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大峰旭登山口から釈迦ヶ岳~孔雀岳~楊枝小屋往復縦走 [奈良県の山]

 7月26日  晴れのち時々曇り

旭登山口7:10→千丈平水場8:19→8:31釈迦ヶ岳山頂8:33→空鉢ヶ岳付近8:49→
9:15孔雀覗9:18→孔雀岳山頂9:22→10:11楊枝ヶ宿小屋11:03→
11:25七面山分岐1693m峰11:30→楊枝ヶ宿小屋11:48→釈迦ヶ岳山頂13:39→
16:10旭登山口


 今週も先週に引き続いて大峰山脈に入りました。私は数年前から吉野川河原を起点にして奥駆道を南に向かい各区間をつなぎながら歩いています。いつもピストンまたはピストンプラス周回となりますので一回の歩行距離はかなり長くなります。

 旭登山口を7:10に出発。しばらくはブナやウラジロモミ等林の中の歩行です。
やがて開けてきてイタヤカエデが多くなり笹原の中の道となります。ここの笹はミヤコザサでしょうか?鈴鹿のイブキザサのように枯れずにたくましく再生されているようです。朝露でズボンがビショビショになりました。
 
 

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 尖鋒が特徴の大日岳
 
 
 千丈平辺りからイタヤカエデに混じってトウヒが目立つようになります。しかし私の40代の頃よりもずいぶん少なくなりました。
 
 

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 釈迦ヶ岳山頂
 

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 山頂から八経ヶ岳・仏生嶽方面
 
 

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 山頂から仏生嶽・孔雀岳方面
 
 
 釈迦ヶ岳周辺で特徴的なのはシラベが生育していないということです。針葉樹としてはトウヒが多くコメツガ・ヒノキ等も見られます。また、ダケカンバを見ることもできます。シラベは釈迦ヶ岳北東の鞍部辺りより北で見られるようになります。
 
 

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 空鉢ヶ岳付近からの釈迦ヶ岳。岩塔は「椽鼻」?
 
 

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 核心部、十六羅漢?付近
  
 
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 孔雀覗から孔雀股谷・左又。岩塔は「五百羅漢」?
 
 

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 孔雀覗から大峰主稜南部を望む
 
 

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 孔雀岳山頂。奥駆道から外れています。
 
 

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 シラベの木の下に咲いていました
 
 

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 本日の楊枝ヶ宿小屋
 
 
 今回は仏生嶽山頂には立ち寄らず、そのまま奥駆道を進みました。10:11楊枝ヶ宿小屋に到着。ちょうどその時小屋の中から一人の登山者が出てきました。しばらくその方と会話。
 
 

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 小屋前付近からの七面山
 
 

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 1693m峰への主稜線から仏生嶽。先週迷い込んだガレが見えます。
 
 

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 先週迷い込んだ部分のアップ
 
 

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 大峰主稜線1693m峰頂上付近。遠景は八経ヶ岳。

七面山へ行こうかと少し歩き出しましたが、雷の音が聞こえたような、そして熊のいそうな雰囲気がプンプンしていたので、止めにしてここから引き返すことにしました。
 
 
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 縦走路より仏生嶽南面
 
 

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 午後の釈迦ヶ岳山頂
 
 
 本日二回目の釈迦ヶ岳山頂を越えてしばらく降ると楊枝小屋で出会った方に追いつきました。その方があなたの道中でよいので、車で最寄のJRの駅まで乗せていってくれないか?」と私に言いました。私は「帰りの道中にJRの駅はないが、近鉄の下市口駅の近くを通過するので、そこまでなら乗せていくことができる」と答えました。すると「OKです。お願いします」ということで、一緒に歩くことになりました。
 ゆっくり歩いて午後4時10分に登山口に帰着することができました。

 今回の山歩きを振り返ってみますと、今の時期はアブ等の虫がたいへん多く集中攻撃を受けます。私もかなりの部分をかまれて、現在かまれた箇所が硬結になり痒くて仕方ありません。何らかの対策が必要と思われます。
 そのようなこともありましたが、事故もなく山歩きを終了することができたことをうれしく思います。







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