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近江、湖東の里山、雪野山を歩く [滋賀県の低山]


 昨年は当ブログにお越し頂きまして有難うございました。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 さて、本年の初歩きは、湖東の里山、雪野山山塊を縦走周回してきました。
 雪野山山塊は、遊歩道等が各所に整備されていて気軽に山歩きができ、しかも随所で展望が楽しめるという里山です。このように整備されている里山は、湖東ではこの山塊が随一ではないかと思われます。
 またこの山塊は、古墳等遺跡が多いことで有名で、円墳や前方後円墳が200基以上存在するそうです。


 1月10日  曇り後時々晴れ

駐車地0→0:17野寺城跡→0:32大岩→0:46雪野山山頂0:51→1:01高圧鉄塔前分岐→
1:08ピーク277m→1:13高圧鉄塔前分岐→1:21ピーク277m 1:29→
1:35女坂の乗越→1:57大岩展望台→2:08腰越→2:17鳴谷バス停方面下山口→
2:21折り返し点→2:25鳴谷バス停方面下山口→2:28杓子山登り口→3:16駐車地
(注: 277mピークから高圧鉄塔分岐まで一度引き返しています。その後順方向に縦走を再開しています)


歩行距離 12.14km


 竜王町川守の竜王町農村運動広場横の駐車場に駐車させていただきました。近くの妹背(いもせ)の里にも無料の駐車場があります。


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 駐車場から、雪野山を見る

 駐車場から200mほど進むと、天台宗の寺院、雪野山龍王寺前に着きます。その隣が天神社で、天神社の向かって左手に雪野山ハイキングコース・山の神コース入口があります。
 今回は、野寺(のでら)城跡に立ち寄ることにしたため、山の神コースには入らず、まっすぐ進みました。


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 分岐点の山の神コース入口


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 ゲート
 山の神コースに入らず、まっすぐ進むと直ぐにフェンスの扉で、開け閉めして山道に入りました。分岐がいくつかありますが、標識に従って野寺城跡に向かいました。


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 野寺城跡
 説明板によりますと、野寺城の(歴史的)時期について、詳細なことはわかっていないそうです。
 遺跡を見学した後、シナド越を経て大岩に向かいました。道中にはツツジ類が多いのですが、暖冬の影響でしょうか?1月にもかかわらず、あちこちでモチツツジの花が一輪、また一輪と咲いていました。


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 大岩


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 大岩近くの東屋 


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 モチツツジの花

 大岩周辺は木々が刈り払われていて、好展望です。
 

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 大岩付近から四方草山以南の鈴鹿の山々を見る


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 大岩付近から飯道山、阿星山、十二坊(手前)方面を見る


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 大岩・東屋の西付近から十二坊、菩提山、三上山、鏡山等を見る


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 大岩・東屋付近から繖山、箕作山方面を見る


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 大岩・東屋付近から布施山、鈴鹿北部の山々を見る

 大岩から雪野山山頂までの稜線は、岩の露出している区間があり、楽しく歩けます。


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 雪野山山頂
 この山頂付近は前方後円墳だそうで、山頂近くにその説明板があります。


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 説明板
 クリックして拡大すると読める大きさになります。


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 山頂少し下から駐車地、妹背の里方面を見る

 山頂から次の鞍部までの遊歩道の両サイドにはツツジ類が目立ちます。


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 岩場
 この付近では、モチツツジの他にミツバツツジも咲いていました。冬にミツバツツジの花を見るのは初めてです。


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 ミツバツツジの花

 鞍部の手前、高圧鉄塔手前に分岐があります。


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 高圧鉄塔手前の分岐
 鉄塔の向こうに見えている山は、277mピークです。右折すれば山麓の古墳公園、左折すれば縦走路です。
 今回277mピークまで進み、ミスで一旦鉄塔前分岐まで戻り、また順方向に縦走を再開しました。歳ですね。やはりどこかでミスをしてしまいます。
 
 277mピークから先は、しばらく階段の急な下り坂が続きます。


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 女坂の登り切った地点→鞍部
 伝説の女坂の径、登り坂の頂部に降り立ちました。この鞍部から縦走路をさらに進むとピーク付近に東屋があります。


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 東屋
 前回(たぶん10年以上前)ここで食事休息をしたことを思い出しました。

 尾根道を下ってゆくと、やがて溜池展望台に着きます。


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 溜池展望台から繖山(左)、箕作山方面を見る

 この先、歌坂峠、2ヶ所ある盆の木跡展望台、大岩展望台等と、縦走路の主要ポイントがあります。


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 一つ目の盆の木跡展望台
 この少し先に二つ目の盆の木跡展望台があります。


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 二つ目の盆の木跡展望台


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 大岩展望台から箕作山方面を見る
 箕作山の右手には、鈴鹿の御池岳が見えています。大岩展望台から少し進んだところに安妃山の三角点があります。


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 腰越山展望台から御池岳方面を見る


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 腰越
 峠の道路両サイドには猪よけのフェンスがあり、扉で出入りするようになっています。この峠にも駐車場があります。
 
 腰越からしばらく進むとピークに到達しますが、その山名は上記pdfの地図から推定すると、ひょっとして「杓子山」かもしれません。
 ピークから2分ほど歩くと鞍部で、標識があります。


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 鞍部の標識
 標識に示されているように、縦走路(遊歩道)は雪野山山塊の西北端まで達しておらず、展望台の西で終わっていますので、ここが最西北端の下山口になります。


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 雪野山山塊、最西北端の展望台
 写真左手の山は 岩倉山、右手の山は 瓶割(かめわり)山です。
「この先行き止まり 通行止」とありましたので、その地点を確かめるためしばらく西進しました。やはり少し進むと遊歩道は終わっていましたが、遊歩道終点に進入禁止のロープ等はありません。地理院地図には、山塊の西北端まで道が描かれていますが、トラブルになると困りますので途中で折り返して戻り、鞍部の下山口からふもとに下山しました。

 下山後は「今回のルート」のGPS軌跡のように山塊のふもとを左回りで進みました。一部の県道沿い等を除いて、大部分は車の通行が少なく、気軽に歩くことができます。
 道中、竜王町浄土寺、竜王町新巻等、道路沿い各所に登り口があり、駐車場も整備されています。最初にも書きましたが、湖東でこれだけ遊歩道・駐車場等の整備された里山は、他にはないかもしれません。


 縦走周回中、一部ミスがありましたが、出発から3時間16分後、おかげさまでこれといったトラブルなく、今回の山歩きを終えることができました。

 
 
 
 


 
 
 


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