霧氷の御在所山を歩く [鈴鹿南部]
2月9日 小雪
駐車地0→0:36中道入口→1:02おばれ石→1:08 5合目1:23→2:07 8合目→
2:23富士見岩→2:27朝陽台2:45→3:02御在所岳三角点→3:05望湖台3:12→
3:19長者池3:23→3:27御嶽大権現3:35→4:09武平峠→途中休息15分→
5:09中道入口→5:39駐車地
歩行距離 14.12km
今シーズン 雪山はどこに登ろうかと、思っているうちに日々が過ぎて行き、2月になりました。鈴鹿では、2月になると雪が深くなることが多いのですが、今年に入ってから雪の降る気圧配置が長続きせず、新聞で見る御在所スキー場の積雪量は徐々に減ってゆきました。これでは登れない、『困ったなー』と思っていたところ、南岸低気圧がやって来て、待望の積雪となりました。
今回の山行は新しいアイゼンを買いましたので、使用感を試すための山歩きも兼ねました。
いつもどおり出発は遅く、蒼滝駐車場を昼前にスタートしました。ロープウェイ駅横を過ぎ、階段を降りてしばらく歩いた所で、外人さん2名が
外人 “Where’s the rope-way station?“
私(ストックで指し示して)“Over there.”
外人 “Right?”
私 “Yes. It’s right.”
はて、自分は正しく言えたのだろうか?、暇なときにネットyoutubeで英会話の勉強をしようかしらん、とか色々思いつつ、温泉街の道を歩いてゆきました。
5合目付近で、新しく買った12本爪アイゼンを装着しました。最近のアイゼンは装着しやすくて、いいですね。
しかし、歩き始めて直ぐに感じたのですが、よく滑ります。プラプレートが付いていると滑りやすいとは聞いていたのですが、本当によく滑るのでビックリしました。今まで、雪の中道を、アイゼンなし、4本爪アイゼン、プラプレート無し12本爪アイゼン、いろいろな形態で歩きましたが、このプラプレート付きは4本爪アイゼンに匹敵するのではないかと思うくらい、よく滑ります。この後滑りまくりで神経を使い、かなり苦労しました。
朝陽台
やっと朝陽台に到着しました。運動不足がたたって、脚が上がらずかなり疲れました。ここでしばらく休息をしました。山頂台地の霧氷は綺麗でしたが、展望は霧のため不良でした。積雪も思っていたほどではなく、南岸低気圧で新たに積もったのは10cm余りだったようです。
望湖台
望湖台付近は冬の御在所で最も寒さを感じるところです。ここも残念ながら展望はありませんでした。
御嶽大権現でお参りした後、下山にかかりました。
武平峠上の岩場から鎌ヶ岳を見る
見通しが良くなってきました。
このあたりで、右の踵がチクチクと痛み始めました。スカイラインに降りてから靴を脱いで調べてみたら、モンタニアソールを止めている木ネジが2ミリ程突き出していて、それが足裏を突いていたことが判りました。なぜ突き出てしまったのか分かりませんが、かなりの出血でした。ドライバーやペンチを持っていなかったので、取りあえずの応急処置をして、ふたたび歩き始めました。しばらく歩くと、かませものが外れてしまい、また痛み始めました。靴を脱ぐわけにもゆかず、対処のしようがないので、踵を上げ気味にして歩きました。かなりの苦行になりました。
不自然な格好で歩き続けなければなりませんでしたが、出発から5時間39分後、駐車地に帰着することができました。
本日は、教訓の山行でありました。
アイゼンのプラプレートについては、今後外して利用したいと思います。そうした方がパフォーマンスは良くなります。今までの経験から、アイゼンおよびソールにロウを予め塗っておきますと、雪が付着することはありません。
山歩き携行品の中にドライバーとペンチはありませんでした。重量は増えますが、今後は万能ツール等も携行すべきものと思います。