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宇賀溪入口から 福王山、三池岳、石槫峠 周回往復 [鈴鹿南部]


 先週に引き続き福王山周辺を歩いてきました。
 前回竜ヶ岳上部の雪がほとんど消えているのを見て『これならばローカットの山靴でも歩けるだろう』と、三池岳・石槫峠方面にも足を延ばしました。
 いつものように出発時刻が遅くなりまして、三池岳から先は急ぎ足になりました。日が長くなってきましたので、おかげさまで明るいうちに下山することができました。


 3月18日  晴れのち曇り

駐車地0→0:18水晶キャンプ場跡→0:41八風牧場跡分岐→0:53尾根道四叉路→
1:07福王山山頂→1:35八風牧場跡分岐→1:45三池岳登り口→
2:25八風キャンプ場分岐→2:41三池岳三角点→2:45三池岳山頂2:56→
3:40石槫峠3:45→4:32駐車地


行動距離  17.0km(左はGPSの値で、実際には約17.6km)

累積標高  1268m


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ルート図

 駐車地は宇賀溪口にある国道421号線横の駐車場です。私が着いたときはほぼ満車になっていました。若干の余裕がありましたのでそこに駐車させていただきました。
 到着後早速準備をして出発しました。
 駐車場西端付近で鋭角に左折して旧道に入り少し下ると東海自然歩道入口の表示板があります。


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 自然歩道入口と表示板
 水晶キャンプ場跡までの間、自然歩道は一部国道421号線と合流する区間があります。水晶キャンプ場跡の手前で421号線沿いから離れて左に曲がります。


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 水晶キャンプ場跡
 八風牧場跡までは東海自然歩道で歩きやすい道が続きます。


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 八風牧場跡分岐点手前の東海自然歩道


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 八風牧場跡分岐点と福王山
 ここから60mほど先に、東海自然歩道福王山方面と三池岳方面林道の分岐点があります。
 先に福王山山頂に向かいますので、そこまでは行かずにここで左折しました。


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 牧場跡から福王山を見る
 なぜか心がなごむような景色です。


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 福王山へのルート途中から竜ヶ岳を見る


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 尾根道ルートと谷ルートの分岐点  
 八風牧場跡分岐点から320mほどでここに到達します。
 前回は福王山山頂近くから谷ルートを下ってここに着きました。
 尾根道ルートはここで左に曲がります。山腹を約200m進むと尾根上の四叉路に到達します。


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 尾根上の四叉路二又地点
 ここは変則四叉路になっています。標識がありませんので登り下りともにルートを間違えないよう注意が必要なところです。
 登りの場合、右折してまた直ぐに二又になります。左の山腹道ではなく右の尾根道を登ります。


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 尾根上の雨宿りできそうな岩


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 山頂近く...尾根道ルートと谷ルートの分岐点(上部側)
 前回はここから谷ルートに入りました。入口には少し太い杉があります。


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 福王山山頂
 先ほどの分岐から30mあまり歩いて山頂到着です。

 ここで折り返して、八風牧場跡~三池岳登り口と進みました。


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 三池岳登り口
 標識はありません。木に赤スプレーが吹き付けられてますのでそれが目印になります。

 ここで林道から三池岳登山道に入ります。このルートを歩くのは約5年ぶりで2013年4月以来です。


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 途中の樅林
 標高550mから860m付近まで急勾配の厳しい登りが続きます。


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 標高860m付近の八風キャンプ場方面分岐点
 ここから勾配が少し緩くなって歩きやすくなります。ルート上には残雪がところどころありました。


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 お菊池


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 ガレ場上部を通過


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 三池岳三角点到着。竜ヶ岳方面を見る


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 県境、三池岳山頂から三池岳三角点方面を見る


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 三池岳山頂から三池岳北峰を見る


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 三池岳山頂から釈迦ヶ岳方面を見る

 さて、三池岳三峰について以前からどの峰が一番高いのか気になっていました。 
 今回 etrex30x の気圧式高度計で高さを比べてみました。短時間ならば気圧変化も少なくて割と信頼できる相対的標高差を知ることができるかもしれません。

当日、etrex30x での標高

三角点   968.67m

県境の本峰 972.03m

北峰    972.51m

 本峰と北峰の標高差が微妙です。気圧式高度計ではやはり自信をもってこうだということができません。
 一番正確に標高差を知るには、レベル(測量機)と標尺を持って行って三角点~北峰間を往復測量するのが良いのですが(レベルは軽いですから短時間で終わり、2名いれば労力はさほどでもありません)、機会があればやってみたいですね。

 山頂で結構な時間になりました。通常ならば山歩きを終わっていてもよいくらいの時間になりましたので、帰りを急ぐことにしました。


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 三池岳北峰山頂の少し北から竜ヶ岳方面を見る


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 石槫峠
 ここで小休止して補給をしたあと、いつものように低速ジョグで駐車地まで進みました。

 開始から4時間32分後、おかげさまで無事今回の山歩きを終えることができました。


 上の行動距離について
 石槫峠から宇賀溪口駐車地までの平面距離はGPSでは6592mになりました。以前も書きましたがGPSのオートでは測定間隔が粗くなりがちで、ヘアピンカーブ等で短絡してしまい、実際よりも距離が短く計測されてしまいます。
 ウェブの地理院地形図「距離測定」で計測してみますと7182mになり、かなりの差があります。








