秋の古光山・亀山・倶留尊山を歩く [奈良県の山]
10月28日 晴れ
フカタワ南東の林道終点11:12→フカタワ11:17→11:32古光山山頂11:36→
11:45古光山南峰11:50→12:00古光山山頂12:02→フカタワ12:12→
後古光山山頂12:23→長尾峠12:41→亀山12:59→亀山峠13:07→
13:24二本ボソ13:26→13:43倶留尊山山頂14:07→14:21三つ岩14:23→
西浦峠14:29→林道出合14:43→東海自然歩道石畳道入口15:03→亀山峠15:21→
おかめ池南西端15:32→長尾峠15:39→16:10フカタワ南東の林道終点
本日も紅葉を求めて、曽爾の山々を歩いてきました。ネット上では今年の紅葉は今一つで期待外れという情報が多いのですが、今日の曽爾はどうだったかというと、全体的にまだ少し早いようで、11月上旬から中旬が見ごろになりそうな気がします。
出発地の林道終点広場
出発地を「みつえ高原牧場」最上部の林道終点広場にして、一部区間を往復縦走しましたが、大峠(ふきあげ斎場付近)を出発地にして、周回したほうが距離的に短くなり、楽になります。
出発地の標高は700mと高く、フカタワまでの標高差は約65m、傾斜の緩やかな杉の植林の中を登ります。
フカタワ
ここから古光山三角点山頂までは急傾斜の激登りで、フィクスロープや木の根を掴みながら登ります。
古光山三角点山頂
山頂部は木々に囲まれていますが、切り開きから北方の倶留尊山方面、西方の住塚山・国見山方面を見ることができます。小休止した後南峰に向かいました。南峰までは小刻みにアップダウンを繰り返します。
南峰の岩峰から古光山稜線、後古光山、二本ボソ・倶留尊山、尼ヶ岳、大洞山等を見る
南峰の岩峰から兜岳、鎧岳方面を見る
南峰の岩峰で展望を楽しんだ後、折り返して北に向かいました。
フカタワから後古光山への登り
後古光山への登りも急で岩場が多く、フィクスロープや木の根を掴みながら登りました。
後古光山山頂から長尾峠へのルートは、はじめ急な降りですが、要所には階段やロープが設置されているので、それ程歩きにくくはありません。降りきると穏やかな高原歩きで、前方の亀山・二本ボソ、右方の岳の洞・栗ノ木岳・修験業山・三峰山等の展望を楽しめます。長尾峠への最後の標高差約80mの降りは急ですが、大部分に木製階段が設置されているので、楽に降ることが出来ます。
長尾峠
ここからは地理院の破線ルートではなく、現地に設置されている標識に従って亀山に向かいました。整備された幅広の歩きやすいルートです。
亀山
亀山付近から倶留尊山にかけては、月曜日にもかかわらず、観光客・登山者等でたいへん賑わっていました。土日の御在所中道よりも多いくらいでしたが、道が広いので助かりました。
二本ボソ手前の料金所も数珠繋ぎでたいへん混雑していました。
二本ボソ山頂から倶留尊山を見る
二本ボソ山頂から望む倶留尊山の姿は秀麗で、本日一番の景色でした。この付近から倶留尊山への稜線歩きは岩もあり、よい雰囲気です。
倶留尊山山頂付近から二本ボソ(手前)、後古光山、古光山等を見る
山頂で大休止し、関西方面の方と世間話をしていました。休息の後北に向かいましたが、山頂から北は人に出会うこともなく、静かな山歩きになりました。西浦峠へのルートは所々ルートが不明瞭で迷いやすいところがあり、地図読み必須です。
西浦峠
ここから下の林道出合までは、ひたすら杉桧の植林の中を下ります。上部の急勾配部は道がジグザグかつ幅広で歩きやすく、峠の標識に「ここから急な下り坂」と書かれていることから連想されるような激坂ルートではありません。途中一ヶ所林道が交差しますが、曲がらずにそのまま横断してまっすぐ下ります(地図上では最初に出合う林道を右折して進んでも東海自然歩道のルートに合するので、右折してもよいかもしれません)。
林道出合を右折してしばらく歩くと東海自然歩道に合流します。西の倶留尊山方面や東の大洞山等を眺めながら舗装道を進んでゆくと、池の平を経由して亀山峠への石畳道入口分岐に到達します。
亀山峠への石畳道入口
下部の緩勾配部は石畳ですが、上部の急勾配部は地道です。
本日二度目の亀山峠に立った後、おかめ池方面に進みました。おかめ池周辺もたくさんの老若男女の方々で賑わっていて、大きな観光地の雰囲気です。池付近では、観光添乗員の方々をあちこちで見かけました。
観光バスでいっぱいの曽爾高原観光駐車場を経て長尾峠に向かいました。峠の少し先まで道は二車線ですが、やがて細くなります。峠越えの道中には亀山、二本ボソの好展望地があります。道は下りになり、急勾配の高原道を下ると、みつえ高原の広い二車線道に到達しました。右折して古光山を眺めながら歩き、出発から4時間58分後、おかげさまで無事出発地のフカタワ南東の林道終点広場に帰着することができました。