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伊吹北尾根周回 [伊吹山地]

 6月14日  曇り後晴れ


さざれ石公園駐車場0→0:30笹又・畑フェンス前駐車場→1:11尾根上→
1:24静馬ヶ原→1:48休息地2:14→2:45御座峰→3:05大禿山→3:30国見岳→
3:56国見峠3:59→5:27川合→6:40古屋6:44→6:59さざれ石公園駐車場

歩行距離 27.56km



 伊吹北尾根の夏の花々を見たくなりましたので、笹又から北尾根を周回してきました。前半は曇り空で、麓では一時雨が降りましたので、天気が心配だったのですが、予報どおり、午後からは次第に雲が取れて、好い展望を楽しむことができました。

 今年は花の当たり年のようですが、虫の当たり年でもあるようです。木の枝からぶら下がった毛虫の多さには、びっくりしました。


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 出発地の さざれ石公園駐車場

 駐車場から谷沿いの道を登ってゆくと、しばらくで有名な「さざれ石」に到着します。


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 さざれ石


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 現地に設置されている説明板の説明文(クリックすると読める大きさになります)

 この先、登山道は時々林道と交差します。林道の方が勾配が緩くて、歩きやすいので、後半は林道を歩きました。笹又上部の畑はフェンスで囲まれていて、上の駐車場の手前には「これから先は、許可なく車両や歩行者の通行を禁止します」という立て看板が設置されています。登山者は入ってもよいようですが、今回はフェンス横の刈り払われたところを歩いてゆきました。フェンスサイドが新しい登山道なのかもしれません。この辺り、熊が時々出没するそうなので、フェンスがあれば、安心して農作業ができるかな、と思いましたが、熊や猿なら、簡単にフェンスを越えてしまうかもしれません。


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 立て看板



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 畑最上部のフェンスと扉



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 登山道下部の森林
 下部は成長した二次林ですが、稜線に近くなると低木の疎林や草地が多くなります。


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 稜線から笹又方面を見下ろす


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 伊吹山ドライブウェー下の水平道
 水平道では風が強くて、少し寒さを感じました。


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 水平道から、これから歩く伊吹北尾根を見る


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 静馬ヶ原

 静馬ヶ原で右折して、伊吹北尾根に入りました。北尾根は、低木林や高木林、ぬかるみ道や石灰岩だらけの道など、表情が様々で、変化を楽しめます。1149m峰北の適地で食事休息をしました。


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 北尾根の森



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 御座峰に到着

 この付近から毛虫が多くなり、木の枝からぶら下がった毛虫を避けきれなくなってきました。


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 御座峰北から 大禿山を見る

 この見通しの良い稜線は、現在、ヤマツツジが見ごろですが、7月に入ると、また違った花を楽しむことができます。が、7月の稜線歩きは暑すぎますので、熱中症には要注意です。


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 大禿山山頂から国見岳方面を見る


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 国見岳山頂標識 
 あまり山頂らしくないところですが、切り開きからは好展望です。


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 国見岳山頂から、伊吹北尾根、伊吹山方面を見る
 北尾根の向こうに見えている鍋底形の山は、霊仙山かなと思っていたら、御池岳でした。


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 国見岳山頂から 池田山方面を見る

 国見岳山頂台地北端からの眺めも素晴らしいです。


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 山頂台地北端から、ブンゲン、貝月山(右)方面を見る


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 山頂台地北端から、貝月山、能郷白山、権現山、花房山、雷倉、槍ヶ先方面を見る

 北端から先は、はじめ歩きにくいところがありますが、植林帯に入ると歩きやすくなります。


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 国見峠



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 国見峠付近から伊吹山を見る

 ここから折り返してピストンでもよいのですが、国見林道の被災状況と復旧工事の進捗状況を知りたかったので、周回することにしました。




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 ①


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 ②


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 ③


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 ④

 写真以外にも、山抜け寸前箇所等がありますので、完全復旧はかなり先になりそうです。復旧工事のお兄さんから「帽子に毛虫が付いていますよ」と指摘してもらいました。道路上は毛虫が多く、相変わらず、木の枝からは毛虫がぶら下がっていました。


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 帽子に付いた毛虫 



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 春日中山付近の県道から 御座峰等、伊吹北尾根の峰々を見る



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 古屋の三叉路
 三叉路横の神社でお参りしました。
 右折して500m余りで、長かった道路歩きもようやく終わりとなりました。

 出発から6時間59分後、おかげさまで無事、さざれ石公園駐車場に帰着することができました。


 本日見た花々や果実の一部


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 カラマツソウ


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 タニウツギ


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 カノコソウ


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 シモツケ


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 ニッコウキスゲ


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 コアジサイ


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 モミジイチゴ


 ニッコウキスゲの花を期待していたのですが、生育地に着いてもほとんど見当たりませんでした。調べて見ると、生育地斜面は踏み荒らされており、蕾や咲いた花径が折り捨てられていました。ひどい状態になっています。大禿山近くの稜線上で、一頭の鹿と出合いましたが、どうでしょうか。危険な急斜面には残っていますが、稜線から見えるところは、一茎を除いてほぼ全て折損していました。いずれにしましても困ったことです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 


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