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三ツ口谷を遡行して鎌ヶ岳、御在所岳 [鈴鹿南部]

 6月8日  曇り時々雨


 

駐車地0→0:05三ツ口谷分岐→0:27三ツ口谷大滝→0:47長石尾根分岐→
1:11県境尾根出合→1:22鎌ヶ岳山頂1:37→2:07武平峠→2:43長者池2:49→
2:54御在所岳三角点→2:56望湖台3:03→3:13アゼリア前3:19→
3:44百間滝展望地3:51→4:03駐車地


歩行距離 8.77km


 暑くなってきますと沢に行きたくなってきます。近くで、午後からでも楽しめるところはないかと考えていて思い浮かんできたのは、御在所の東多古知谷です。



 車を運転して、菰野町に入ったら、山の方の空模様がよくなくて、雲がかかっていました。やがて雨が降り出し、「これはまずいな」と思いながらも、鈴鹿スカイラインまで行くと、路面は乾いていました。局地的な雨だったようです。スカイライン下部の各駐車場はどこもほぼ満杯で、道路わきの駐車も多く、いつもの土日と同じような状況でした。スカイライン上部の駐車場は余裕があり、そこに車を留めさせていただきました。

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 東多古知谷堰堤



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 東多古知谷の滝

 準備をして、東多古知谷に入りました。しかし、靴がツルリと滑って、ヤバッ! やはり、一般靴の硬いソールではダメなようです。事故りそうな予感がしたので、いきなり敗退。他の沢に転進することにしました。それにしても、昔は何の苦も無く、スイスイと登った谷ですが、恐怖感が出てくるようになりました。…歳ですね。
装備を整えて、また来ることにしました。



 東多古知谷の対面は三ツ口谷で、比較的歩きやすくて、魅力的な沢です。そちらに転進することにしました。

 車に戻り、仕切りなおしで、峠道を降って三ツ口谷入口に向かいました。



 

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 三ツ口谷入口となる三滝川本流堰堤上の砂礫原



 三ツ口谷に入り、沢道をしばらく進むと堰堤があり、向かって左から堰堤を巻きます。


 

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 堰堤上から御在所方面を見る


 歩きやすい沢道を登ってゆくと、やがて分岐があります。右は大滝を大きく巻くまき道。直進は大滝への道です。大滝へ向かいました。

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 三ツ口谷・大滝

 本日の水量は多い方で、見栄えがします。滝下手前の左岸にまき道があります。



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 大滝上から下を見る




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 大滝上から上流側を見る


 小滝が連続しています。これら大小の滝が連続するあたりが三ツ口谷の核心部かもしれません。

 まき道はやがて下からの「大滝を大きく巻くまき道」と合流します。


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 沢道を進んでゆくと、やがて小さな二筋の滝に到達します
二筋滝を越えると、しばらくで長石尾根分岐です。




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 長石尾根分岐


 左折すれば、すぐに長石尾根ですが、今回はそのまま沢を遡行しました。



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 前方にガレが見えてきました




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 ガレ横に咲くタニウツギ




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 ガレを歩く


 いよいよ沢詰です。見晴らしの良いところなのですが、長居は危険です。落石がないことを祈りながら進みました。



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 ガレを登りきったところの県境尾根から御在所方面を見る

 県境尾根を南に向かって登ってゆくとやがて分岐ですが、いつもどおり、向かって左のやや難路の方に入りました。


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 山頂直下の荒れた登り道。あと少しで山頂です。



 

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 鎌ヶ岳山頂から綿向山、雨乞岳方面を見る




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 鎌ヶ岳山頂からサクラグチ方面を見る




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 鎌ヶ岳山頂から鎌尾根キレット付近を見る


 山頂付近の天候は今ひとつで、ポツリポツリと雨が降り出し始めましたが、普段とはまた違った趣のある景色を楽しむことができました。展望を楽しんだ後、御在所方面に進みました。


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 サラサドウダン



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 ベニドウダン


 武平峠では、動物との出合ハプニングがありました。



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 県境尾根から鎌ヶ岳、雲母峰方面を見る



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 県境尾根から高円山、サクラグチ方面を見る




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 イワカガミ

 県境尾根の岩の横で咲き残っていました。


 

 山頂台地が近くなってきた所で、雨脚が強くなってきました。



 

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 長者池で雨宿り


 小降りになったところで、御在所山頂に向かいました。



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 御在所岳山頂三角点




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 望湖台から雨乞岳方面を見る




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 望湖台から鎌ヶ岳、仙ヶ岳方面を見る




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 望湖台から釈迦ヶ岳~御池岳方面を見る

 望湖台には標識が増えましたが、これらのような標識が設置されると、景観に影響が出ますので、個人的にはがっかりしてしまいます。最近、やたらと岩や木に大きく吹き付けられている赤スプレーも同様です。自然と景観を大切にしたいですね。



 

 この後、ちびっこ広場へ向かい、折り返して、表道で下山しました。


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 ツツジの花と鎌ヶ岳




 

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 百間滝展望地から百間滝を見る
 



 出発から4時間03分後、おかげさまで無事駐車地に帰着することができました。

東多古知谷については、残念でしたが、しっかりした装備で、また訪れたいと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



 



 



 



 



 



 



 




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