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近江・湖南アルプス 堂山、太神山、矢筈ヶ岳、笹間ヶ岳を歩く [滋賀県の低山]

 1月29日  晴


駐車地0→0:02天神川渡渉点→0:37堂山分岐→0:49堂山1:04→1:15堂山分岐→
1:25鎧堰堤・砂河原出合→1:29鎧堰堤→1:40天神川出合(林道)→
1:48太神山登山口→2:15泣不動→2:22二尊門→2:30不動寺庫裏→
2:33不動寺本堂→2:39太神山山頂2:42→2:48不動寺本堂3:10→
3:21矢筈ヶ岳分岐→3:42出合峠→3:49矢筈ヶ岳山頂3:51→3:55出合峠→
4:16富川道分岐4:18→4:23大池→4:28大谷河原→4:45林道出合→
4:50笹間ヶ岳山頂4:56→5:33駐車地

 本日は、一昨年12月に訪れた金勝アルプスの南西に位置する山々、湖南アルプスの峰々を歩いてきました。標高は300m~600mと金勝アルプス同様低いですが、魅力いっぱいの山々で、冬晴れの中、心地よい山歩きを楽しむことができました。
 

歩行距離 19.77km


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 天神川渡渉点
 天神堰堤の上流側の河原に対岸へ渡る飛び石があります。
 天神川林道は現在水道工事中で、奥まで車で入ることができません。しかし、登山者は工事現場手前まで車で入ってもよいそうで、誘導員さんがバリケードを開けてくれます。指示に従い、林道横の空き地に止めさせていただきました。林道は狭くて対向が大変なので、枝の公園駐車場に止めたほうが良いように思います。


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 五味谷左岸尾根
 五味谷を少し遡行して右岸尾根に取り付くのが一般的なコースなのですが、今回は左岸尾根に取り付きました。岩場もあり展望良好の歩きやすい尾根です。


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 五味谷左岸尾根から堂山を見る

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 五味谷左岸尾根上部から堂山を見る
 湖南アルプスの名に相応しい、アルペン的な景観です。主尾根出合で左折して、堂山に向かいました。風化花崗岩の歩きやすい岩尾根です。


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 堂山、西の山頂
 堂山山頂は、キレットを挟んで2つの山頂があります。標高は東の山頂のほうが少し高いように見えます。西の山頂には、三角点ではなく、水準点があります。水準点というからには、高度角による標高測定ではなくて、下から水準測量で標高を繋いできたものと思われますが、険しい山ですから、かなりの苦労があったのではないかと思います。
 両山頂とも、大変素晴らしい眺めです。


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 堂山山頂から、岩間山・千頭岳・音羽山方面を見る

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 堂山山頂から、琵琶湖・比叡山・比良山系方面を見る

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 堂山山頂から、三上山・金勝アルプス方面を見る

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 堂山山頂から、太神山(右)方面を見る

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 堂山山頂から、矢筈ヶ岳方面を見る

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 堂山山頂から、笹間ヶ岳方面を見る

 堂山山頂で展望を楽しんだ後、折り返して鎧ダム方面に進みました。標識があり、ルートも明瞭です。道なりに進むと、鎧ダム上の堆積砂原に到達します。


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 鎧ダム上の堆積砂原
 地図ではダム湖になっていますが、堆積砂原です。


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 新鎧堰堤
 この堰堤のすぐ上流にオランダ人技師デ・レイケで有名な鎧堰堤があります。


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 現地の説明板にある鎧堰堤空中撮影写真

 堰堤から下流は花崗岩の沢沿い道で、滑りやすいので、注意しながら下りました。


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 迎不動堰堤
 鎧堰堤の下流に近年作られた堰堤です。コンクリート堰堤ですが、石を貼り付けて、デ・レイケが活躍した頃の堰堤の姿を表現したものです。


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 天神川出合の対岸、林道にある標識
 出合を石飛で渡ると天神川林道で、近くに迎不動があります。林道を上流側に進むとゲートがあり、その手前に駐車場があります。ゲートを過ぎ、しばらく進むと太神山登山口標識があります。標識に従い右折して、登山道(参拝道)に入りました。


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 太神山登山口標識
 ここから不動寺まで、比較的勾配の緩やかな歩きやすい参拝道が続きます。


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 泣不動
 お不動様としては優しい顔つきです。この少し先に矢筈ヶ岳分岐があります。


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 二尊門
 左折して、二尊門をくぐります。門の向こうには石灯籠と二尊が見えます。


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 二尊、矜羯羅童子と制多迦童子

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 不動寺庫裏
 地蔵菩薩を過ぎ、山門をくぐって不動寺庫裏に到着しました。広場と休息所があり、大きな山寺であることが分かります。本日は平日でしたが、8名ほどの参拝者に出会いました。


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 不動寺本堂
 京都清水寺に似た雰囲気があります。柱は見た目、新しいように見えます。


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 本堂入口
 中に入って、お不動様の真言を唱えました。


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 本堂の少し上にある胎内潜り岩

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 太神山山頂の社
 太神山山頂の最高点は三角点ではなく、社向かって左の石で、推定標高602mくらいでしょうか?

 社でお参りした後、庫裏に戻り、広場で食事休息をしました。1月とは思えない暖かさで、ゆっくりくつろいで休息することができました。
 休息の後往路を戻り、矢筈ヶ岳に向かいました。


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 矢筈ヶ岳分岐
 ここから富川道分岐までは全体に展望不良で、我慢の山歩きになります。矢筈ヶ岳分岐からしばらく歩いて、鞍部を過ぎたあたりからアカマツに混じってヒメコマツが目に付くようになります。
 出合峠で左折して矢筈ヶ岳に向かいました。


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 矢筈ヶ岳山頂

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 矢筈ヶ岳山頂から笹間ヶ岳方面を見る
 山頂の展望は刈り払われた一方向のみで、あまり良くありません。出合峠に戻り、縦走路を北西に進みました。

 富川道分岐を過ぎてしばらく登ると沢沿いになり、湿地になります。この辺りから単調な林中風景から開放され、雰囲気が良くなります。


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 最初の池

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 二番目の池

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 三番目の池
 この池が一番大きくて立派です。これらの池畔では、夏に湿地植物の花が見られるそうです。


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 大谷河原
 大谷河原にある自然歩道標識には、笹間ヶ岳まで0.3kmと表示されていますが、明らかに間違いで、たぶん1.3kmでしょう。
 縦走路はやがて林道に合しますが、またすぐに右の山道に入ります。


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 笹間ヶ岳三角点と雨乞岩
 西方の展望が良い山で、瀬田川が間近に見えます。ここで一息入れました。


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 笹間ヶ岳・雨乞岩から瀬田川・岩間山・千頭山・音羽山方面を見る

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 笹間ヶ岳・雨乞岩から琵琶湖・比叡山・比良山系方面を見る

 笹間ヶ岳山頂から岩の多い山道を歩いて林道に降りれば、あとはほとんど舗装路で歩きにくいところもなく、余裕をもって駐車地まで戻ることができました。
 
 体重増加で、降りは問題なかったのですが、登りはかなりバテました。ウエストを絞るためには、よい運動になったように思います。おかげさまで、出発から5時間33分後、無事山歩きを終了することができました。
  


  






  
  
  
  
  
  
  


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