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君ヶ野ダムから佐田山系 高束山~竹原山(佐田山)を歩く [三重県の山]


 9月10日、津市美杉町の高束山(標高約500m)と竹原山(標高745.1m)を歩いてきました。
 両山ともに地理院の地形図には山名が記載されていません。したがいましてあまり目立たない山々かもしれませんが、高束山は信仰の山として地元で親しまれ崇敬されています。竹原山は二等三角点の山として存在感があります。
 雲津川右岸のこの地域の山並みは高束山山頂の説明板によりますと「佐田山系」というようです。二等三角点745.1m峰の名称は、地理院点の記では「竹原山」、山頂標識では「佐田山」になっています。


 9月10日  曇り一時晴れ


駐車地0→0:23中原方面林道分岐点→0:37中原左折点三叉路→0:46高束山本宮登山口
→1:16山上 会場→奥宮→山上 会場1:43→2:02君ヶ野谷登山口→
2:51林道竹原線支線起点三叉路2:57→3:26竹原山山頂→
3:50林道竹原線支線起点三叉路3:55→4:31駐車地


歩行距離  18.7km(これはGPSの数値ですが林道カーブでの軌跡短絡が多いです。地形図の距離測定で補正すると20kmを少し越えます)

累積標高  1017m(登りと下りの閉合差が出ますので、二つの数値を平均しました)


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 君ヶ野ダム


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 君ヶ野ダム堰堤上から 尼ヶ岳、大洞山 方面を見る


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 君ヶ野ダム湖右岸駐車場から 竹原山(佐田山)を見る
 遠く、そして高く見えている峰が竹原山です。竹原山山頂はピークの少し右手になります。


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 君ヶ野ダム湖左岸の林道を少し上った所にある標識

 駐車場はダムの右岸左岸、そしてこの標識の近く レークサイド君ヶ野 にあります。
 駐車場に車を置かせていただき、林道竹原線を上流に向かって進みました。


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 君ヶ野谷橋と水路橋
 上の橋は発電のための導水路橋で、君ヶ野ダム下に中部電力の発電所があります。  
 水路橋の下を通ってしばらく進むと三叉路があり、高束山方面を示す標識が設置されています。


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 三叉路と標識
 今回は大回りになりますが、中原の登山口から参拝することにしていましたので、ここで右折して中原に向かう林道を降りました。
 林道を降り、中原集落の道を西に進むとやがて三叉路にある大きな「高束山参道」の標識が目に入ります。


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 高束山方面を示す標識 
 ここで左折して坂道をしばらく上ると「伊勢御嶽高束山登山口経務所」の標柱があります。


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 「伊勢御嶽高束山登山口経務所」標柱
 ここから100mほど進むと道はクランク型に曲がります。そのクランク部に神社がありますので参拝しました。 

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 神社

 クランク部を過ぎて40mほど歩くと堰堤の上に駐車可能な広場があり、その少し上に「伊勢高束山本宮登山口」の標柱があります。
 中原集落には駐車適地がないようですので、中原から登る場合はここに駐車させていただくとよいかもしれません。


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 「伊勢高束山本宮登山口」標柱
 ここで車の通れる林道を離れ、参道に入ります。

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 参道

 幅広の参道です。全般に杉桧林の中を歩き、山頂部のみ広葉樹林帯です。
 当日は蒸し暑い日で、汗だくになって登りました。


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 山上会堂手前の石階段


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 石階段上にある説明板
 クリックすると読める大きさになります。


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 山上の 御嶽教三重高束山教会 会堂


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 奥の院への登り道から 会堂を見る 
 昭和時代の一定時期、信者家族が住んでおられたそうですが、現在は無住で屋根の痛みが進んでいます。

 会堂正面の石階段を登って奥の院へ向かいました。会堂からの標高差は20m余りです。


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 奥の院
 社に向かって左手に高束山最高点があります。
 参拝のあと会堂の広場に戻りました。


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 会堂裏手の広場から 経ヶ峰~青山高原 方面を見る


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 同所から 青山高原の南、白山町伊勢見~元取岳(三角点峰778.7m)方面を見る 

 広場をぐるりと一周しましたが、古い軽トラがあるのには驚きました。ヘリコプターで運んだのでしょうか?
 あるいは、ひょっとして昔は君ヶ野谷方面からの参道が通行出来たのかもしれません。

 山上でゆっくりさせていただいた後、君ヶ野谷登山口へ降りました。 


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 しばらくは広葉樹林の中の道


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 植林帯の道
 整備された幅広道です。


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 君ヶ野谷側登山口
 時間的に余裕がありましたので竹原林道を上り、峠に向かいました。
 竹原林道は舗装路で下からの標高差がかなりあり、自転車のヒルクライム練習に良さそうな印象です。しかし落石が多めで下りは要注意です。


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 峠手前の三叉路 林道竹原線支線起点
 峠を越えて少し下り、カーブにさしかかると前方に山が見えます。


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 前方の山 
 高所山(たかんしょやま)と言いたいところですが、前方に見えている山は高所山北東600mにあるP770です。
 ここで折り返して先ほどの三叉路に戻りました。
 
 三叉路で林道竹原線支線に入り、竹原山(佐田山)に向かいました。
 この林道はほとんど未舗装でかなり荒れていて、一般乗用車の通行は困難です。
 検索したところ YOU TUBE で走行記録が視聴でき、様子を見ることができます。


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 竹原山 登り口
 林道の標高最高点を過ぎ、少し下ると左手に登り口があります。そこから僅かの登りで三角点です。


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 二等三角点 点の記名 竹原山 (現地標識 佐田山)
 残念ながら植林の中で眺望はありません。この辺りはかなり広い平頂台地ですので、各ピークを歩いてみると楽しいかもしれません。
 今回は時間的に厳しくなってきましたので、ここで折り返し下山することにしました。

 下山は順調に竹原線支線を戻り、三叉路で小休止の後、竹原線をジョグで降りました。

 開始から4時間31分後、おかげさまで無事駐車地に帰着することができました。












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