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野洲川大河原橋から高円山・宮指路岳・水沢峠周回 [鈴鹿南部]

 9月22日  晴れ後曇り

駐車地(大河原橋近く)11:26→猪足△橋11:34→高円山尾根分岐12:26→
12:40高丸山12:45→高円山尾根分岐13:00→航空灯火山13:03→犬返しの険下林道13:25
→犬返しの険上13:43→宮指路岳13:57→14:00カワラコバ19番ポイント標識14:26→
小岐須峠14:32→大岩展望地14:59→イワクラ尾根分岐15:10→水沢峠15:20→
猪足△橋16:08→16:19駐車地


 本日は、野洲川ダムバックウォーター付近の深山橋から2.5km上流側にある大河原橋を出発点として、高円山そして宮指路岳さらに北上して水沢峠に至り元越谷林道を下る周回登山を計画し、実行しました。この辺りは登山者も少なく静かな山歩きを楽しむことが出来ます。しかし治山工事や林業のための林道工事で山々の景観も以前と比べるとかなり変化してきつつあります。昔日の繁栄を思い起こさせる峠道や桃源郷のような雰囲気のあった場所が無くなってしまったのには寂しさを感じます。

 出発点から高円山尾根分岐までは林道で、歩き始めからしばらくの間は荒れているところもありますが、全体的には歩きやすい林道です。ゲートがありますので車はそれより奥へ入ることが出来ません。


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 大河原橋

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 猪足△橋。△は「谷」か「前」。ここで右折してこの橋を渡ります。

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 黒滝林道から宮指路岳(左)

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 高円山尾根分岐

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 高円山山頂。
 20年ほど前は山頂手前数十メートルがシャクナゲの密林で山頂に達するのが困難だったのですが、現在は伐開されて歩きやすくなっています。

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 高円山から綿向山方面

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 高円山から雨乞岳方面

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 高円山南の尾根から航空灯火山(仮称)

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 航空灯火山(仮称)山頂

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 黒滝林道支線の南端終点から犬返しの険

 林道支線の南端にある犬返しの険下の涸れ沢から本沢と思われる右股を登りましたが、この右股源頭部はかなりの難所でルート取りに苦労しました。

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 犬返しの険下の沢上部から宮指路岳方面。中央部上の岩が「馬乗り岩」

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 荒々しい犬返しの険・右沢の源頭部付近

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 犬返しの険上端付近に登りつきました

 現在の犬返しの険縦走路通過部は風化が進行して以前よりも危険度が増しているように思います。強風の際には馬の背では通過困難になるでしょう。短い区間ですが鈴鹿縦走路中の最大の難所と言われているのが良く分かります。

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 宮指路岳山頂

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 山頂すぐ北にある馬乗り岩
 馬乗り岩北のカワラコバ19番ポイントの標識近くで、遅くなりましたが食事休息としました。

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 カワラコバ19番標識付近の岩場から航空灯火山(手前)と高円山(灯火塔左の突起。遠景は雨乞岳)

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 カワラコバ19番標識付近の岩場から仙ヶ岳

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 大岩。後は入道ヶ岳

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 イワクラ尾根分岐
 小岐須峠からイワクラ尾根分岐の間は一部踏み跡の不明瞭な部分もありますが、全般に穏やかで気持ちよく歩くことができる縦走路です。

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 県境尾根から水沢岳

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 水沢峠

 水沢峠を少し下ると山抜けしていて道が途切れてしまいますので、沢へ降りてしばらくのあいだ道のない沢を下ります。すると程なく最近延長開設された林道の末端に到達します。一昨年にこの辺りを歩いたのですが林道はまだ延長開設されていませんでした。延長開設された区間は昔日の鈴鹿山越えの間道をしのぶ事ができる良い雰囲気の小径だったのですが、その大部分が無くなってしまったのは残念に思います。鈴鹿で現在、古道で山越えの良い雰囲気の残っている道は千草街道くらいかもしれません。
 
 以前も書きましたが下山時の林道降りの場合は余裕のあるときは、なるべくジョグで降りるようにしています。今回もゆっくりジョグで降りてゆきました。路面には落ち枝が多くあり小さなものは蹴散らしていったのですが、猪足△橋の手前1kmくらいの所で小枝を蹴散らした瞬間膝蓋腱反射のような不随意運動状態になり脚がもつれてこけてしまいました。手のひらに裂傷を負い膝を強打してしまいました。しばらく膝の痛みが強くて動けなかったのですが、痛みがある程度引いてから再びジョグで降りました。しかし猪足△橋付近で膝の痛みが再び強くなり走れなくなってしまいましたので、以降は歩いて降りました。
 物につまずいた場合、たいていは体勢を立て直すことが出来るのですが、時に筋肉の不随意な緊張により脚がもつれて転倒してしまうことがあります。

 今回の山歩きを振り返ってみますと、終盤まで順調だったのですが、転倒でケガをしてしまいました。これが一番の反省点です。今後はより安全な山歩きが出来るように気を付けてゆきたいと思います。


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