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近江、湖東の里山、箕作山 [滋賀県の低山]

 3月22日  晴時々曇り


駐車地0→0:15十三仏→0:28小脇山0:31→0:45箕作山0:48→1:02赤神山1:08→
1:23瓦屋寺1:33→1:48建部瓦屋寺町参道入口→2:36安土町石寺参道入口→
3:03観音正寺3:13→3:25繖山3:34→3:43佐々木城跡→4:01安土町石寺集落→
4:33駐車地

歩行距離 17.28km


 3月も下旬になりましたので、あわただしい日々が続いています。22日は予定がなく、琵琶湖・湖東に散在する低山を歩くことにしました。

 今回は2回に分けてレポートしたいと思います。上記の順路や歩行コースには入っていませんが、先ず太郎坊宮に参拝してから、十三仏の駐車場に向かいました。


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 太郎坊宮(阿賀神社)と赤神山を見る

 太郎坊宮は、古事記中、天照大神とスサノオが会った際に、スサノオが天照大神から譲り受けた勾玉から生まれた長男(正哉吾勝勝速日天忍穂耳命)が主神の神社で、毎年12月第一日曜日に行われる「お火焚大祭」が有名です。


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 太郎坊宮入口の石段

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 成願寺
 石段をしばらく登ると成願寺で、山号は赤神山、延暦18年(西暦799年)最澄により建てられたそうです。明治の神仏分離までは、成願寺が太郎坊宮を祀っていたということです。


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 太郎坊宮、山上広場(駐車場)
 本日は大安吉日で、駐車場はほぼ満車でした。車のお祓いを受ける方々がたくさんおられました。


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 石段と鳥居
 山上広場奥の祈祷殿付近からの石段登りはたいへん急です。


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 夫婦岩
 以下、夫婦岩説明の転記です。
「夫婦岩は神の神通力により開かれたという言い伝えがあり、古来より悪しき心の持ち主や、嘘をついた者が通れば挟まれると伝えられ,子供たちが足早に通り過ぎる姿がいまでも見受けられる。
又、夫婦岩の名前の如く夫婦和合や縁結びのご利益もあるといわれている」

 夫婦岩を過ぎると、まもなく本殿です。本殿でお参りしたあと、展望台でしばし休息しました。


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 展望台から飯道山、阿星山、金勝アルプス方面を見る

 見所いっぱいの太郎坊宮参拝道を一巡りした後、十三仏に向かいました。

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 麓から仰ぎ見る十三仏の岩場(岩戸山)。帰路に撮影しました。

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 十三仏駐車場付近
 休息所、トイレ等が整備されています。以前はなかったのですが、入口付近に獣対策用のフェンスと扉が設置されました。
 十三仏巨大岩までの参拝道は広くて歩きやすい道で、参道脇には各所に石仏が安置されています。


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 十三仏、巨大岩
 この大きな岩に聖徳太子が刻んだとされる十三体の仏像が安置されています。


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 お堂等と巨大岩

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 岩戸山から繖山方面を見る

 岩戸山で展望を楽しんだ後、小脇山に向かいました。地道は昨日の雨や雪でぬかるんでいるところが多くて滑りやすかったので、注意深く歩きました。


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 小脇山山頂
 付近の山林は潅木等が刈り払われて、よく整備されているので、方向によっては、良い展望です。


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 箕作山山頂
 この山頂も方向によって良い展望を楽しめます。

 ぬかるみに注意しながら、赤神山に向かいました。


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 赤神山山頂から南の岩峰先端部を見る
 赤神山山頂付近は、たいへん良い展望です。


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 赤神山山頂から伊吹山、霊仙山方面を見る

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 赤神山山頂から愛知川、はっきりしませんが御池岳、日本コバ等を見る

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 赤神山山頂から小脇山、鏡山、三上山方面を見る

 赤神山山頂で素晴らしい展望を楽しんだ後、秋の紅葉で有名な瓦屋寺に向かいました。途中分岐で左折すべきところを直進してしまいましたが、気付いてルートに復帰しました。この分岐だけ標識がありません。


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 瓦屋寺上の金色慈母大観音像
 この付近でも鈴鹿方面が好展望です。


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 金色観音像付近から日本コバ、銚子ヶ口、イブネ、雨乞、綿向等の山々を見る

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 瓦屋寺本堂(昔は華厳宗、現在は臨済宗妙心寺派)
 瓦屋寺の名は、聖徳太子が四天王寺創建のとき、瓦をこの地で造ったことに由来しているそうで、江戸期に再建された本堂には千手観音立像が安置されていますが、三十三年に一度開帳されるそうです。二十年以上前だったと思うのですが、本堂内には自由に入ることができ、堂内を見た記憶があります。しかし、本日現在は入口の障子が閉鎖されていて、入れなくなっていました。


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 経堂
 窓の格子越しに、中を見ることができます。


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 経堂の格子窓から見える絵画のうちの1つ 
 天部? 絵画は8面に描かれているようです。
 撮影禁止とはなっていないようですので、撮影させていただきましたが、問題があるようでしたら削除いたします。


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 庫裏
 新しく、立派な庫裏です。許可なく庫裏に近づいてはならないということを後で知りました。気付かずにうっかり近づいてしまいました。申し訳ありませんでした。

 瓦屋寺を訪れた後、旧表参道で山を下りました。石段道は全体に苔や藻のようなものが付いていて滑りやすく、一度滑って尻餅をつきそうになりました。参拝用の車道がありますので、この参道はあまり利用されていないようです。


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 旧表参道入口付近
 歴史を感じさせる石段道を降って、旧表参道入口に到達しました。この付近に瓦窯跡があるそうです。

 参道入口でルート確認をして、東近江市八日市から近江八幡市安土町石寺に向かいました。






 


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