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夏の局ヶ岳 峠集落跡の奥から [三重県の山]

 
 近くで、標高差が大きくなくて涼しく歩けそうな登山コースはないだろうかと考えていたところ、…一つ思いつきました。
 局ヶ岳北面の登山道は、登山口の標高が約500mで、コースはほぼ林の中のため比較的涼しく歩くことができます。
 主な登山コースの本コース、健脚コースともに展望には恵まれませんが、日焼けの心配をしなくてもよい有難さがあります。今回は登りが健脚コース、下りが本コースという順で歩きました。


 8月20日  晴れ

登山口駐車場0→0:03本コース・健脚コース分岐→0:07林道出合→0:15細道取付き→
0:50縦走路出合→1:01本コース分岐→1:13局ヶ岳山頂2:01→2:11本コース分岐→
2;45登山口駐車場

 伊勢本街道を八手俣川支流の立川沿いに南下してゆくと峠集落跡に入ります。その南端付近に林道栗又線の分岐があり右折します。分岐には仁柿住民協議会の方々により作られた「櫃坂道←約1.4km 古坂道→約2.3km」の案内標識があります。
 林道を700mほど進むと廃村奥峠で左手に新しい家が見えます。このあたりで林道は伊勢本街道の古道である古坂道と交差しているようです。林道入口から約2km進んだところに局ヶ岳登山口の案内標識があり、左折して100mほどで駐車場到着です。


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 登山口
 スタートしてすぐに沢を渡渉しますが、増水している場合はスタート地点の南50m程のところに橋があります。


hashi-near-tozanguchi.jpg
 渡渉できない場合はこの橋で

 渡渉点からすこし上ると分岐点です。


bunki-1.jpg
 本コース・健脚コース分岐
 登りは健脚コースにしました。地理院地形図上の破線路コースがある尾根の一つ西の尾根を登るコースです。


 植林下の道を進むとほどなく林道に出合い、標識に従って沢沿いの林道を上ります。途中作業員さんが間伐木の積み上げ作業をしておられました。


mokuzai-okiba.jpg
 間伐木と重機


6chou-han.jpg
 6丁半の標識
 この標識の先で林道から山道に入ります。しばらくのあいだ沢沿いの道ですが、道幅細く滑落に注意です。
 沢を離れ植林帯をジグザグに登ってゆくと、やがて作業林道に出合います。林道を少し上るとまた細道の入り口があり、細道をしばらく上ると海軍輸送機墜落跡地に着きます。
 

sagyou-rindou.jpg
 林道出合


tsuiraku-atochi.jpg
 墜落跡地


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 説明板

 手を合わせて黙とうをしました。

 しばらく進むと植林帯から広葉樹二次林の痩せ尾根に変わります。

 
yaseone.jpg
 急勾配痩せ尾根の道


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 縦走路出合 ここで左折
 
 縦走路はアップダウンがあり、登りは結構急勾配です。


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 本コース分岐地点

 
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 局ヶ岳山頂
 天気に恵まれ、素晴らしい展望の山頂に到着しました。
 
 
 山頂からの展望 右回り

asama-nanahora-kunimi.jpg
 朝熊ヶ岳・七洞岳・南伊勢の国見山等


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 南伊勢の国見山・姫越山・総門山等


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 総門山・大台ケ原・迷岳等


mayoi-myoujin-miune.jpg
 迷岳・明神岳・三峰山等


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 岳の洞・倶留尊山・大洞山・尼ヶ岳・青山高原等


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 高所山・高須ノ峰・矢頭山・堀坂山・白猪山等

 山頂に48分と長居しました。比較的涼しく、少し秋の気配を感じるような山頂でした。

 下山の本コースは、健脚コースのような細道ではなく、歩きやすいルートです。本コース分岐から少し下ると樅の木があります。


big-momi.jpg
 樅の木


sagyou-rindou-2.jpg
 作業林道出合
 しばらく降ると二カ所で作業林道に出合います。迷わない様、要所には標識が設置されています。

 出発から2時間45分後、おかげさまで無事今回の山歩きを終えることができました。






 


 


 


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