中央アルプス 北御所登山口 から 宝剣岳~濁沢大峰 [中央アルプス]
8月26日 晴れ時々曇り
北御所登山口6:30→蛇腹沢登山口7:10→7:45清水平7:48→5合目うどんや峠8:05→
乗越浄土9:57→10:11宝剣岳10:18→三ノ沢分岐10:38→極楽平10:45→
11:22濁沢大峰北の鞍部11:50→12:00濁沢大峰13:00→極楽平14:00→千畳敷14:15→
乗越浄土14:47→5合目うどんや峠16:11→16:23清水平16:26→蛇腹沢登山口16:47→
17:17北御所登山口
中央アルプス宝剣岳から木曽殿越間は未踏区間でした。そのため今回は宝剣岳と檜尾岳を周回する計画を立てました。しかし結果は北御所登山口から濁沢大峰間の往復縦走になりました。色々な勘違いで、反省すべき点の多い山歩きになりました。
バスを降りて6時30分に林道入り口を出発しました。北御所谷の林道は勾配が緩く歩きやすい林道です。やがて蛇腹沢登山口に到着し、そこからダケカンバも混じる針葉樹林下の登山道を登ってゆきました。本日の一番乗りのようで、くもの巣が頻繁に顔にへばりつきました。
5合目から上もシラビソ等の樹林帯が続きますが、旧長谷部新道(入れなくしてあります)を分ける小屋場付近からは次第にダケカンバやナナカマドが多くなり、7合目少し下の標高2600m付近からハイマツ帯に替わります。この7合目付近で本日はじめて人に出会いました。何かを落としたらしく探し物をしているということでした。7合目から8合目付近までは石が多くて歩きにくいですが、その後は勾配も緩くなり乗越浄土まで歩きやすいルートになります。
7合目付近からの眺め
伊那前岳付近の水平道から宝剣岳。鈴鹿の鎌ヶ岳を思い出させます。
宝剣岳山頂に10時11分に到着。
このあと三ノ沢分岐までの岩場を慎重に通過し、檜尾岳に向かいました。伊那側に雲が湧き始めましたが全体には晴れて良い展望でした。
濁沢大峰北の鞍部まで歩いてきたころシャリバテ気味になったので、鞍部で食事休息することにしました。このころ次第にガスが濃くなり伊那側はほとんど見えなくなりました。
休息地から三ノ沢岳
11時50分、濁沢大峰に向かって歩き始めました。約10分で濁沢大峰に到達しました。ガスがますます濃くなって伊那側と南の稜線方面の展望がきかなくなっていたので檜尾岳は見えませんでした。ここにきて「自分はひょっとしていま檜尾岳にいるのではないか?鞍部の北のピークが濁沢大峰であったのではないか?」。勘違いなのですが、それを確かめるため頂上部に約三つあるピークその他を何度も往復して三角点がないことを確認しました。三ノ沢岳は見えていたので、地図と比較してみるとやはり自分は濁沢大峰にいるようでした。これだけ調べるためにあちこち動き回って上下動を繰り返し1時間も無駄にしてしまいました。これが私のバカなところです。結局この先進んでもまた失敗を重ねるかもしれないと思い、時間的にギリギリなのですが引き返すことにしました。ロープウェイ乗車を考えましたが、千畳敷駅前に到達した時点で時間的に大丈夫だろうと判断し、乗越浄土に向かい歩いて降ることにしました。
本日の歩行を振り返って見ますと地図での歩行距離が26㎞を越え、累積獲得標高も2500mを越えるハードな山歩きになっていました。
色々反省すべき点が多い山歩きでした。