砂山と竜ヶ岳 [鈴鹿北部]
本日は、早起きをして、砂山~竜ヶ岳を歩いてきました。
10~20年前の記憶を頼りに歩いたのですが、それだけ年月が経ちますと、地形・地勢の変化や忘却があり、ルート見いだし困難箇所がありました。
今回は、地図読みの大切さを再認識する山歩きになりました。
9月15日 晴れ
駐車地0→0:36砂山→1:15小峠→1:44治山林道折り返し点→2:15治山林道分岐→
2:56竜ヶ岳→3:30石榑峠→4:16駐車地
歩行距離 15.7km
駐車地すぐ近くのカラト谷に架かる「いしぐれ大橋」
大橋写真手前にある駐車可能な広場は狭く、乗用車2~3台ほどが駐車できる広さです。この広場は、過去に「三池岳、釈迦ヶ岳、石槫峠 縦走」でも利用しました。
上写真に写っている車止めのある林道を進むと、オシマワシ谷経由で、砂山に行くことができます。今回は、国道421号線車道サイドに砂山標識の設置されているルートを選びましたが、オシマワシ谷ルートの方が、短時間で砂山に到達できます。
砂山遊歩道入口
駐車地より、国道を少し降ると、砂山遊歩道入口があります。入口には、草が茂っていますが、それは入口だけで、遊歩道は草の繁茂等なく、幅広の歩きやすい道です。
尾根道を歩いたり、エスケープして遊歩道を歩いたり、を繰り返しながら、高度を上げてゆくと、やがて砂山に到達します。尾根道には展望良好なスポットが、所々あります。
砂山山頂と竜ヶ岳
尾根道コース上、所々でシカに出合いました。
640mピーク経由で、小峠へ行くつもりでしたが、分岐を見逃してしまい、一般道を下ってしまいました。気付いたとき、20m登り返せば、分岐へ戻れたのですが、まあいいかと、宇賀川まで下りました。大回りによるタイムロスは、十数分くらい?
宇賀川から沢岸近くの治山林道支線まで上がれば近道でしたが、小峠方面に向かいました。このあたり、もう少し考えればよかったかなとも思います。その林道支線が崩壊していなければ、が条件ですが、やはり、急がば回れか?
治山林道入口
小峠付近から数10m国道旧道を登ると、右手に治山林道入口があり、その林道に入りました。手入れのされていないこの林道は、10年前よりも、かなり荒れています。
治山林道を上ってゆくと横谷道(中道)へ通じる林道の分岐があるのですが、見つけることができず、標高710m地点まで治山林道を登ってしまいました。
標高660m付近から、林道は滅茶苦茶になっています。今回、上部のジグザグ道までは行きませんでしたが、10年前でもガレキ堆積が酷かったですから、ひょっとして、今はもう通行不能かもしれません。
710m地点から折り返し、苦労して横谷への治山林道支線分岐を見つけました。林道支線入口は、盛り土がされ、しかも木々が茂っており、まわりの壁とほとんど同化していますので、発見困難です。10年前の記憶はあやふやで、GPS地図にも支線が載っていなかったため、焦りました。結果、この支線探しだけで32分のタイムロスになりました。紙地図をよく見ないとダメですね。
横谷への林道
10年前との違いは、木々が生えていて、山と同化しかかっていることです。
礫でほとんど埋まった横谷の堰堤
このガレキ沢を対岸に渡ると、横谷道に到達します。横谷道はこの対岸あたりで、沢から離れて急斜面の激登りになります。
激登りが終わるころ、大崩壊の上端に到達します。中道の要注意地点です。
大崩壊
気持ちのよい樹林
大崩壊上端を過ぎると、しばらくはカエデの目立つ気持ちのよい樹林の中を進みます。
980m地点で、樹林から笹原に変わり、視界が開けます。
出発から2時間56分後、やっと山頂に到達することができました。想定内ではありますが、計画の2時間よりも、かなり遅れました。
景色は、晴天ということで、素晴らしい眺めでした。ここで、ゆっくりしたかったのですが、午後から用事があったため、ほとんど休まずに石榑峠方面へ向かいました。
地割れがあり、地滑り崩壊寸前の稜線
もうち谷源頭部が崩壊寸前になっていて、稜線の西、滋賀県側に迂回路があります。
竜ヶ岳は、北が大崩壊で、青川が埋まってしまいましたが、南も予断を許さない状況ですね。
山頂南西、孫次郎谷源頭付近の稜線から、天狗堂、サンヤリ方面を見る
石榑峠への下降道は、従来の道の浸食が大きくなってきたため、随所に新しい踏み跡コースが出来ています。
石榑峠からは、膝に注意をしながら、国道421号線旧道をジョグで降りました。
小峠からの熊谷道(旧峠越道)は、近道ですが、荒れています。
国道421号線旧道の状態は、一ヶ所、直径1mほどの陥没穴の開いているところがありますが、それ以外は、全般に良好です。
ルートミス等がありましたが、出発から4時間16分後、おかげさまで怪我等なく山歩きを終えることが出来ました。