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元越谷南股源流 周回 1 [鈴鹿南部]


 5月3日、以前より考えていた元越谷の源流を通いなれた小岐須・大岩谷を起点として周回してきました。
 元越谷の上流部は 北俣、中俣、南股 と三つに分ける区分がなされているようです。
 今回はそのうちの南股の上流部 元越谷南股東沢(沢の呼称が分からないので仮称) と 仏谷を歩きました。
 元越谷南股東沢は地形図を見ると比較的穏やかな沢のように見えます。
 この沢歩き計画において、私は事前にレポート等を読んだりせずに地形図だけで「容易」と判断し、楽観的な気持ちで沢装備を省略して準備をしました。
 しかしそれは判断ミスで、結果として無事に東沢を下降することができたのですが、多段滝の下降では肝を冷やしました。
 やはり山では基本に忠実でなければなりません。「備えあれば憂い無し」かもしれません。

 長くなりますので「大岩谷~イワクラ尾根通報ポイント1」 と 「イワクラ尾根通報ポイント1 以降」 に分けてレポートいたします。

 5月3日  晴れ 時々 曇り

起点0→0:06大岩谷終点→0:19紺屋谷出合→0:25大岩谷渡渉点→
0:43連滝群最奥滝0:57→1:07 H=610尾根とりつき1:10→1:41イワクラ尾根→
2:03イワクラ尾根No.1ポイント→2:06県境鞍部→2:23休息地2:53→
3:18多段滝3:34→3:41仏谷出合3:47→3:55休息地4:03→4:28吊尾根→
4:34小岐須峠4:41→5:48起点

平面距離  9.38km

沿面距離  9.72km

累積標高  約902m


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 GPS歩行軌跡


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 宮指路岳登山口


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 大岩谷林道終点


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 ムベの花が美しい


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 紺屋谷出合より少し上流にある大岩谷の滝


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 大岩谷渡渉点
 この地点の少し東が 松の木谷出合 です。
 渡渉して数メートル歩けば分岐で、右が 松の木谷ルート、左が 大岩谷一般ルートです。
 白滝を見物する場合は、この渡渉点から大岩谷を遡行することになります。大岩谷一般ルートからは照葉樹繁茂のため白滝を望むことができません。
 急勾配の左岸一般ルートを上り勾配が緩くなってくると沢が近づいて、白滝上流の連滝群を見ることができるようになります。


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 連滝群最後の滝
 高さ10m余り、廊下もすばらしい。


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 滝上から下を見る


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 滝上から上流を見る
 ここから沢は緩やかになり谷が開けます。
 ミズナラが多く、ちょっとした別天地の雰囲気がありますが、近年虫害で枯れ木が多くなりつつあります。
 標高610m地点まで沢の分岐が多くて迷いやすい地形が続きます。しかしテープ・リボン等が木に多く付けられておりますので参考になります。


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 標高610m地点の沢分岐
 ここで渡渉すると標高613m(地理院地形図での標高)くらいの尾根末端。


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 尾根末端
 立木にテープが巻かれています。
 左右どちらの沢を遡行してもよいし、尾根を上ってもよいわけですが、今回は歩きやすいと思われる尾根を選択しました。


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 少し上ると広々とした尾根風景
 地形図のとおりですが、雰囲気の良い二次林のなかをしばらく上ります。


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 イワクラ尾根に到達
 立木にテープが巻かれています。この地点でシロヤシオが咲いていました。


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 イワクラ尾根通報ポイント3 宮妻峡・奥の谷方面 分岐点


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 アカヤシオ
 ほとんど終わっていました。


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 県境 イワクラ尾根通報ポイント1
 起点からここまで2時間あまり、のんびりムードで歩くことができました。
 この先、県境を北に少し下ると鞍部で、元越谷南股東沢下降の起点となります。





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