゆるぎ石


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 イワカガミ


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 岳不動尊 方面分岐点
 かつての国見尾根登山道は岳不動尊の少し上から急傾斜のガレに取り付いてここに登りつくコースでありました。
 しかしガレの崩壊が激しくなって通行禁止となり、現在のコースに変更されています。


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 岩場から ゆるぎ石 天狗岩 を見る


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 同所から 青岳 方面
 青岳は目立たないピークですが、小休止するにはよいところです。


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 国見尾根から 御在所中道のキレット 雲母峰 方面

 標高960m付近で右折して山腹~尾根を下るようになります。
 この新道区間も浸食が進んできており、滑落要注意箇所が所々にあります。


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 危険な岩場を通過

 尾根の下部は今の時期的に照葉樹の落ち葉が多く、これまたスリップに注意です。
 御在所裏道に合流後は勾配が緩くなり楽になります。
 当日は道中混んでいて数珠繋がりとなり私が最後尾でしたが、途中前方の若い方が落葉に足をとられてドテッと転倒してしまいました。やはり落葉には要注意です。


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 七の渡し


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 その下流の橋


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 ふたたび大堰堤

 帰りには蒼滝見物をすることにしていましたので立ち寄りました。


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 蒼滝 降り口


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 蒼滝少し上流の滝 1


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 蒼滝少し上流の滝 2
 このあたりは銭浪ヶ淵で北谷の廊下地帯です。かつての裏道はこの付近を通っていたのですが現在は外れています。


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 蒼滝の上 斜瀑部


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 蒼滝の上から少し降ったところから本体部


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 蒼滝本体 1


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 蒼滝本体 2

 滝見物のあと折り返して、御在所ロープウェイ・湯の山温泉駅前経由で下山しました。


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 町営 蒼滝駐車場

 久々の長時間行動になりましたが、おかげさまで無事山歩きを終えることができました。





 湯の山~腰越峠~ハライド~ヤシオ尾根~県境~国見尾根 1


 腰越道を歩いてみたくなり、湯の山から裏道経由でぐるりと回ってきました。

 鐘突堂跡から先の腰越道は荒れているという記事を読んだことがあるのですが、実際歩いてみたところ、一部浸食が進んでいてなかなかの難路でありました。

 長くなりますので、今回は 前半・湯の山~国見岳 と 後半・それ以降 に分けてレポートいたします。


5月30日  晴れ


起点0→0:12裏道一合目→0:50藤内小屋→2:00腰越峠→2:10ハライド2:46→
3:39キノコ岩3:42→3:46青岳3:58→4:11国見岳4:15→4:23国見岳南峰4:26→
4:28国見尾根分岐→4:42天狗岩4:52→5:38藤内小屋→6:05蒼滝探索6:37→6:55起点


平面距離  11.48km


沿面距離  12.21km


累積標高  約1458m


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 GPS歩行軌跡


 起点は蒼滝駐車場で、いつも割と余裕があります。



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 御在所ロープウェイ 湯の山温泉駅



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 裏道一合目

 ここから登山道



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 不動尊

 売店はかなり前に閉鎖されたようです。ここから少し進んだところに蒼滝への降り口があります。



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 蒼滝橋横の 裏道登山口

 蒼滝橋サイドの駐車場は満車の日が多いですね。



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 大堰堤



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 藤内小屋

 ここを過ぎるとまもなく分岐です。



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 分岐

 今回は右折して沢を渡ります。



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 国見尾根道 分岐

 沢を渡ってすぐにまた分岐です。腰越峠方面はそのまままっすぐ進みます。



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 分岐

 岳不動方面 と 腰越峠方面 の分岐です。右折して沢を渡ります。



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 三嶽寺跡にある手洗石



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 石段



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 石段を登ると 鐘突堂跡

 ここから難路が始まります。今の時期は照葉樹の落葉でスリップしやすく要注意です。



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 分岐

 ヤシオ尾根方面は左、腰越道は右。



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 標識 

 山抜けの巻きや危険な斜面が各所にあり、難ルートが続きます。



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 やっとヤシオ尾根に到達 右折

 ここまで急傾斜のアップダウンが連続し、たいへん疲れました。



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 ハライドを見る



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 腰越峠付近の平場

 朝明渓谷に向かう腰越谷道は荒廃のため通行禁止です。



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 ハライド山頂



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 山頂から 国見岳・御在所岳 方面

 強風のため東に進み風の当たらない陽だまりで食事休息をしました。


 ヤシオ尾根ははじめ急傾斜、のちに緩みます。キノコ岩に立ち寄りました。



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 キノコ岩から 釈迦ヶ岳~御池岳 方面



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 青岳山頂 と シロヤシオ



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 青岳山頂からの眺め

 石に腰かけてしばらく休息しました。



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 県境稜線から 国見岳方面



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 国見岳山頂 と シロヤシオ

 前回と同様、今回も国見岳山頂部各所を見物しました。


 見頃の花々

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