古い山用品 2 山靴 [古い山用品]
古い山道具の2回目も山靴です。下の写真はIBS石井がオリジナルモデルとして販売していたカンチというロングセラーの登山靴です。一足の重さは約2.7kgの重登山靴で、ソールはビブラム・モンタニアです。安藤製靴が作っていたという記事をどこかで読んだような気がするのですが、自信はありません。
私はこの靴を24~25歳ころに買った(名古屋IBS石井)ような気がするのですが、これも記憶が曖昧です。この手の靴は、使用するのは冬山オンリーで、アイゼン専用、山スキー専用として使いました。出番があまりありませんでしたので、保存状態は良好で、今でも使用可能です。
山スキーの用具も、ひょっとしたら天井裏に置いてあるかもしれませんので、見つかれば、紹介したいと思います。
IBSカンチ
次の山靴はもう手元にはないのですが、東洋ゴムが開発したバートンという軽登山靴です。昭和48年頃に発売開始されたのではないかと思います。ダイレクトソーリング製法で、完全接着。軽くて、水を寄せ付けず、底ばなれしないというのがキャッチフレーズでした。
これも自信がありませんが、日本でははじめてのウレタンソール登山靴ではないかと思います。近年の山靴でもよく問題になりますが、ウレタンは加水分解しますので、寿命が短く、4~5年程度でゴムが割れて破損します。私が買った(名古屋IBS石井)バートンも5年目に突然、底がバラバラになりました。麓付近まで降りてきたときに壊れましたので、不幸中の幸いだったという記憶があります。
前回の山靴グランジェッタ(正しくはグランジュッタ)についての記述に誤りがありました。後ほど追記で訂正いたします。
さて、変わりまして、いろいろな春の花が、花盛りを迎えようとしています。