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仙ヶ岳東峰北尾根 [鈴鹿南部]

 地形図を見ると仙ヶ岳東峰から北東に尾根がのびています。その尾根を降りのルートにして歩いてきました。
 この尾根は東峰山頂から200m程で尾根分岐があります。一方はアライ谷合流点付近に達する尾根で、もう一方は仙ヶ谷合流点付近に達しています。
 今回は前者のアライ谷に達する尾根を歩いてみました。

 5月30日  晴れ時々曇り

小岐須峡大石橋付近0→0:22林道終点→0:36仙ヶ谷分岐→0:45アライ谷渡渉点→
1:10小社峠1:13→1:36仙ヶ岳西峰1:42→1:51仙ヶ岳東峰2:07→
2:56アライ谷渡渉点→3:34小岐須峡大石橋付近

平面距離  8.57km

沿面距離  8.81km

累積標高  約715m

 小岐須峡林道は5月30日現在、大石橋先の駐車場まで通行止め等なくスムーズに通行できます。
 新型肺炎の規制が解除されたためか当日はどの駐車場も結構な台数でした。


ogisu-oku-P.jpg
 大石橋先の駐車場(帰路撮影)
 一般車はここまで進入可です。


rindou-end.jpg
 林道終点
 駐車している車は山林作業に来られた方のものです。
 この先小社峠までずっと杉の植林下の沢沿い道が小社峠まで続きます。
 現在は薄暗いコースですが、私が初めて歩いた五十数年前はたいへん明るい道でした。


sengatani-bunki.jpg
 仙ヶ谷道分岐


arai-tani-toshou.jpg
 アライ谷渡渉点付近


koyashiro-touge-point.jpg
 小社峠手前の標識


koyashiro-touge.jpg
 小社峠
 ここで小休止しました。
 いままで運動不足ぎみの生活が続いていましたのでパフォーマンスがイマイチできつかったです。


tsutsuji.jpg
 県境稜線のツツジ
 シロヤシオの花は散った後で地上の落花数は少なかったので本年は裏年だったようです。またベニドウダン等も花数は少ないようです。


sengatake-touhou.jpg
 県境稜線から仙ヶ岳東峰と北尾根を見る
 上で書きましたように東峰到達後この北尾根を降りました。


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 仙ヶ岳西峰山頂


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 仙ヶ岳東峰南尾根


sengatake-touhou-top.jpg
 仙ヶ岳東峰山頂
 山頂から少し北に進むと岩があり良い眺めです。ここでしばらく休みました。


seihou-sakuraguchi-watamuki.jpg
 山頂から 仙ヶ岳西峰~サクラグチ~綿向山


sakuraguchi-watamuki-amagoi.jpg
 サクラグチ 綿向山 雨乞岳 高円山 等


amagoi-gozaisho-kama.jpg
 雨乞岳~御在所岳~鎌ヶ岳 高円山 宮指路岳 等


gozaisho-kama-nyuudou.jpg
 御在所岳~鎌ヶ岳 雲母峰 入道ヶ岳 宮指路岳 等

 岩場で景色を楽しんだ後、北尾根を降り始めました。山頂から200mほどの尾根分岐までは踏み跡道がありますがそこで道は消えます。
 上で書きましたようにアライ谷合流点方面に向かう尾根を選択しました。ヤブで分岐等判りにくいですから標識等がない尾根降りの場合はコンパス・GPS・高度計等が必要です。


kitaone-buna.jpg
 ブナ等が混じる雰囲気の良い二次林


kitaone-iwa.jpg
 岩のヤセ尾根


kitaone-iwa-2.jpg
 ヤセ尾根から北の眺め


kitaone-iwa-nonobori.jpg
 ヤセ尾根から野登山を見る

 さらに降ってゆくと尾根の右手は桧の植林になります。


kitaone-kenkyou-kushiro.jpg
 県境稜線と宮指路岳
 三体仏岩がよく見えます。写真には写っていませんが東海展望も見えます。


kitaone-hinoki.jpg
 もっと降ると桧林
 この写真のように歩きやすい区間や、激降りの危険な急傾斜区間があります。

 本流の沢が近づくと杉林になります。尾根末端付近で渡渉して左岸の登山道(アライ谷渡渉点すぐ近く)に合流しました。


yamaakagaeru.jpg
 ヤマアカガエル

 開始から3時間34分後、おかげさまで無事今回の山歩きを終えることができました。

 あとがき
 仙ヶ岳東峰北尾根等バリエーションルートは、静かな山歩きをしたい場合には、ありがたい領域です。しかし
 今年もまた新聞等で東海近畿地方の山中遭難記事をたびたび見るようになりました。
 私自身このごろ「どこであっても山は危険がいっぱいで楽観的な場所ではない」と強く感じております。
 とくにバリエーションは何かあった場合の危険度が高くなり、助からない可能性が大きくなります。
 山に入った場合は自己あるいは自分たちの能力を見極め、見栄と意地を張った無理な山歩きをしないよう、自分に言い聞かせております。







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