福王山周回ルートを歩く [鈴鹿南部]


 3月11日と18日に福王山周辺を歩いてきました。

 さて福王山を歩く場合、神社参拝をして山頂まで往復するだけですと、距離が短すぎてすぐに終わってしまいます。
 そこで、11日は山頂先の尾根ルートを降って八風牧場跡を経由する周回往復を予定していました。現地を歩いてみて予定ルートを変更することはよくあります。
 今回も予定変更になりまして、現地の山頂先で新しく切り開かれたルートを見つけましたので、そちらのルートを歩くことにしました。
 新ルートの現況は、危険な急斜面の下りがありお薦めのルートとはいえませんが、山頂から旧八風牧場に至る最短ルートになります。
 当初予定していた尾根ルートは、道が割とはっきりしていて途中竜ヶ岳方面の展望もある好ルートで18日に歩きました。
 今回は11日の報告で、18日に歩いた記録は次回にレポートしたいと思います。


 3月11日  曇り

福王神社駐車場0→0:07鳥居前→0:15福王神社本殿0:18→0:39福王神社奥宮→
天狗の踊り場→0:50福王山山頂→0:52分岐点→1:11八風牧場跡1:21→
三池岳登山口方面林道歩き→1:57八風牧場跡→2:30鳥居前→2:37福王神社駐車場


歩行距離  7.2km

累積標高  572m

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 ルート図(三池方面等一部の歩行軌跡省略)

 R306を北上し菰野町田口で左折してしばらく進むと、三重用水の宮川ダム横を通り過ぎ、やがて福王神社の広い駐車場に着きます。
 今回はそこに駐車させていただきました。この先急坂になりますがその上の福王神社の鳥居前にも駐車場があります。
 到着後早速準備をして出発しました。


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 鳥居手前の新林道入口と新しい伐採跡地


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 福王神社鳥居
 鳥居前の説明板によりますと、福王神社は毘沙門天をおまつりしており天狗伝説があるそうです。
 福王山山林は江戸期には桑名藩のご用林(現在は国有林)となりスギ・モミを植林したそうで多くの巨木があったそうです。それらの巨木は残念ながら度々の山火事で焼失したそうですが現在も一部巨木が残っているそうです。
 近くの三重森林管理署表示板によりますと国有林の他に民有地もあるようです。

 鳥居から参拝道を進んで本殿に着きました。
 参拝のあと本殿に向かって右手の登り口から奥宮に進みました。
 杉・檜植林下の道は全体に歩きやすいですが、一部倒木があって少し歩きにくい所もあります。


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 倒木


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 奥宮
(訂正追記です。このあたりが「天狗の踊り場」のようです) 

 奥宮を参拝したあと少し南に向かいました。
 平たん部の末端辺りで折り返して奥宮に戻り山頂に向かいました。
 奥宮から山頂へのルートは近年不明瞭になりわかりにくくなっています。コンパスと地図またはGPSがあれば山頂到達は容易です。


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 福王山山頂
 山頂での展望はよろしくありません。ここから西北西に少し進むとテープおよび青い測量杭があり、左手に大杉と切り開きが見えます。
 上で書きましたように当初は右手の尾根ルートを進むことにしていました。しかしここで伐開斜面を見つけましたので予定を変えることにしました。
 新しいルートが開設されたと判断して(後で考えるとそうではなく境界測量のための伐開ルートかもしれません)急斜面ルートを下ることにしました。


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 急斜面下降ルート中にある測量杭
 この青色測量杭はルート中各所にあり、東海自然歩道上を含め福王神社鳥居の南まで続いていました。

 急斜面のやや凹ルートを下ってゆくとやがて杣道らしき道型が見えだし、コンクリート境界杭もあります。

sawa-toshou.jpg 

 渡渉点
 ここで沢を渡って右岸の尾根に取付きました。この付近が尾根ルート・沢ルートとの分岐になります。尾根上サイドにはところどころ牧場跡の電線や有刺鉄線の残骸があります。青杭も各所にあります。


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 八風牧場跡
 広々していて良い眺めです。東海自然歩道が見えています。


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 東海自然歩道分岐点と福王山
 ここは三池岳方面、福王神社方面、宇賀溪方面の分岐点です。
 次回山歩きの下見のためここから三池岳登り口の少し向こうまで歩いて状況を確認したあと、折り返してまたここに戻りました。
 この分岐点から福王神社に向かうルートは東海自然歩道ですので歩きやすいです。この辺りもシカがたくさん繁殖しているようで、途中何度もシカに出合いました。


kirihata-hukuou-bunki.jpg
 福王神社鳥居の南方、切畑方面分岐点
 このあたりの杉・檜林は最近伐採されたようで、見通しが良くなっています。
 自然歩道はこの少し先で伐採枝等のため通行不能になっていますので、少し上につけられた新しい林道に上り、林道を歩いて福王神社鳥居前に向かいました。


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 新しい林道

 開始から2時間37分後、おかげさまで無事今回の山歩きを終えることができました。
 
 







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