松阪市森林公園から 観音岳、堀坂山 天ヶ城コース [三重県の山]
最近訪れていない山で、午後からでも歩けそうな山は?と考えていたところ、松阪の観音岳、堀坂山が思い浮かびました。
自宅で昼食の後、準備をして出発、午後2時前に松阪市森林公園に到着しました。
今回のコースは、今まで歩いたことのない森林公園から瑞巌寺へ向かう林道を北上し、瑞巌寺からは、以前歩いたことのある岩内(ようち)川沿いの道を遡って日川峠に至り、縦走路を南下するという計画でした。
実際に林道を歩いてみて、瑞巌寺に近づいたころ「天ヶ城コース」という標識を道路サイドに見つけました。そこで予定を変更して、この天ヶ城コースで観音岳に向かうことにしました。
当初は気楽に歩くことを想定していましたが、天ヶ城コースは整備等されていないようで、かなりのマニアックコースでありました。
9月1日 晴れ
松阪市森林公園0→0:13不動明王尊0:18→0:22見晴し台0:25→0:29横滝寺0:38→
0:50天ヶ城コース入口→1:37見晴台コース合流点→1:49観音岳東峰→
1:51縦走路出合→1:54観音岳山頂2:02→2:27堀坂峠→2:52堀坂山山頂3:00→
3:12堀坂峠→3:16妙見堂・水場3:19→3:23堀坂峠→3:40松阪市森林公園
森林公園駐車場
気温30℃以上と、暑い時間帯に出発しました。
林道の両サイドは植林帯で、日陰が多くて助かりました。しばらく歩くと堀坂神社跡があり、さらに進むと「不動明王様参拝道入口」という標識がありましたので、左折して参拝道を上りました。
不動明王様
標高差60mほどと、沢沿いにかなりの勾配の道を上ると、不動明王様に到着しました。付近には小さな滝が2本あります。この奥には落差20mの滑滝があるそうです。
参拝した後林道に戻り、北上すると見晴し台がありました。
見晴し台入口
標高差25m程を上ると東屋があります。眺望は、木々の成長のためかあまり良くありません。
見晴台入口から林道を数分歩くと孤峰山横滝寺参拝道入口に到着です。
横滝寺本堂と観音堂
横滝寺には琵琶法師の伝説があり、縁日には賑わうそうです。
参拝した後、急坂の林道を上り、峠を越えて坂道を下ってゆくと瑞巌寺までの直線距離300mあまりのところで「天ヶ城コース」という標識を見つけました。
直感的にコースタイムを短くすることができるかもしれないと思い、このコースで観音岳に向かうことにしました。
天ヶ城コース入口
入口からしばらく沢沿い(御所谷)に進むと渡渉点があります。渡渉の後は山腹および掘割の尾根道になりますが、整備されている様子はなく、かなり荒れています。
荒れた道
掘割道から解放されると、やがて御所谷右又の沢沿い道になります。この道も倒木多く歩きにくい道です。
沢沿い道
沢詰はなだらかなところで、土塁のような地形があります。この付近に天ヶ城があったのかもしれません。
家に帰って調べてみたところ、天ヶ城=岩内城で、中世の豪族北畠氏の一族である岩内氏の拠点があったところのようです。
沢詰は迷いやすいポイント1番目で、左折です。よく探すと山腹に道があります。
山腹道を進むと尾根に突き当たります。ここは迷いやすいポイント2番目で、右折です。左手には少し高いピークがありますが右に進みます。
尾根を進んでゆくとまた別の尾根に合流します。ここが迷いやすいポイント3番目で、左折します。
下りの場合、以上3つのポイントには標識がありませんので直進してしまいやすく、注意が必要なところです。
尾根道上部
490mピークから堀坂山を見る
490mピークの少し先で森林公園見晴し台からのコースに合流します。一般登山コースに合流して、緊張感から解放されました。
山頂で8分ほど休息した後、堀坂峠方面に進みました。
堀坂峠手前の駐車場から堀坂山登山口を見る
ここから堀坂山山頂までの標高差は300m弱。夕刻でしたが結構暑さを感じる登りでした。
山頂から山々を見る
白猪山、局ヶ岳、高須ノ峰、栗ノ木岳、修験行山、三峰山、高見山、岳ノ洞、古光山、大洞山等 山名同定をするのが楽しいです。
山頂で8分ほど休息した後、堀坂峠に降り、左折して県道45号線を降り妙見堂の水場に向かいました。
ここから森林公園駐車場までは、ジョグで降りました。3.3kmほどの道路ルートもジョグですと短時間で終わるところがいいです。