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石槫峠から竜ヶ岳、静ヶ岳、銚子岳 往復 [鈴鹿北部]


 7月24日  曇り・霧

石槫峠0→0:25重ね岩→0:37山頂台地南端→0:45竜ヶ岳山頂0:52→
1:00静ヶ岳方面・遠足尾根分岐→1:22静ヶ岳方面・銚子岳方面分岐→1:34静ヶ岳→
1:55静ヶ岳方面・銚子岳方面分岐→2:08銚子谷越→
2:18銚子岳方面・治田峠方面分岐→2:22銚子岳→2:26銚子岳方面・治田峠方面分岐→
2:34休息地2:59→3:42竜ヶ岳方面・遠足尾根分岐→3:54竜ヶ岳山頂3:56→
4:05山頂台地南端→4:23石槫峠

 7月24日の天気予報を見たところ、東海・近畿山地部では、いなべ市付近がマピオン(ウェザーニューズ)・気象庁(天気分布予報)ともに好天予報でしたので、鈴鹿・竜ヶ岳付近を歩いてきました。
 今回も開始地点は前回に引き続き峠で、暑い時期はなるべく涼しいところから歩き始めたいという気持ちからのコース選択です。
 
 アプローチの滋賀県側R421旧道は道幅が狭く、幅員3m未満の区間が所々にあります。車どうしが出合った場合、どちらかのバックが必要な狭小部ですが、今回は交通量が多く、何度も出合いました。
 注意深く運転して旧道を上り石槫峠に近づくと、天気は曇りからガスになりました。予報は外れで展望の期待できない天気になりました。しかし気温が低めで、体力的には助かる天気となりました。
 峠付近の駐車台数は多く、20台近くでした。宇賀溪入口の無料駐車場も台数が多かったですから、竜ヶ岳(ひょっとして宇賀溪)は夏でも人気があるようです。


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 起点の石槫峠
 

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 県境尾根をしばらく上ったところの砂ザレ付近
 尾根の下部はリョウブの花が咲き始めで、わずかに香りが漂っていました。


kasane-iwa.jpg
 重ね岩(標高900mあまり)
 標高850m付近から急勾配になりますが、ここから山頂台地までの区間も急勾配で、登りごたえがあります。涼しいとはいえ、汗だくになって登りました。


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 竜ヶ岳山頂
 ガスで展望はほぼ無し。10名あまりの方々がおられました。
 補給休息の後、次の目的地である静ヶ岳に向かいました。


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 静ヶ岳方面(左)と遠足尾根との分岐点

 ここから北西方向に県境稜線を下ってゆくと、途中右手に池があります。道中ではエゾゼミやヒグラシが鳴いていました。


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 水がほとんどない一番目の池

 さらに進んで鞍部に降り、登り返してなだらか尾根をしばらく進むと、左手にやや大きめの池が見えてきます。


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 水量豊かな二番目の池
 7月下旬ですが、池畔の木には一ヶ所モリアオガエルの新しい卵塊がありました。 
 

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 静ヶ岳方面(左)と銚子岳方面との分岐点

 静ヶ岳方面にしばらく進むと、右手に今回三つ目の池が見えてきます。


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 三つ目の池

 二つ目の池から三つ目の池付近をセキオノコバというのでしょうか。森の主要木はミズナラですが、ブナやカエデ類も少しあり、雰囲気の良いところです。


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 静ヶ岳山頂

 山頂で折り返し、先ほどの分岐点に戻る途中、鹿道が何本か見えましたので、寄り道してしばらくの間鹿道を歩きました。
 静ヶ岳方面と銚子岳方面との分岐点まで戻り、銚子岳方面への縦走道に入ると、三つ目の池を左手に見た後やがて下り坂になります。しばらくで二重山稜となり、右手は所々凹地になっています。


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 二重山稜の凹地

 二重山稜が終わってしばらくで、銚子谷と大夫谷を分ける鞍部に到達します。


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 鞍部の三重県側を撮影


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 鞍部から三重県側のガレを見る(帰路撮影)

 鞍部から結構な勾配のある坂道を登り切るとすぐに分岐点です。


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 銚子岳方面(左)と治田峠方面の分岐点

 左へ折れて、なだらかな道を300mほど進むと銚子岳山頂です。


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 銚子岳山頂

 残念ながらここも展望不良でしたので、すぐに折り返しました。分岐を左折して治田峠方面にしばらく進み、岩のあるところで食事休息をすることにしました。
 食事をした後まったりしていると、小さなヒルが足に取付いて登ってきました。稜線上でも気を抜くことはできませんね。じっとしていると気配を察知して周辺のヒルが近寄ってくるようです。
 いつものようにスプレーを吹き付けて退治しました。

 食事休息をしてエネルギーがたまったところで、折り返して帰路につきました。
 相変わらずの天気でしたが、気温は少し上がってきました。


choushi-dake.jpg
 セキオノコバへの登り道から銚子岳を振り返り見る

 竜ヶ岳山頂までの道中は、湿度が高いこともあって汗だくになりました。
 竜ヶ岳山頂で水分補給して小休止。


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 竜ヶ岳山頂を振り返り見る
 ここからしばらく進んだところでガスが切れ、日が射してきました。


shizugatake.jpg
 竜ヶ岳山頂南西の稜線から静ヶ岳方面を見る

 この後天気は回復傾向になりました。


kasane-iwa2.jpg
 再び重ね岩


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 石槫峠帰着

 出発から4時間23分後、おかげさまで無事今回の山歩きを終えることができました。

 さて、シカが大繁殖する以前の鈴鹿北部夏場の山中では、ところによってシシウド、ウド、オタカラコウ、ウバユリ、コオニユリ、ヒオウギ、その他諸々の植物等、夏の代表のような花々を見ながら、あるいは場所によって植物をかき分けながら歩いた記憶があります。
 近年そのような植物が生育している場所がほぼなくなり、夏の山歩きの趣が変わったような気がします。






 

 
 

 

 


 

 


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