道のない未知の尾根を下るのは… [その他]
初めての尾根でかつ登山道のない尾根を下りながら目的地に到達するのは、一般的に尾根分岐が結構あり判断力を要します。常識的なことかもしれませんが私のやり方を書きます。
1. 尾根Aを末端まで下って沢Dに降り、沢を下降して目的地に到達(沢Dに危険な滝や廊下があることが予想される場合は下降不適で2.が適)
2. 尾根Aを下り、途中で尾根Bに移り、尾根Bを下って目的地に到達
険しい山腹をトラバースしながら下るというマニアックな方法等を除けば、これら二つの下降の仕方が一般的と思われます。
上の図では尾根Aから尾根Bに乗り換える地点が判りにくい地形になっています。このようなことはよくあります。繁茂地帯、ガスによる見通し不良のときは特に判りにくくなります。
そのようなときはGPS+コンパスがたいへん役に立ちます。
尾根の乗り換え地点が近づいてきたら任意の地点アを定め、地点アを中心とする尾根Bの始まり付近への方向角をGPSの地形図とコンパスで読みます。GPSでもとめてもよいです。
上の図では尾根Bの始まり付近への方向角は約180度なので、およそコンパスの磁針が示す南の方向へ降れば良いことになります(厳密には磁針の西偏角約5度の補正が必要)。
(方向角とは、任意の地点から真北の方向を0度とし、目的地への角度が右回りに何度となるかを示す値です。磁針による磁北を0度として右回りに角度を示す場合は「方位角」といいます)
方向角とか方位角とか一般の方にはなじみがなく難しく感じられるかもしれませんが、この方法は一般的で慣れれば簡単で難しくありません(私は測量士ですので「方向角・方位角」という言葉には慣れています)。
尾根Aから尾根Cの始まり点に向かう方法も下りながら時々方向角を修正しながら歩き下って到達できます。
そのようなときはGPS+コンパスがたいへん役に立ちます。
尾根の乗り換え地点が近づいてきたら任意の地点アを定め、地点アを中心とする尾根Bの始まり付近への方向角をGPSの地形図とコンパスで読みます。GPSでもとめてもよいです。
上の図では尾根Bの始まり付近への方向角は約180度なので、およそコンパスの磁針が示す南の方向へ降れば良いことになります(厳密には磁針の西偏角約5度の補正が必要)。
(方向角とは、任意の地点から真北の方向を0度とし、目的地への角度が右回りに何度となるかを示す値です。磁針による磁北を0度として右回りに角度を示す場合は「方位角」といいます)
方向角とか方位角とか一般の方にはなじみがなく難しく感じられるかもしれませんが、この方法は一般的で慣れれば簡単で難しくありません(私は測量士ですので「方向角・方位角」という言葉には慣れています)。
尾根Aから尾根Cの始まり点に向かう方法も下りながら時々方向角を修正しながら歩き下って到達できます。
私はGPS+コンパスが良いように書きました。それは私はガーミンetrex 30xを現在使っていることによります。この機種は反応が鈍くてしかも軌跡の矢印の方向も安定しません。それらの点が以前使っていたetrex 20と異なる点です。
また電子コンパスもオイル入りポケットコンパスよりも安定していません。したがってGPS+コンパスが良いと私は考えています。
最近ネットで検索してみたところ登山用GPSにおいて、ガーミン社製ではmap66sの評価が上がっていますので、次の機種はmap66sを使うことができればと思っています。
また電子コンパスもオイル入りポケットコンパスよりも安定していません。したがってGPS+コンパスが良いと私は考えています。
最近ネットで検索してみたところ登山用GPSにおいて、ガーミン社製ではmap66sの評価が上がっていますので、次の機種はmap66sを使うことができればと思っています。
さて、前回私はGPSとコンパスを持っていたのにルートミスをしました。これはよくあることであり、ずぼらな私の性格によるものです。
違う尾根に入ってすぐにGPSでルートが違うことに気付きましたが、『この歩きにくい尾根を下るのも勉強になっていいな。下の沢も平沢だし、このまま下ろう』と判断しました。
場合によりますが、安全性が高ければそうしても良いと考えています。
違う尾根に入ってすぐにGPSでルートが違うことに気付きましたが、『この歩きにくい尾根を下るのも勉強になっていいな。下の沢も平沢だし、このまま下ろう』と判断しました。
場合によりますが、安全性が高ければそうしても良いと考えています。
2019-12-07 00:38