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曽爾の山々を歩く 1 兜岳・鎧岳・清水山・住塚山・国見山 [奈良県の山]

 3月9日  晴れ


駐車地9:48→10:11兜岳10:13→峰坂峠10:30→10:50鎧岳10:55→清水山11:11→
清水峠11:53→大谷(布引谷出合)12:25→オオタワ13:23→13:32休息地13:53→
県道784号線出合13:57→椿井峠14:25→14:39駐車地14:47→
東海自然歩道入口14:49→済浄坊の滝14:55→分岐標識15:05→タワミ峠15:08→
15:32屏風岩公園15:37→16:01住塚山16:07→ゼニヤタワ16:15→
16:30国見山16:32→萱山16:46→クマタワ16:52→分岐標識17:10→
済浄坊の滝17:16→東海自然歩道入口17:22→17:26駐車地


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 曽爾川(青蓮寺川)から望む兜岳・鎧岳

 曽爾の山々を歩くのは約15年ぶりのことで、昔登った山々がどのような変化をしているのか、本日は、いろいろ思いをめぐらしながら歩きました。やはり年月が経過すると変わるものです。各所に道標が整備され、格段に歩きやすくなっておりました。

 植生はどのように変化してきているかというと、松や落葉樹が少なくなってきており、変わって杉や桧の植林が増えてきました。

 さて、今回は一部初めて歩くコースだったのですが、一般道を外れるとやはり難しく、予想を上回る長時間の山歩きになりました。


 出発地は兜岳南西の「延命地蔵」横の空き地で、県道784号線に面したところです。9時47分に出発しました。登山道は、はじめ植林の中、尾根に出ると二次林で、六日前の三上山と同様岩の多い急勾配の道です。


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 登山道入口

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 延命地蔵(目無し地蔵)

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 凝灰岩の急勾配尾根道

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 兜岳山頂
 天気が良くて暖かかったのですが、黄砂の影響で遠方の景色が霞んでいました。

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 兜岳山頂から倶留尊山を望む。手前左は鎧岳。

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 兜岳山頂から古光山を望む

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 峰坂峠への稜線から鎧岳を望む 

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 鎧岳山頂標識
 観る場所によってはマッターホルンのように見える鎧岳ですが、山頂は平凡です。


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 鎧岳山頂から兜岳を振り返り見る

 鎧岳から清水山を目指し、北上しました。新宅本店前バス停への分岐標識を過ぎると、一般ルートから悪路ルートに変わります。


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 清水山山頂
 清水山山頂は木々が邪魔をして、展望は良くありません。
 地図を見ずにテープに従い、ここから北上してしまいました(後に遭遇した困難を考えると、そのまま大谷に降ったほうが、沢の悪場上流に到達できるので、良かったかもしれません)。間違いに気付いて、また清水山山頂に引き返し、山頂から右折しました。清水山からの降りは杉の倒木や伐採木破片だらけです。やがて稜線上は幅2mほどの無限軌道道になり歩きやすくなりました。これが曲者で、白色針金で右側入林禁止の状態になっていたため、またまた支尾根に入り込んでしまいました。かなり降ってから気付き、山腹をトラバース(途中から山腹の無限軌道道)して本尾根に復帰しました。


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 針金で片側が封鎖された無限軌道道

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 清水峠
 清水峠からノボリ谷に入りました。一応道はありますが、これまた倒木だらけで、まともに歩けるところではありません。苦労して林道に降りつきました。


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 倒木だらけのノボリ谷

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 倒木だらけの林道
 大谷(布引谷)へ降る林道も倒木が多く、歩きやすい林道ではありません。

 大谷出合から大タワへ向かう無限軌道道に入りましたが、より短絡できる大谷道を歩くことにして、また大谷に降りました。地理院地図には大谷に沿って破線道が描かれているのですが、道などなく、滝と廊下の沢歩きになりました。程なく廊下と絶壁に行く手を阻まれました。この時期無理してドボンは御免です。そう長い区間ではないように思われますので、高まきで突破できるかもしれませんが、時間の無駄なので、遡行をあきらめて大タワ道へ向かうことにしました。この辺り(奥の弁天?)だけ林道が繋がっていません。


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 滝


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 行く手を阻む廊下と滝


 大タワへ向かう無限軌道道は枝道が多く迷いやすい道です。地理院地図に忠実に進みましたが、ここも地形図を見ればわかるように詰めは急峻で、登攀になってしまいました。上り詰めたところには下からの良い道がありました。小タワ経由の無限軌道道でした。30年近く前の初版室生火山群エアリアマップを持ってきていたので、開いて調べてみると、エアリアには、赤線ではありませんが、黒破線で小タワ経由の道が記されていました。


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 大タワ
 大タワから椿井谷方面へ向かう林道途中に休息適地がありましたので、そこで食事休息しました。


 下って県道784号線に出あい、そこから椿井峠経由で駐車地の兜岳登山口に向かいました。
 

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 椿井峠

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 県道784号から兜岳方面を望む

 中盤では難所の連続になりましたが、無事出発地に戻ることができました。






                                             


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