御在所 東多古知谷を遡る [鈴鹿南部]
7月25日 晴れ
駐車地0→0:05表登山道・入口→0:11堰堤上・第一滝→0:38百間滝→
1:41表登山道・出合1:56→2:05アゼリア横の展望台2:07→
2:16御在所岳三角点→2:19望湖台2:25→2:32長者池2:37→
2;40御嶽神社2:43→3;18武平トンネル東口3:21→3:37駐車地
歩行距離 6.5km
先月6月8日、東多古知谷の遡行を試みましたが、装備不足のために序盤で危険と判断して中断・敗退、三ツ口谷に変更しました。
若いころはこの谷を、硬い靴底のトレッキングシューズでも平気で登っていたのですが、年寄りになりますと、それなりの装備がないと不安を感じます。今月上旬、新しい沢靴を買い、いつでも登れるようになりました。
今回は、前回準備していなかった、ヘルメット,沢靴、ロープ等を用意しましたので、気分的には安心感がありました。
堰堤
鈴鹿スカイラインからも見えるこの堰堤の上から本格的な遡行が始まります。
堰堤上の滝
この滝から百間滝下までが、東多古知谷の核心部で、危険がいっぱいの区間です。
20m滝
今回のコースで最大の難所です。三点確保だけでは、一点でも滑れば滑落死のおそれがありますので、場所によっては、体を密着させながらのシャワークライムになりました。
百間滝
落差70mだそうで、鈴鹿では、矢原川の大滝に次ぐ落差のようです。記憶が曖昧で自信がないのですが、昔は滝の右手(左岸)の岩に赤ペンキで印がつけてあり、フリーで登れたような気がします。今回は冒険は止めにして、左岸大きく離れた安全な巻き道を利用させていただきました。
百間滝上流側の沢すじ
百間滝から先も滝が連続しますが、通過は序盤の難所よりも楽になります。
涸れ沢との2又にある滝
直登は困難ですので、右の涸れ沢に入り、適当なところで左にトラバースして、本流に戻ります。
最後の2又(標高980m)の、左又(本流)段滝
この辺りの沢筋には、花が咲いていて、緊張感を和らげてくれます。
沢の勾配が緩くなってきました
表道との出合はまもなくです。数十年ぶりの東多古知谷(6月8日除く)でしたが、今回すべてフリーで登攀することができました。
表道を歩いて、アゼリア方面へ行きました。
展望台で景色を楽しんだ後、三角点に向かいました。
今回、久々に少し手応えのある沢登りになりました。機会があれば、今後も手ごろな沢を楽しみたいと思います。
出発から3時間37分後、おかげさまで無事山歩きを終了することができました。