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南伊勢町町境の峰々を歩く(7) 能見坂峠~鴻坂峠 [三重県の山]


 能見坂峠以降は、それぞれの日に歩いた区間に長い短いがあります。
 ブログ的ではないのですが(今までもそうです)、縦走記はキリの良いところで区切った方が良いようにも考えられますので、今後は適当な長さの峠と峠の間で区切ってレポートしたいと思います。
 したがいまして、一日で歩いた区間の歩行図でない複数日の歩行図を載せることがあります(今までも一部余分な歩行線を入れたり、歩行線を省略したりしていたことがありました)ので、ご了承くださいますようお願いいたします。


 さて、能見坂峠から鴻坂峠までの区間は、標高が最高でも412mと低いですが、縦走路は他の区間の縦走路と同様、変化があります。
 所々にある展望地での眺めは、山名同定ができると、あるいは知っていると、より興味深さが増すようなところですので、低さに負けない魅力あるコースといえるように思います。
 ただし今回は曇天で、風景はモノトーンのような写真になっています。

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 歩行図(2017年3月、4月 歩行)


 能見坂峠から鴻坂峠までの歩行距離  約7.1km

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 能見坂峠南側、上り口付近
 写真の右側に踏み跡道が見えています。

 峠から400mほど歩くと主尾根は左に曲がり、曲り点から200m弱で作ェ門に着きます。
 ここでタコラ(諾炬羅)方面への道を右に分けます。

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 作ェ門付近

 ここから北に700m余り進むと高霧間山頂です。

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 高霧間三角点山頂

 山頂から標高差45mほど急坂を降り、その後もアップダウンを繰り返しながら緩やかに降って行きます。
 ところどころ、縦走路にはチャート系の岩があります。
 標高点318m付近からやや急な下り坂となり、降りきると広々とした峠のような鞍部に到着します。

P324.7-nishi-anbu.jpg
 広々とした鞍部

 鞍部からしばらく上ると桧の植林地で、間伐木がたくさん縦走尾根に横たわっています。
 伐木でたいへん歩きにくい登り区間を通過すると、前方に割れ石門が見えてきます。

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 割れ石門
 石門を通り抜け、数分上ると岩稜帯で好展望になります。

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 展望地から歩いてきた尾根を振り返り見る
 遠景として、道方山、P706、栃谷山、七洞岳(写真からは外れています) 等が見えています。

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 展望地からの風景
 特徴ある双耳峰、タコラ(諾炬羅)、左方には局ヶ頂が見えています。

 展望地の先にも結構な岩の登り道があります。

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 岩の登り道

 やがて三角点峰P324.7に到着します。

sankaibou-minami.jpg
 P324.7
 ここは分岐点で、右は押渕への道、左は三界坊への縦走路です。

 三界坊への縦走路を進むと、三界坊山頂手前に山頂を迂回する案内板があります。迂回路分岐は案内板よりも後ろに下ったところですので、要注意です。

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 迂回路案内板

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 三界坊頂上


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 山頂から特徴的な台形の山、霧間の八 方面を見る
 霧間の八の右横に局ヶ頂が見えています。

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 山頂から渡会アルプス(獅子ヶ岳、七洞岳)方面を見る
 スカイライン左端のくぼみは藤越です。

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 山頂から、これから歩く峰々を見る
 真ん中に 日踊山、その直右に駱駝山、さらに牛草山、その右に温坊、温坊の右横にはうっすらと鷲嶺が見えています。

 山頂から引き返し、巻道で三界坊山腹を巻きます。鞍部から登ってひと山越え、降ると峠に着きます。

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 峠
 南伊勢町始神と度会町南中村を結ぶ峠で、現地には「中河内峠」という札が掛かっています。

 峠から先、いくつかの峰を越え、上ってゆくと比較的大きな岩場に着きます。日踊山の岩場です。岩場の上は展望地で、五ケ所湾方面が見えます。

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 岩場

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 岩場からの眺め


 岩場の少し北に、日踊山三角点があります。

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 日踊山三角点

 日踊山から北へ降って行くと、鴻坂峠に到着です。

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 鴻坂峠

 鴻坂峠の南伊勢町側道路サイドには数台駐車可能なスペースがあります。
 私は狭い峠道を走るのは、あまり得意ではありませんので、歩行図に示しているように度会町側のP印地点に車を止めています。
 P印地点は道幅が広くしてあり、駐車適地となっています。



 



  
 


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