SSブログ

稲ヶ谷から雨乞岳~三人山~三人山南尾根 周回 [鈴鹿南部]

 秋風が吹いて快晴になった8月31日、稲ヶ谷道から雨乞岳に登りました。
 今回の山歩きでは、登山口からしばらく進んだところの急斜面巻道がどうなっているだろうというのが心配なところでしたが、なんとか歩ける状態を保っていました。
 コース全体では、沢遡行の区間がところどころにあり楽しめます。上流部は昔の道が結構残っています。源流部は急傾斜で滑りやすく、やや難路です。
 一部通過が難しい斜面や滝があり、気軽に歩けるルートでは無いように思います。
 谷道の場合、年々荒れて変化してゆくのは仕方ないですね。


 8月31日  晴れ

稲ヶ谷道登山口0→0:13大滝の巻道取付き→0:35稲ヶ谷→0:42小滝→
1:29 H=1050m二又→
1:47稲ヶ谷道下山口→1:53雨乞岳1:57→
2:05東雨乞岳2:13→2:33三人山→
3:25稲ヶ谷道登山口

 歩行距離  6.3km

 累積標高  950m


inagatani-hashi.jpg
 鈴鹿スカイライン 稲ヶ谷橋


inagatani-tozanguchi.jpg
 登山口の標識

 登山口から所々流失した荒れ気味の沢道を進むと、小滝があります。


taki-1.jpg
 小滝
 小滝を越えてまもなく左手(右岸)にガレ沢が見えてきます。そのガレ沢下端部を横断通過した地点から大滝を巻くための右岸山腹道がはじまります。


ugan-garesawa.jpg
 ガレ沢
 巻道の登りは毎度厳しいルートだなあと思いますが、来るたびに難しくなってきているように感じます。


tsuchi-hetsuri.jpg
 危険なガケ通過部
 急斜面の土崖をステップを切って通過する危ないところです。
 この後ロープがフィクスされた急斜面の岩場を登って、杉の植林帯に着きました。


ashimoto-kiken.jpg
 登りついた地点


sugi-rin.jpg
 杉の植林
 地理院地形図では2本の破線ルートが示されています。早めに沢に降りた方が歩きやすいかもしれません。沢に降りたらしばらくの間沢登りになります。


taki-2.jpg
 小滝
 右岸の下方から巻けそうですが倒木があって伐開が必要です。滝に向かって左手の岩は逆層でホールドが乏しいです。右手は大巻きになりそうです。
 しばらく思案して、左岸から右岸に倒れている木(写真には写っていません)を橋代わりにして通過することにしました。危険であまり良い方法ではありませんが、なんとか滝上に行くことができました。
 この小滝通過後は、順調に進むことができました。


buna-rin-1.jpg
 標高880m地点のブナ林

 沢上流部は道が残っているところが多く、比較的歩きやすいです。


genryu-.jpg
 標高1050mの沢二股地点
 右手の沢を登ります。ルート側の木には赤テープが付けられています。


genryu-2.jpg
 源流部


oh-iwa.jpg
 稜線より標高で40mほど下の大岩
 大岩の手前は急斜面のザレザレ区間で歩きにくいです。稜線が近くなると笹原の中の道になります。


inagatani-gezankuchi.jpg
 稜線到着 
 雨乞岳、東雨乞岳を結ぶ稜線に到達しました。左折して雨乞岳山頂に向かいました。


amagoi-top.jpg
 雨乞岳山頂
 空気が澄んでいて素晴らしい展望でした。

 

watamuki-f-amagoi.jpg
 山頂から綿向山を見る


kama-f-amagoi.jpg
 山頂から鎌ヶ岳方面を見る


gozaisho-f-amagoi.jpg
 山頂から東雨乞岳、御在所岳方面を見る


amagoi-ike.jpg
 山頂の池

 写真撮影の後、東雨乞岳に向かいました。


shaka-f-higashiamagoi.jpg
 東雨乞岳山頂から釈迦ヶ岳~御池岳 方面を見る
 やや強めでしたがさわやかな秋風が吹く山頂で小休止した後、三人山へ向かいました。


buna-rin-2.jpg
 三人山付近の森


sannin-yama.jpg
 三人山山頂
 ここで右折し、三人山南尾根に入りました。
 南尾根を降ると出発点付近に直に到達できます。ただし難ルートです。全般に急傾斜で上部には道がありません。標高740m地点以降は岩の多い痩せ尾根になり道がついています。


henkyoku-ten.jpg
 標高740m地点 
 繰り返しますが山頂からここまでは尾根上に道がありません。この地点以降は痩せ尾根に道があります。出発点付近まで滑落に要注意のルートです。


iwa-one.jpg
 岩尾根

 
 慎重に降って出発点付近に帰着しました。
 開始から3時間25分後、おかげさまで無事今回の山歩きを終えることができました。
















この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。