南伊勢町町境の峰々を歩く(1) 姫越山~有地山 [三重県の山]
久々のレポートになります。
新年になって後、雪山等には行かず、冬季でも比較的軽装でよい南伊勢町町境の山々を歩いていました。
気力・体力そして装備が必要な雪山等は『歳だし、危険だし止めておこう』と、控えめな気持ちになってしまっているこのごろです。
さて、南伊勢町町境の峰々をつなぐ山歩きを終了してから記録をブログにアップしようと思っておりました。
冬季の山行回数が少なかったので予想よりも長い期間を要しましたが、一部区間を除いて、先日ほぼ予定していた行程が終わりました。
たいへん遅くなりましたが、今後いくつかの区間に分けてレポートしてゆきたいと思います。
歩行図(2017年5月歩行)
上の歩行図はGPS軌跡を手描きトレースし、編集したものです。ジョグで走っている区間や谷区間等、不正確な部分があります。
坂谷橋(さかのたにはし)東の駐車地付近から紀勢南島トンネル方面を見る
R260旧道の坂谷橋東側に駐車スペースがあり、道路サイドには休息用のベンチも設置されています。
周回する場合は、ここを起点にすると便利です。
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坂谷橋東の駐車地~姫越山登山道入口
駐車地から東に約900m進むと棚橋竈集落を通り抜け三叉路に突き当たります。この三叉路の左手、棚橋川河口付近にも駐車場があります。
右折して海沿いに500mほど進むと、大きな新桑竈(さらくわがま)の標識が見えてきます。
右折して海沿いに500mほど進むと、大きな新桑竈(さらくわがま)の標識が見えてきます。
新桑竈の標識
標識の向こうに見えている山は、姫越山です。
標識から西のち西南西に歩き新桑竈集落を通り抜けると、やがて林道になり林下の道を進みます。新桑竈の標識から約1200m進んだところの林道わきが登山道入口で、オレンジ色の標識があります。
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坂谷橋東の駐車地~棚橋隧道~棚橋峠
旧旧R260を歩いて棚橋峠に至るルートです。
坂谷橋東駐車地から東に370mほど進むと分岐点があり、左折します。旧旧R260の峠越え道です。
坂谷橋東駐車地から東に370mほど進むと分岐点があり、左折します。旧旧R260の峠越え道です。
棚橋隧道までの道路は2017年5月下旬時点では落石等除去されており、車で隧道入口まで通行可能です。棚橋隧道入口付近には若干の駐車スペースがあります。
棚橋隧道入口付近の封鎖ゲート
ゲートに向かって右横には人が通れるスペースがあり歩行者は隧道通り抜け可能です。しかしトンネル内は水漏れが激しく、ザーザーと水の落ちる音が聞こえてました。
ゲートに向かって左手に棚橋峠に向かう山道の入り口があります。入口からしばらく山道を進むと分岐点で、標識が設置されています。
分岐点にある標識
ここで右折です。右折せずにまっすぐ進めば、地理院地形図破線路で示されているように坂谷橋付近に到達できるようです。幅のある道で昔の峠越え生活道路と思われます。
分岐点で右に鋭角に曲がってしばらく歩くと、棚橋峠の切り通しに到達します。
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姫越山登山道入口(オレンジ色標識)~姫越山
登山口のオレンジ色標識で左折して、普段は水枯れの棚橋川を渡り、登山道に入ります。
新道(尾根道)と旧道(左)の分岐点(標高約170m)
新道は縦走路手前付近が急勾配で歩きにくいです。旧道はそのような箇所がなく歩きやすいです。
今回は旧道を進みました。はじめは水平道、沢を渡ってジグザグの登り道になります。中腹に数ヶ所好展望の場所があります。
好展望を楽しんだ後、尾根道を登り詰めると狼煙山の三叉路に着きます。右折して200m余り尾根道を進むと姫越山山頂です。
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姫越山~棚橋峠~有地山
南伊勢町町境の尾根始まり起点の一方は芦浜付近ですが、ここでは姫越山山頂を縦走開始点にしたいと思います。
姫越山山頂の北約400mにある展望所を過ぎると有地山山頂まで好展望の場所がなく、ほとんど照葉樹林(一部区間植林)の中を歩きます。ルート中、この山域の特徴であるシダ原漕ぎは若干ありますが、それほどきつくありません。
縦走ルート上、比較的短い間隔で灌木に赤テープが巻かれており、進路の目安になります。しかし特に棚橋峠までの区間は尾根の曲り点等はっきりせず、迷いやすい箇所が相当数あります。地図、コンパス、GPS等での確認は必須です。
姫越山山頂の北約400mにある展望所を過ぎると有地山山頂まで好展望の場所がなく、ほとんど照葉樹林(一部区間植林)の中を歩きます。ルート中、この山域の特徴であるシダ原漕ぎは若干ありますが、それほどきつくありません。
縦走ルート上、比較的短い間隔で灌木に赤テープが巻かれており、進路の目安になります。しかし特に棚橋峠までの区間は尾根の曲り点等はっきりせず、迷いやすい箇所が相当数あります。地図、コンパス、GPS等での確認は必須です。
展望所の少し北でルートは左に曲がり鞍部まで下ります。鞍部を過ぎてしばらく進むと小池ほどの大きなヌタバがあります。
大きなヌタバ
写真のようなヌタバは南伊勢町東部・志摩市との町境までの縦走路その他支尾根で度々見かけます。水の出そうな緩斜面を削り進み、壁が洞穴のようになっています。北勢地域にあるマンボを連想させます。鈴鹿や布引の山で見かける掘るだけのヌタバとはかなり異なります。
この先P463、P400、P360を通り、展望のない我慢の歩きが続きます。
P360を過ぎた先の鞍部は切り通しになっています。
P360を過ぎた先の鞍部は切り通しになっています。
切り通しの先P390を過ぎP386まで、相変わらずの展望無しルートが続きます。P386付近でルートは右に直角に曲がりますので、まっすぐ進まない様注意が必要です。
棚橋峠が近くなってくるとやや幅広の道と合流して道型がはっきりしてきます。
棚橋峠が近くなってくるとやや幅広の道と合流して道型がはっきりしてきます。
棚橋峠
棚橋峠から有地山までの縦走路は幅広で、それまでと異なり歩きやすくなります。
峠からしばらく北上すると縦走路は勾配の急な区間を避け、町境東側の緩斜面を上るようになります。上部で主尾根に復帰し、その地点で直角に右折します。下りではまっすぐ進んでしまいやすい要注意箇所です。
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棚橋不動滝
坂谷橋(さかのたにはし)東に棚橋不動滝への案内板があります。
車通行不能な荒れた林道を歩いてゆきます。約1.2kmで滝に到着します。
車通行不能な荒れた林道を歩いてゆきます。約1.2kmで滝に到着します。
いずれの滝も落差のある立派な滝です。
2017-06-05 12:37