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竜ヶ岳周回 [鈴鹿北部]

 2012年2月X日   晴れのち曇り

宇賀渓口無料駐車場10:37→12:40静ヶ岳分岐→12:52竜ヶ岳山頂13:05→山頂台地南西端13:25→14:30石槫峠14:50→17:05国道421号線旧道ゲート17:38宇賀渓口

天気予報では本日は穏やかな天気だということで、今年の干支の山竜ヶ岳に登ることにした。
最初は白竜神社付近に駐車して右回りに周回するつもりであったが、積雪で駐車するスペースがなく、宇賀渓無料駐車場からの出発になった。

下部では積雪も少なくトレースもあり、アイゼン無しで順調に歩いてゆく。新しく開設された遠足尾根への道を歩くのは初めてであるが快適な道である。トレースのおかげで沈み込みも少ない。
途中ホタガ谷道分岐付近からホタガ谷道を見たがトレースがついていなかった。歩きにくいホタガ谷道よりもこちらのルートのほうが安全なので、このルートが冬のメインルートになったようである。
道中わりと暖かかったのであるが、標高1000メートル付近から氷点下になったようでやや寒く感じた。山頂まで2時間15分、ホタガ谷道よりも時間がかかるルートである。

竜から藤原.jpg
山頂から藤原岳

もうち谷源頭.jpg
モウチ谷源頭部の雪庇

竜樹氷.jpg
樹氷

山頂台地南西端付近まではトレースがあったが、それ以南にはなかった。願わくはトレースがあって欲しかった。
積雪期の石槫峠へのルートで注意しなければならない地点が3箇所ほどある。一つ目は重ね岩付近である。主尾根と思われるルートを下ってゆくと重ね岩のやや右に達する。この時点でルートを外れている。重ね岩の上部で左に行くようにしなければならない。私はルートを外してしまっていたが急斜面を無理に降り、重ね岩の少し西にたどり着いた。重ね岩から80m程東に県境尾根がある。そこまでのトラバースは胸までのラッセルで這うようにして進んだ。
二つ目の注意地点は標高820m地点である。ここもうっかりしていると右の支尾根に入ってしまう。私も50m程入っておかしいと気づいた。直角に左へ折れて進まなければならない。
三つめの注意地点は標高790m地点である。前方が急に広くなりどこへ行けばよいのか分からなくなる。右へ折れるのが正解である。
以上が注意箇所である。峠付近も少し分かりにくいがまあ大丈夫でしょう。

石槫.jpg
石榑峠

峠で遅い昼食になった。しばらく休息してから出発したが、少し歩けばトレースが現れるのではないかという期待をもっていた。しかしそれは甘かった。距離が長くなるが最も歩きやすいと思われる国道旧道を下山ルートに選んだのであるが大変歩きにくい。積雪は深くガードレールよりも高い。つぼ足なのでひざまで沈んでしまい体力を消耗した。歩けども歩けども進んでいる気がしなかった。雪がなければ1時間15分ほどで出発点に戻れるはずである。が、1時間たっても2時間たっても膝までのラッセルが続いた。ゲートが近くなってきた頃やっと雪が少なくなり歩きやすくなった。結局ゲートまで人間のトレースはなかった。

旧421号.jpg
国道旧道

ゲートを過ぎたところで若い3人の男女がコスプレスタイルで撮影をしていた。本格的な機材を使っていた。
私「すごいですね」。
女性「すみません」。
私「いや、そんなことない。すばらしー」。

ゲートの少し下から除雪されていたので歩きやすくなった。このような長い距離のラッセルは長らくしておらず久々のタフな雪道歩きとなった。


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