近江、湖東の里山 三上山~妙光寺山~田中山 を歩く [滋賀県の低山]
25日に野洲市の里山、三上山~妙光寺山~田中山を縦走してきました。
三上山から北の稜線は標高170m~290mほどと低いですが、その縦走路は岩場が多くてアップダウンがあり、結構アルペン的です。
春の花や若葉、晩秋の紅葉、冬季のトレーニング等と、好展望の稜線歩きができるワンダフルな連山です。
12月25日 晴れ
御上神社前駐車場0→0:07裏登山口→0:30三上山山頂0:36→0:46中段の道出合→
0:50縦走路分岐→0:57東光寺越→1:04古代峠→1:19妙光寺山分岐→
1:30妙光寺山山頂→1:47妙光寺山分岐→1:56水道施設のある峠→2:03観望峰→
2:15田中山山頂2:18→2:30観望峰→2:35県道324号線・観望峰登山口→
3:05近江富士花緑公園の三上山登山口→3:26御上神社前駐車場
今回のデータ
歩行距離 11096m
所要時間 3時間25分
御上神社前に着いたのが12時過ぎでしたので、食事休息をした後出発しました。
裏登山口
裏登山口前の駐車場は休日の場合、満車のことが多いですが、運が良ければ空いていることもあります。
フェンス扉を開閉して、桧林の中を進みました。 御上神社境内の桧と同様、樹皮の古皮が剥がされている木々が多く、赤っぽい木肌が目立ちます。
表道、裏道の分岐点
今回は直進で、裏道から上りました。
標高250m付近で4差路に達し、直進は中段の道、左折が裏道です。岩が露出した急勾配の裏道を進むと、標高350m付近にまた分岐があります。直進すれば山頂直下へ、右折すれば雌山経由の大回り道です。今回は直進しました。
この後、近江富士花緑公園への急坂道を降りました。
中段の道 出合
ここで左折し、中段の道を200mほど進むと分岐があります。
妙光寺山・田中山方面 分岐点
ここで右折します。三上山は桧林が主体で展望はあまり良くないですが、縦走路に入るとマツ科植物や広葉樹の低木が多くなり、好展望になります。
アルペン的な景観
明るく開放的で、金勝アルプスや湖南アルプス・堂山に似た雰囲気があります。
石の門
現地には古代峠という表示がありました。
この先に分岐があり、左は縦走路、右は東屋です。東屋に立ち寄りました。
東屋の横に咲いていたミツバツツジの花
今年1月に雪野山で季節外れのミツバツツジを見ましたが、この山域でも季節外れの花々を見かけました。
東屋から折り返して縦走路に復帰すると、すぐに東光寺日陽山山頂です。アップダウンのある稜線道を北上しました。
妙光寺山方面分岐点
妙光寺山へは、この分岐点ピークで左折です。
左折して稜線を歩いてゆくと、途中磨崖仏への分岐がありますが、今回は立ち寄りませんでした。
妙光寺山までの中間点に標高260mのピークがあります。中間点ピークは障害物が少なく好展望です。当日は空気が澄んでいて、素晴らしい展望でした。
中間点ピークから鏡山、希望が丘文化公園方面を見る
一部隠れていますが、遠景で鈴鹿連山がよく見えています。
妙光寺山山頂
残念ながら木立の中で、展望はよろしくありません。
山頂から折り返して、分岐点ピークで左折し、縦走路に復帰しました。
標高180mあまりの峠に降り立ちました。
峠付近には水道施設があります。
左折して百数十m舗装路を歩き下ると、観望峰、田中山への登り口があります。
登り口からしばらく上ると観望峰で、ピークの手前に希望が丘文化公園への分岐があります。
観望峰から少し下ると鞍部。鞍部からしばらくの間は急登になります。稜線付近にはエニシダが目立つようになります。
田中山山頂
山頂付近もエニシダが多いです。地面があちこちで掘り返されていますが、猪かアナグマの仕業ですね。
山頂付近で展望を楽しんだ後折り返しました。観望峰山頂を過ぎた地点の分岐点で左折し、県道324号線方面に向かいました。
下山道は整備された幅広道ですが、歩かれている形跡はあまり感じられません。
県道324号線の観望峰登山口
ここから県道324号線、県道325号線と南下して、近江富士花緑公園に向かいました。
花緑公園から東光寺越→中段の道→裏登山口と予定していたのですが、花緑公園で予定コースの一段下の道に入ってしまい、結局花緑公園側の三上山登山口まで歩いてしまいました。
GPSの地形図は地理院地図でありながら、破線路の省略が多くて使いづらい面があります。やはり紙の地形図で確認しながら歩くのが一番のようです。
600m程余計に歩きましたが特に問題はなく、歩きやすい三上山中段の道を反時計回りに進みました。妙見堂跡からは表道ではなく裏道へ向かい、裏道経由で下山しました。
出発から3時間26分後、おかげさまで特に問題となるようなことなく今回の山歩きを終えることができました。
あとがき
今回歩いたコースは里山程度の標高であっても小さなアップダウンが各所にあります。田中山山頂を折り返し点として往復縦走する場合は、帰りに妙光寺山に立ち寄らない場合でも、累積標高差が1600m程になるものと思われます。
冬場のエクササイズやトレーニング場所として、また夏の中部山岳歩きのトレーニング場所として、アクセスの良さから最適の山域かもしれません。